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【R-15】稀子編 第2章
第349話 突然のピンチ!?
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「……」
『バリッ!』
『ポリ、ポリ、―――』
稀子は小難しい表情をしたまま、ごませんべいを手に取り、食べ始めたので、俺は稀子に聞いて見る。
何故、そんなに俺の考えが気に入らないのか……
「なぁ、稀子……」
「稀子は俺の考えに反対なのか…?」
「この町で、学童保育の仕事に就くことが……」
『ポリ、ポリ、―――』
稀子は、せんべいを食べているので、直ぐには返事は出来ない。
それに、食べながら話すのはマナー上良くない。
口の中の食べ物が無く成るまで、俺は静かに待つ。
『パキッ、パキッ♪』
鈴音さんも澄ました表情で、稀子と同じ様に、ごませんべいを食べ始めるが、鈴音さんは稀子の様にせんべいをそのまま口には持っていかず、せんべいを手で割ってから食べている。
せんべいカスが出ても良い様に、その下にはティッシュが敷かれていた。
流石、鈴音さんだ!!
(鈴音さんも急に変な事を聞き始めるし、その言葉で稀子は不機嫌に成るし、全然、訳分からん!!)
『ズズッ…』
結局、稀子はせんべい1枚食べ終わるが、俺の返事に答える事は無かった……
今は目を瞑りながら、静かにお茶を飲んでいる。
『コトッ♪』
稀子は湯飲みを静かに置くと……稀子は俺に顔を向けて、澄ました表情で話し始めるが、それは俺の意見に賛同する物では無かった。
「私としては……私の生まれ育った町で、比叡君には学童保育の仕事に就いて欲しいな…!」
「えっ!?」
「それは……稀子の実家が有る地域でか!?」
「稀子は実家に戻るつもりなの!?」
俺は驚きながら言う!?
稀子がそんな希望を持っていたなんて、今初めて知ったからだ!!
稀子の言い方だと、俺も稀子と一緒に、稀子の地域に住めと、言っている様な物だからだ!?
「うん……」
「私の家が、農家さんなのは比叡君も知っているよね!」
「私は女性だけど、いずれは家業を継ぎたいと思っている!!」
「今は、山本さんの家にお世話に成っているけど、ずっと居られる訳でも無いし、いずれは此処を出なくては成らない日も来る!」
「それに比叡君も、私の事を意識していているなら、何時までもこの部屋に居ても言い訳無いでしょ…!」
少し語気を強めながら、感情的に話す。稀子!?
俺が住んで居るアパートは単身向け設定だし、築年数もかなり経っている。
設備全体も言うまでも無く老朽化している。
本当に給湯器など何時、壊れてもおかしくない!?
稀子とこの部屋でラブラブするのと、新婚生活はまた別問題だ。
それに山本さんに依る、知人割引も何時まで続くかも分からない……
『ズズッ……』
事の切っ掛けを作った鈴音さんは、興味なさげにお茶を静かに飲んでいた!?
『鈴音さん! あなたが種を蒔いたんだよ!!』
俺は鈴音さんに怒りをぶつける訳では無いが、鈴音さんに少し強めの口調で話し掛ける。
「鈴音さん!」
「どうして、こんな事を急に聞いたんですか?」
「この所為で稀子も、不機嫌に成ってしまいましたし!!」
俺がそう言うと……鈴音さんは、少し困った表情で言い始める!?
「……比叡さんがこの町にいらした理由は、保育士養成学校に進学する為にこの町に来ました」
「けど、入学試験には落ちてしまい、その代わりに通信講座で道を開けました」
「孝明さんやお母様。私や稀子さんみんなで、比叡さんを応援していますが、同時に比叡さんと稀子さんは関係を著しく深めています!///」
「これは、孝明さんの言葉ですが……資格取得後は、比叡さんと稀子さんの関係だけで、新たな道を開けて欲しいと、考えているそうです…//////」
「……!?」
鈴音さんは申し訳なさそうに言うが、俺は鈴音さんの言葉で、目を“ぱちくり”させてしまう!!
これは鈴音さんの考えでは無く、山本さんに考えなのだろう。
(う~ん……)
今の言葉を超簡潔に纏めると、山本さん達に依る支援は、保育士取得までだと宣言された物で有る!?
ここまで潤沢な支援を受けながら、それ以上の支援を受けるのも、虫が良すぎると言われればそれまでだが……本当に人生は先が読めない!?
