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【R-15】稀子編 第2章
第322話 愚痴を言う稀子
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さっき居たフードコートは、ショッピングモール3階に有るのだが、稀子はエスカレーターが有る場所に向かい、エスカレーターを乗って階下を下がって行く?
(一度、ショッピングモールから出るつもりか?)
『何を食べに行くの?』と稀子に聞くのも野暮なので、そのまま稀子の後を付いて行く。
1階までエスカレーターで降りて、今度はショッピングモール出口の方角に向かって歩いて行く稀子。本当に外で出るつもりか?
出口直前で稀子は左折をして、しばらく進んで行くと、新たなフードコートが見えて来た。
「稀子」
「此処のショッピングモールは、フードコートが2カ所も有るのか?」
俺がそう聞くと、稀子は無邪気に答える。
「そうだよ。比叡君♪」
「こっちは、少し規模が小さいけど有るのだよ!」
「もう、着くよ~~♪」
稀子はそう言いながら、とあるフードコートの前で止まる。
稀子が普段食べられない物は意外だった!?
「此処なの? 稀子…?」
「うん。そうだよ!」
「比叡君も大好きでしょう♪」
「まぁ、慣れ親しんだ味と言うべきか……」
稀子が普段、食べられない物で決めた昼食は、海外資本で有る大手ハンバーガーショップで有った。
『テレッテッテテ~~♪』でおなじみの場所で有る。
俺も以前の町に住んでいた時は良く食べていたが、波津音市に来てからは不思議と口にしていなかった。
「私はハンバーガーショップで食べる、ハンバーガーが好きだけど、鈴ちゃんは凄く嫌がるのだよね!」
稀子は急に、口を尖らせながら言う!
そして、鈴音さんの口調を真似るように稀子は喋り始めた!!
『私、聞いた事が有りますけど…、その食べ物には沢山の食品添加物が使われていると、聞いています…』
『それに……色々と、いえ……何でも無いです///』
『稀子さんとの付き合いですから仕方なく食べますが、本当は食べたくないです……』
「と、鈴ちゃんは言うのだよ。比叡君!!」
稀子自身に戻る、稀子。
「俺に急に言われても困るよ…。稀子」
「特に山本さんと仲を深めてからの鈴ちゃんは、ハンバーガーを拒否するように成ったからね!」
「鈴ちゃんや山本さん親子で出掛けて、お昼の時間が近づいた時、みんなでお昼の相談するのだけど、私のハンバーガー案が真っ先に消されるからね!!」
「私も反論するけど、山本さんが『身体に悪い物を鈴音に喰わせる訳には行かん』とか、意味不明な事を言って、鈴ちゃんを擁護するのだよ!!」
ハンバーガーショップの前で、鈴音さんの愚痴を言い始める稀子。
稀子は其処まで、ハンバーガーが好きなのだろうか?
「山本さんも鈴音さんにゾッコンだな…」
(けど、鈴音さんも賢いな)
(山本さんを味方に付ければ、イケイケ稀子も怖くない!?)
(そう言えば……以前稀子と一緒に、ハ○ーワークに行った帰りに昼食でハンバーガーを食べたな…)
(あの時、全く文句を言わなかったのは、それだけハンバーガーが好きな証拠か!)
「稀子がそれだけ、ハンバーガーが好きだったとは知らなかったよ」
「まぁ、大好きって訳じゃ無いけどね♪」
「でも、時々身体が求めるのだよ。あのジャンキーな味が!!」
(稀子はお子ちゃま舌だから解るけど、鈴音さんの加工食品嫌いも問題だな)
今の時代…。食品添加物が入っていない食べ物何て、無いに等しい。
俺も料理をしているから分かるけど、醤油や味噌だって、アミノ酸等の食品添加物が入っている。
山本さんのおばさん台所に有る調味料は、一般的な物ばかりだ。
無添加品や有機栽培品の調味料は置いていない。
鈴音さんもそれを知っている筈なのに、チルド品や加工品を使いたがらない。
でも、それを食べない訳では無く、普通に食べるし文句も言わない?
「比叡君!」
「鈴ちゃんは少し変だよね!!」
稀子は興奮した表情で、俺に聞いてくる。
そんなに興奮する事か?
「……変と言えば変だけど、鈴音さんは手作りに拘っているのでは無いかな?」
「手作りにこだわる?」
「……どう言う意味。比叡君?」
“きょとん”とする稀子。
「鈴音さんは、お嬢様なんだろ…。そうしたら、専属の料理人が居る筈だ」
「その人が作る料理を毎日食べていたら、市販品の味なんて天と地だよ……」
「あ~~、そう言う事か!」
「嫌いじゃ無くて、口に合わないと言えば良いのか?」
納得した表情に成る稀子。
(けど、鈴音さんは料理を作れるよな?)
(料理人では無く、鈴音さんのお母さんが、料理上手なのかも知れないな?)
「稀子!」
「話の続きは、ハンバーガーを食べながらにしようか!!」
「どうせなら、食べながら話した方が良い!!」
「あっ、うん。そうだね!」
「なんか、喋っていたら、ますますお腹が空いてきた♪」
「さぁ、行こう。比叡君。ハンバーガーを食べに!!」
陽気な顔をする稀子と一緒に、ハンバーガーショップ店内に入った。
(一度、ショッピングモールから出るつもりか?)
