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【R-15】稀子編 第2章
第336話 おわりが近付くデート
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稀子とおやつタイムの後は、1階に有るスーパーに立ち寄る。
今晩の食事担当は鈴音さんなので、俺と稀子は何かを買う訳では無く、適当にスーパー内を歩いている。
「今日の晩ご飯は何かな~~♪」
稀子は精肉売り場で、牛肉や豚肉を見ながら陽気な声で、今日の晩ご飯予想を始める?
鈴音さんは煮込み料理系が得意だし、昨日の晩ご飯は、山本さんのおばさんが作った、天丼だった。
そう考えると……今晩の料理に、揚げ物や丼物系統は多分出てこないだろう。
それに鈴音さんが揚げ物を、揚げている場面を見た事がない。
「ねぇ、比叡君!」
「今晩、鈴ちゃんは何を作ると思う?♪」
稀子は子ども見たいな笑顔で俺に聞いてきた。
今日はそんなに寒い日では無いから、クリームシチューとかは作らないと思うが……
「何だろうね…?」
「カレーとか?」
「鈴音さん、煮込み料理系は得意だし!!」
「ほぅ!」
「比叡君はカレーで来たか!!」
俺の言葉に対し何故か『そう来たか!』の、表情で言う稀子?
「私の予想はビーフシチューだな♪」
「私が一昨日、豚の生姜焼きを作ったから、その流れだ!!♪」
根拠の無い事を言う稀子……
どうして、豚の生姜焼き→天丼→ビーフシチューの流れに成るのだ??
「まぁ、鈴ちゃんは何を作っても美味しく作るから、何でも良いのだけどね♪」
「今晩も楽しみ~~♪」
そう、和やかな表情で言う稀子。
昼食の時は……あんなに鈴音さんの愚痴を言っていたのに、今では鈴音さんに期待している表情をしている。
これが稀子らしいと言うのか、まだ心が幼いと言うべきか……
「なぁ、稀子!」
「俺達今、折角、スーパーにいるのだし、惣菜の何かでも買っていくか!」
「そうすれば、食卓が賑やかになるだろ!!」
俺は弾んだ声で、稀子に提案してみる!
殆どのスーパーには惣菜コーナーが有り、惣菜コーナーには店内調理の、鶏の唐揚げ、コロッケ、天ぷら等の惣菜品を売っている。
同じ鶏の唐揚げでも、お店お店に依って、味付けも全然違うし、おいしさも不思議と違う。
俺が1人暮らしをしていた時、スーパーの惣菜コーナーは、なくてはならないコーナーで有った!
鈴音さんが今晩、何を作るかを俺と稀子は知らないが、惣菜が一品増えても困らないと俺は感じたが……
「んっ!」
「比叡君は、食べたいお惣菜が有るの?」
「それなら、買っても良いと思うけど……」
けど、稀子はそれを不思議そうな表情で聞いてきた!?
あれ……稀子は反対なの?
「いう……そうでなくて、惣菜が一品有れば、鈴音さんが喜ぶかなと…」
すると、稀子は目を瞑り、困った表情で言い始める。
「あ~~、そう言う事ね~~」
「でも、それをすると……小さな親切、大きなお世話になると思うよ…」
「比叡君……」
「そっ、そっか……///」
時と場合に依るが『私の料理に不満ですか!』と、捉えられる場合も有る。
鈴音さんは、そんなこと言わないと思うが……
稀子は、そう感じ取ったのだろう……
「……じゃあ、惣菜を買うのは止めておいた方が良いか」
「うん…。その方が良いよ。比叡君!」
「鈴ちゃんもバランスを考えて作っているから、変な事はしない方が良いよ!」
稀子は困った表情ながらでも、微笑みながら言ってくれる。
「さて、比叡君!」
「もう少したら、お家に帰ろうか!!」
「ショッピングモール巡りも、コンプリートだし!!」
稀子は笑顔に変わって言う。
……
その後、お菓子コーナーで稀子は、自分が食べるお菓子をスーパーで買ってから、ショッピングモールを出る。
これで、ショッピングモールデートは終わりだ。
後はバスに乗って、山本さんの家に戻るだけで有る。
でも……俺の中で、今回の稀子デートは完全に失敗だと感じていた。
……
今晩の食事担当は鈴音さんなので、俺と稀子は何かを買う訳では無く、適当にスーパー内を歩いている。
「今日の晩ご飯は何かな~~♪」
稀子は精肉売り場で、牛肉や豚肉を見ながら陽気な声で、今日の晩ご飯予想を始める?
