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【R-15】稀子編 第2章
第366話 稀子と初詣の道中 その1
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俺と稀子は一緒に山本さんの家に出て、今から波津音神社に初詣に行く訳だが、俺は手元に財布が無いため、一度俺のアパートに寄ってからの出発となる。
(財布の中は……まぁ、これだけ有れば足りるだろう!!)
財布の中身は金持ちでは無いが、初詣を楽しめるだけのお金は入っている!!
初詣に行く以上、神社へのお賽銭やおみくじ代。お守りを授かる時にお金が必要と成って来るし、それに縁日も必ず出ているだろう!
時間も昼食の時間をまたぐ訳に成るし、それに稀子の事だ。何かを強請ってくるに違いない!?
俺が部屋に財布を取りに行ってる間、稀子は部屋の中に入っては来なかった。
外も今日はそんなに寒くないから『外で待っている!』と稀子は言った。
新年早々……俺が稀子を襲う訳無いのに!?
「お待たせ!」
「稀子!!」
俺は財布を持って、部屋の鍵を閉めて、稀子と再度合流する。
此処からが、本当の初詣デート始まりで有る。
「風も穏やかで……今日は冬らしくない日だね。比叡君♪」
稀子は和やかな表情で言ってくる。
波津音神社へは路線バスで向かうので、俺の家と山本さんの家から一番近いバス停(中町)に、俺と稀子は徒歩で向かっている。
「そうだね!」
「今日は、少し冬らしくない日だ!!」
この地域は雪が降る事は少ないが、冷たい風が良く吹く地域で有る。
○○おろしと言う奴だ!!
快晴の日でも、○○おろしが吹くと本当に寒い!!
体が本当に縮こまる!!
けど、今日はそれが無いと言うか、弱いから冬らしくない日で有る!!
俺は稀子と雑談をしながらバス停に向かっているが……俺は1つ気に成る部分が有った。
(稀子の奴…。コートは着ているのだが……これって学園のコートだよな?)
稀子は見慣れた私服姿の上に、学園指定の青色系スクールコートを羽織っている。
このスクールコートは俺にも思い出深いコートで有り、俺が初めて稀子と出会った(見付けた)時の姿格好で有る。
稀子が駅コンコース終点付近に、スクールコートを羽織って、旅行カバン代わりに学園バックを側に置いて体操座りをしていた……
(稀子も……おしゃれに興味が有る感じはしないが、防寒具はスクールコート以外無いのかな?)
稀子と、本格的な冬時期にデートをするのは、今日が初めてで有る。
去年も稀子と遊んだ(みなと水族館)が、あの時は恋人関係では無く親友関係で有る。
先月も稀子と遊んだが、その時は鈴音さんや山本さんが一緒だったので、山本さんが車を出してくれた。
別の日は異常に暖かい日だったので、稀子はコートを着ていなかったりと、稀子のスクールコート姿を、学園の日以外で見るのは本当に久しぶりで有った。
俺は気に成ったので、稀子に聞いてみる。
「稀子!」
「今日は学園のコートを着ているが……それは、稀子のお気に入りか?」
『稀子は、それしか持っていないの!?』とは流石に聞けないので、俺は遠回しに稀子に聞く。
「ほぇ…?」
「どうして、そんな事聞くの。比叡君?」
不思議そうな表情をしながら、稀子は聞いてきた!
やっぱり防寒具は……スクールコートしか持っていない感じだ。
「いや…、稀子と初めて出会った時も、その姿だったなと思ったから//////」
俺は少し恥ずかしそうに言う。
「初めて……あぁ!」
「そう言えばそうだったね。比叡君!♪」
稀子は俺と出会った当時を思い出して、弾んだ声で言う。
「……比叡君と出会って、もうすぐ1年に成るね♪」
「本当に付き合いだしたのは、まだ先だけど…!」
稀子は微笑みながら言う。
コートの会話から、出会った当時の話しにズレてしまったが……まぁ、良いや。
「けど、世の中分からないね!」
「あの時の出会いから、私と比叡君が親友関係から恋人関係に変わって、更には将来を約束する仲まで発展してるから!!」
和やかな表情で言う稀子。
本当に、俺と稀子の出会いからの進展は、ドラマの世界顔負けの世界だ。
まだ学園生で有り、更には中学生にしか見えない稀子と年の差恋愛が出来て更には、お互いが相思相愛しているのだから……
「……俺も本当に、稀子と出会えて良かったと思っているよ…!」
「鈴音さんにも出会う事が出来たし、俺の人生が冗談抜きで180度変わった……」
「あの時に、勇気を出して声を掛けて良かったよ……」
俺は歩きながら稀子に感謝の言葉を述べる。
出会った当時から、稀子は俺のタイプ女性で有ったが、こんな展開は夢にも見ていなかった。
(財布の中は……まぁ、これだけ有れば足りるだろう!!)
