偶然出会った少女にお願い事をされたから、受け入れる事にしたら人生が変わった!

小春かぜね

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【R-15】稀子編 第2章

第355話 夜食を食べる その1

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 稀子は本当に冷蔵庫を開けて、生卵を取り出しているが生卵だけで無く、焼き海苔が入った袋も一緒に取り出していた!
 冷蔵庫の扉を閉めた稀子が、生卵1個と焼き海苔が入った袋を持って戻って来る。

「ラーメンに海苔が入ると、栄養もUPするよね~~♪」

 稀子は“にこにこ”笑顔で言いながら座布団に座る。
 勿論、座布団には崩して座っている。
 稀子に女性らしさを求めるのは、そもそもお門違いだし、俺もそれを稀子に求めては居ないが……もう少し、鈴音さんを見習って欲しいとは常々感じている……

 稀子は丼鉢の端で卵を割って、黄身を崩さず無事に丼鉢の中に入れる。
 その後は焼き海苔を袋から1枚取り出して、それを半分に手で切って、その半分を俺に手渡してきた!

「はい。比叡君!!」
「海苔♪」

 稀子は笑顔で俺に海苔を手渡す。
 俺は少し戸惑いながらも、稀子から海苔を受け取る。

 稀子は自分の海苔を更に半分に手で切って、丼鉢の端に突き立ててデコレーションしていた。
 俺もそれを真似て、稀子と同じようにする。

「一気に美味しそうな、味噌ラーメンに成った!」
「後は、コショウをかければバッチリだけど、先に『いただきます』しようか比叡君♪」

「……そうだな!」

 笑顔で言う稀子に俺は返事をして、食事前の挨拶をしてから、2人で特製ラーメンに成った物を食べ始める。
 稀子は『いただきます』を言い終えた直後に、テーブルに持って来たコショウと七味唐辛子を、ラーメンに振りかけてから食べ始めた。
 俺もコショウを少し振りかけてから、まずは丼鉢に口を付けてスープからすする。

『ズズーー』

 俺の家にはちゃんとレンゲも2組有るが、稀子は何故か用意をしなかった?
 洗い物を少しでも減らす為かなと、俺は思う。

「うん!」
「溶き卵が入るからスープのトゲがなく成って、まろやかに成るね!!」

 稀子にそんな事を言う必要も無いが、誰かが俺の感想を聞きたがっているかも知れないで一応言って置く!?
 稀子は無言でスープの味を楽しんだ後、笑顔で麺をすすっていた!!
 これも言うまでも無いが、男性顔負けの勢いで麺をすすっていた!?

『ズル、ズル~~♪』

 麺を途中、歯でかみ切る事無く、そのまま麺をひとすすりする!

「うん!!」
「美味しい~~♪」

 さっきから、ずっと笑顔のまんまで有る稀子!?

(そんなに、袋ラーメン(味噌味)が好きだったの!?)
(俺……知らなかったよ……)

 俺は稀子に質問をしてみる。

「稀子は、インスタントラーメンが好きなのか?」

「んっ?」

 俺が質問をした時丁度、稀子は次の麺をすすろうとしていた。

『ズル、ズル~~♪』

 稀子はその麺を丼鉢に戻す事無く、自分の口に中にすすり込む♪
 その麺が稀子の口の中から無く成ってから、稀子は和やかな表情で話し始める。

「うん! 好きだよ♪」
「山本さんの家で良く食べる機会は減ったけど、実家では良く食べていたよ♪」
「一人でも簡単に作れるし、それに美味しいからね♪」

「ふうん……」
「稀子がインスタントラーメン好きはと知らなかったよ……」
「でも、本当に山本さんの家で、食べているのは見たこと無いね!」

 俺は澄ました表情で稀子に言う。
 俺も毎日の様に山本さんの家に行っているが、インスタントラーメンを誰かが食べているシーンに、まだ出くわしたことが無い!?

「でもね、比叡君!」
「私は、時々だけど、カップラーメンを夜食代わりで食べているよ!!」

 微笑みながら言う稀子。
 言い終えると、丼鉢に口付けてスープを飲んでいる。
 稀子の言葉からして、晩ご飯が物足りない日は、カップラーメンを食べている感じだと見た。

(稀子がインスタントラーメン好きなら、もっと食卓に上がってきても良いような感じがするが……また、鈴音さん絡みかな!?)

 俺はラーメンを食べながら直感で感じて、稀子に再び質問をする。
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