鈴音さんは煮込み料理系が得意だし、昨日の晩ご飯は、山本さんのおばさんが作った、天丼だった。
そう考えると……今晩の料理に、揚げ物や丼物系統は多分出てこないだろう。
それに鈴音さんが揚げ物を、揚げている場面を見た事がない。
「ねぇ、比叡君!」
「今晩、鈴ちゃんは何を作ると思う?♪」
稀子は子ども見たいな笑顔で俺に聞いてきた。
今日はそんなに寒い日では無いから、クリームシチューとかは作らないと思うが……
「何だろうね…?」
「カレーとか?」
「鈴音さん、煮込み料理系は得意だし!!」
「ほぅ!」
「比叡君はカレーで来たか!!」
俺の言葉に対し何故か『そう来たか!』の、表情で言う稀子?
「私の予想はビーフシチューだな♪」
「私が一昨日、豚の生姜焼きを作ったから、その流れだ!!♪」
根拠の無い事を言う稀子……
どうして、豚の生姜焼き→天丼→ビーフシチューの流れに成るのだ??
「まぁ、鈴ちゃんは何を作っても美味しく作るから、何でも良いのだけどね♪」
「今晩も楽しみ~~♪」
そう、和やかな表情で言う稀子。
昼食の時は……あんなに鈴音さんの愚痴を言っていたのに、今では鈴音さんに期待している表情をしている。
これが稀子らしいと言うのか、まだ心が幼いと言うべきか……
「なぁ、稀子!」
「俺達今、折角、スーパーにいるのだし、惣菜の何かでも買っていくか!」
「そうすれば、食卓が賑やかになるだろ!!」
俺は弾んだ声で、稀子に提案してみる!
殆どのスーパーには惣菜コーナーが有り、惣菜コーナーには店内調理の、鶏の唐揚げ、コロッケ、天ぷら等の惣菜品を売っている。
同じ鶏の唐揚げでも、お店お店に依って、味付けも全然違うし、おいしさも不思議と違う。
俺が1人暮らしをしていた時、スーパーの惣菜コーナーは、なくてはならないコーナーで有った!
鈴音さんが今晩、何を作るかを俺と稀子は知らないが、惣菜が一品増えても困らないと俺は感じたが……
「んっ!」
「比叡君は、食べたいお惣菜が有るの?」
「それなら、買っても良いと思うけど……」
けど、稀子はそれを不思議そうな表情で聞いてきた!?
あれ……稀子は反対なの?
「いう……そうでなくて、惣菜が一品有れば、鈴音さんが喜ぶかなと…」
すると、稀子は目を瞑り、困った表情で言い始める。
「あ~~、そう言う事ね~~」
「でも、それをすると……小さな親切、大きなお世話になると思うよ…」
「比叡君……」
「そっ、そっか……///」
時と場合に依るが『私の料理に不満ですか!』と、捉えられる場合も有る。
鈴音さんは、そんなこと言わないと思うが……
稀子は、そう感じ取ったのだろう……
「……じゃあ、惣菜を買うのは止めておいた方が良いか」
「うん…。その方が良いよ。比叡君!」
「鈴ちゃんもバランスを考えて作っているから、変な事はしない方が良いよ!」
稀子は困った表情ながらでも、微笑みながら言ってくれる。
「さて、比叡君!」
「もう少したら、お家に帰ろうか!!」
「ショッピングモール巡りも、コンプリートだし!!」
稀子は笑顔に変わって言う。
……
その後、お菓子コーナーで稀子は、自分が食べるお菓子をスーパーで買ってから、ショッピングモールを出る。
これで、ショッピングモールデートは終わりだ。
後はバスに乗って、山本さんの家に戻るだけで有る。
でも……俺の中で、今回の稀子デートは完全に失敗だと感じていた。
……
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