財布の中身は金持ちでは無いが、初詣を楽しめるだけのお金は入っている!!
初詣に行く以上、神社へのお賽銭やおみくじ代。お守りを授かる時にお金が必要と成って来るし、それに縁日も必ず出ているだろう!
時間も昼食の時間をまたぐ訳に成るし、それに稀子の事だ。何かを強請ってくるに違いない!?
俺が部屋に財布を取りに行ってる間、稀子は部屋の中に入っては来なかった。
外も今日はそんなに寒くないから『外で待っている!』と稀子は言った。
新年早々……俺が稀子を襲う訳無いのに!?
「お待たせ!」
「稀子!!」
俺は財布を持って、部屋の鍵を閉めて、稀子と再度合流する。
此処からが、本当の初詣デート始まりで有る。
「風も穏やかで……今日は冬らしくない日だね。比叡君♪」
稀子は和やかな表情で言ってくる。
波津音神社へは路線バスで向かうので、俺の家と山本さんの家から一番近いバス停(中町)に、俺と稀子は徒歩で向かっている。
「そうだね!」
「今日は、少し冬らしくない日だ!!」
この地域は雪が降る事は少ないが、冷たい風が良く吹く地域で有る。
○○おろしと言う奴だ!!
快晴の日でも、○○おろしが吹くと本当に寒い!!
体が本当に縮こまる!!
けど、今日はそれが無いと言うか、弱いから冬らしくない日で有る!!
俺は稀子と雑談をしながらバス停に向かっているが……俺は1つ気に成る部分が有った。
(稀子の奴…。コートは着ているのだが……これって学園のコートだよな?)
稀子は見慣れた私服姿の上に、学園指定の青色系スクールコートを羽織っている。
このスクールコートは俺にも思い出深いコートで有り、俺が初めて稀子と出会った(見付けた)時の姿格好で有る。
稀子が駅コンコース終点付近に、スクールコートを羽織って、旅行カバン代わりに学園バックを側に置いて体操座りをしていた……
(稀子も……おしゃれに興味が有る感じはしないが、防寒具はスクールコート以外無いのかな?)
稀子と、本格的な冬時期にデートをするのは、今日が初めてで有る。
去年も稀子と遊んだ(みなと水族館)が、あの時は恋人関係では無く親友関係で有る。
先月も稀子と遊んだが、その時は鈴音さんや山本さんが一緒だったので、山本さんが車を出してくれた。
別の日は異常に暖かい日だったので、稀子はコートを着ていなかったりと、稀子のスクールコート姿を、学園の日以外で見るのは本当に久しぶりで有った。
俺は気に成ったので、稀子に聞いてみる。
「稀子!」
「今日は学園のコートを着ているが……それは、稀子のお気に入りか?」
『稀子は、それしか持っていないの!?』とは流石に聞けないので、俺は遠回しに稀子に聞く。
「ほぇ…?」
「どうして、そんな事聞くの。比叡君?」
不思議そうな表情をしながら、稀子は聞いてきた!
やっぱり防寒具は……スクールコートしか持っていない感じだ。
「いや…、稀子と初めて出会った時も、その姿だったなと思ったから//////」
俺は少し恥ずかしそうに言う。
「初めて……あぁ!」
「そう言えばそうだったね。比叡君!♪」
稀子は俺と出会った当時を思い出して、弾んだ声で言う。
「……比叡君と出会って、もうすぐ1年に成るね♪」
「本当に付き合いだしたのは、まだ先だけど…!」
稀子は微笑みながら言う。
コートの会話から、出会った当時の話しにズレてしまったが……まぁ、良いや。
「けど、世の中分からないね!」
「あの時の出会いから、私と比叡君が親友関係から恋人関係に変わって、更には将来を約束する仲まで発展してるから!!」
和やかな表情で言う稀子。
本当に、俺と稀子の出会いからの進展は、ドラマの世界顔負けの世界だ。
まだ学園生で有り、更には中学生にしか見えない稀子と年の差恋愛が出来て更には、お互いが相思相愛しているのだから……
「……俺も本当に、稀子と出会えて良かったと思っているよ…!」
「鈴音さんにも出会う事が出来たし、俺の人生が冗談抜きで180度変わった……」
「あの時に、勇気を出して声を掛けて良かったよ……」
俺は歩きながら稀子に感謝の言葉を述べる。
出会った当時から、稀子は俺のタイプ女性で有ったが、こんな展開は夢にも見ていなかった。
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