『バリッ!』
『ポリ、ポリ、―――』
稀子は小難しい表情をしたまま、ごませんべいを手に取り、食べ始めたので、俺は稀子に聞いて見る。
何故、そんなに俺の考えが気に入らないのか……
「なぁ、稀子……」
「稀子は俺の考えに反対なのか…?」
「この町で、学童保育の仕事に就くことが……」
『ポリ、ポリ、―――』
稀子は、せんべいを食べているので、直ぐには返事は出来ない。
それに、食べながら話すのはマナー上良くない。
口の中の食べ物が無く成るまで、俺は静かに待つ。
『パキッ、パキッ♪』
鈴音さんも澄ました表情で、稀子と同じ様に、ごませんべいを食べ始めるが、鈴音さんは稀子の様にせんべいをそのまま口には持っていかず、せんべいを手で割ってから食べている。
せんべいカスが出ても良い様に、その下にはティッシュが敷かれていた。
流石、鈴音さんだ!!
(鈴音さんも急に変な事を聞き始めるし、その言葉で稀子は不機嫌に成るし、全然、訳分からん!!)
『ズズッ…』
結局、稀子はせんべい1枚食べ終わるが、俺の返事に答える事は無かった……
今は目を瞑りながら、静かにお茶を飲んでいる。
『コトッ♪』
稀子は湯飲みを静かに置くと……稀子は俺に顔を向けて、澄ました表情で話し始めるが、それは俺の意見に賛同する物では無かった。
「私としては……私の生まれ育った町で、比叡君には学童保育の仕事に就いて欲しいな…!」
「えっ!?」
「それは……稀子の実家が有る地域でか!?」
「稀子は実家に戻るつもりなの!?」
俺は驚きながら言う!?
稀子がそんな希望を持っていたなんて、今初めて知ったからだ!!
稀子の言い方だと、俺も稀子と一緒に、稀子の地域に住めと、言っている様な物だからだ!?
「うん……」
「私の家が、農家さんなのは比叡君も知っているよね!」
「私は女性だけど、いずれは家業を継ぎたいと思っている!!」
「今は、山本さんの家にお世話に成っているけど、ずっと居られる訳でも無いし、いずれは此処を出なくては成らない日も来る!」
「それに比叡君も、私の事を意識していているなら、何時までもこの部屋に居ても言い訳無いでしょ…!」
少し語気を強めながら、感情的に話す。稀子!?
俺が住んで居るアパートは単身向け設定だし、築年数もかなり経っている。
設備全体も言うまでも無く老朽化している。
本当に給湯器など何時、壊れてもおかしくない!?
稀子とこの部屋でラブラブするのと、新婚生活はまた別問題だ。
それに山本さんに依る、知人割引も何時まで続くかも分からない……
『ズズッ……』
事の切っ掛けを作った鈴音さんは、興味なさげにお茶を静かに飲んでいた!?
『鈴音さん! あなたが種を蒔いたんだよ!!』
俺は鈴音さんに怒りをぶつける訳では無いが、鈴音さんに少し強めの口調で話し掛ける。
「鈴音さん!」
「どうして、こんな事を急に聞いたんですか?」
「この所為で稀子も、不機嫌に成ってしまいましたし!!」
俺がそう言うと……鈴音さんは、少し困った表情で言い始める!?
「……比叡さんがこの町にいらした理由は、保育士養成学校に進学する為にこの町に来ました」
「けど、入学試験には落ちてしまい、その代わりに通信講座で道を開けました」
「孝明さんやお母様。私や稀子さんみんなで、比叡さんを応援していますが、同時に比叡さんと稀子さんは関係を著しく深めています!///」
「これは、孝明さんの言葉ですが……資格取得後は、比叡さんと稀子さんの関係だけで、新たな道を開けて欲しいと、考えているそうです…//////」
「……!?」
鈴音さんは申し訳なさそうに言うが、俺は鈴音さんの言葉で、目を“ぱちくり”させてしまう!!
これは鈴音さんの考えでは無く、山本さんに考えなのだろう。
(う~ん……)
今の言葉を超簡潔に纏めると、山本さん達に依る支援は、保育士取得までだと宣言された物で有る!?
ここまで潤沢な支援を受けながら、それ以上の支援を受けるのも、虫が良すぎると言われればそれまでだが……本当に人生は先が読めない!?
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