『何を食べに行くの?』と稀子に聞くのも野暮なので、そのまま稀子の後を付いて行く。
1階までエスカレーターで降りて、今度はショッピングモール出口の方角に向かって歩いて行く稀子。本当に外で出るつもりか?
出口直前で稀子は左折をして、しばらく進んで行くと、新たなフードコートが見えて来た。
「稀子」
「此処のショッピングモールは、フードコートが2カ所も有るのか?」
俺がそう聞くと、稀子は無邪気に答える。
「そうだよ。比叡君♪」
「こっちは、少し規模が小さいけど有るのだよ!」
「もう、着くよ~~♪」
稀子はそう言いながら、とあるフードコートの前で止まる。
稀子が普段食べられない物は意外だった!?
「此処なの? 稀子…?」
「うん。そうだよ!」
「比叡君も大好きでしょう♪」
「まぁ、慣れ親しんだ味と言うべきか……」
稀子が普段、食べられない物で決めた昼食は、海外資本で有る大手ハンバーガーショップで有った。
『テレッテッテテ~~♪』でおなじみの場所で有る。
俺も以前の町に住んでいた時は良く食べていたが、波津音市に来てからは不思議と口にしていなかった。
「私はハンバーガーショップで食べる、ハンバーガーが好きだけど、鈴ちゃんは凄く嫌がるのだよね!」
稀子は急に、口を尖らせながら言う!
そして、鈴音さんの口調を真似るように稀子は喋り始めた!!
『私、聞いた事が有りますけど…、その食べ物には沢山の食品添加物が使われていると、聞いています…』
『それに……色々と、いえ……何でも無いです///』
『稀子さんとの付き合いですから仕方なく食べますが、本当は食べたくないです……』
「と、鈴ちゃんは言うのだよ。比叡君!!」
稀子自身に戻る、稀子。
「俺に急に言われても困るよ…。稀子」
「特に山本さんと仲を深めてからの鈴ちゃんは、ハンバーガーを拒否するように成ったからね!」
「鈴ちゃんや山本さん親子で出掛けて、お昼の時間が近づいた時、みんなでお昼の相談するのだけど、私のハンバーガー案が真っ先に消されるからね!!」
「私も反論するけど、山本さんが『身体に悪い物を鈴音に喰わせる訳には行かん』とか、意味不明な事を言って、鈴ちゃんを擁護するのだよ!!」
ハンバーガーショップの前で、鈴音さんの愚痴を言い始める稀子。
稀子は其処まで、ハンバーガーが好きなのだろうか?
「山本さんも鈴音さんにゾッコンだな…」
(けど、鈴音さんも賢いな)
(山本さんを味方に付ければ、イケイケ稀子も怖くない!?)
(そう言えば……以前稀子と一緒に、ハ○ーワークに行った帰りに昼食でハンバーガーを食べたな…)
(あの時、全く文句を言わなかったのは、それだけハンバーガーが好きな証拠か!)
「稀子がそれだけ、ハンバーガーが好きだったとは知らなかったよ」
「まぁ、大好きって訳じゃ無いけどね♪」
「でも、時々身体が求めるのだよ。あのジャンキーな味が!!」
(稀子はお子ちゃま舌だから解るけど、鈴音さんの加工食品嫌いも問題だな)
今の時代…。食品添加物が入っていない食べ物何て、無いに等しい。
俺も料理をしているから分かるけど、醤油や味噌だって、アミノ酸等の食品添加物が入っている。
山本さんのおばさん台所に有る調味料は、一般的な物ばかりだ。
無添加品や有機栽培品の調味料は置いていない。
鈴音さんもそれを知っている筈なのに、チルド品や加工品を使いたがらない。
でも、それを食べない訳では無く、普通に食べるし文句も言わない?
「比叡君!」
「鈴ちゃんは少し変だよね!!」
稀子は興奮した表情で、俺に聞いてくる。
そんなに興奮する事か?
「……変と言えば変だけど、鈴音さんは手作りに拘っているのでは無いかな?」
「手作りにこだわる?」
「……どう言う意味。比叡君?」
“きょとん”とする稀子。
「鈴音さんは、お嬢様なんだろ…。そうしたら、専属の料理人が居る筈だ」
「その人が作る料理を毎日食べていたら、市販品の味なんて天と地だよ……」
「あ~~、そう言う事か!」
「嫌いじゃ無くて、口に合わないと言えば良いのか?」
納得した表情に成る稀子。
(けど、鈴音さんは料理を作れるよな?)
(料理人では無く、鈴音さんのお母さんが、料理上手なのかも知れないな?)
「稀子!」
「話の続きは、ハンバーガーを食べながらにしようか!!」
「どうせなら、食べながら話した方が良い!!」
「あっ、うん。そうだね!」
「なんか、喋っていたら、ますますお腹が空いてきた♪」
「さぁ、行こう。比叡君。ハンバーガーを食べに!!」
陽気な顔をする稀子と一緒に、ハンバーガーショップ店内に入った。
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