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【R-15】稀子編 第2章
第318話 強欲、孝明……
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俺が謝って、一応仲直りした俺と稀子だが、俺の中ではまだ話は終わっていない。
どうして、山本さんが彼処までの妨害をして来たかを、稀子は知っている筈だからだ。
「なぁ……稀子」
「どうして、山本さんは彼処までして、ピアノの練習を終了させたのだ」
「まだ続けるのその話!?」
「比叡君!!」
稀子は思いっきり、嫌みを含めて言う。
「いや、だって、気に成るから…」
「比叡君が気にしてどうするの!」
「やっぱり、私より鈴ちゃんが良いの!!」
「俺は稀子の事が好きだよ…」
「稀子の事が好きだから、稀子の親友でも有る鈴音さんと仲良くしたい」
「……もっともらしい事を言うね。比叡君は!!」
「私としても、鈴ちゃんとは有る程度は仲良くしても良いけど、今回の比叡君は近付きすぎた!」
「だからこそ……山本さんがピアノ練習を、強制終了させたのだろ?」
「稀子……」
「なんか……如何にも私が、一枚関わっている言い方をするね。比叡君は!!」
「私は本当に告げ口なんかしていないよ!///」
稀子は少しむくれながら言う。
(俺が鈴音さんと練習をしている時、その側に居たのは稀子だけなんだよな)
(山本さんが遠巻きに見ていたとしても、リビングの扉は1つしか無いから、理論上は不可能だ!)
「じゃあ、どうやって、山本さんは俺と鈴音さんの急接近に気付いたのだ!」
「稀子が山本さんに情報をリークしない限り、不可能だと思うが……」
「うっ……」
「比叡君も分析能力が優れているね……」
「これは……私の予想だけど、リビングに盗聴器が仕掛けられていたと思う!」
(盗聴器!!)
(稀子の奴。そこまで言うか!!)
(そう言えば、山本さん独自に情報収集をした事に成り得るが、稀子は頑なに罪を認めないな…)
「そんな馬鹿な話し、幾ら何でも無いぞ。稀子……」
俺は呆れ返りながら言うが、稀子は未だに強気の発言で来る。
「いんや! それしか無いよ。比叡君!!」
「今の盗聴器は高性能だからね!!」
「リビングに盗聴器を仕掛けて、山本さんの工場で盗み聞きするなんて凄く簡単だよ!!」
「比叡君! そんな事も知らないの!!」
(何処でそんな知識を仕入れた。稀子!)
(山本さんの性格なら有り得ないかも知れないが、山本さんに事実確認は絶対出来ないし!)
「私は今回の事は、本当に知らないからね!」
「あの時、比叡君を助けなかったのは、私も鈴ちゃんに近付きすぎだと感じて居たから!」
「それに鈴ちゃんも、後ろめたい表情をしていたのは、裏で山本さんに何かを言われた証拠だよ!」
「じゃなきゃ、鈴ちゃんの性格上。何か言うもん!!」
「全ては山本さんの判断で決めて、こう言った流れに成ったのだよ!!」
(稀子の奴。勝手に纏めやがった!)
(此処まで強気に出られると、山本さんが全て謀った事で俺と稀子は治まるが、それで良いのだろうか!?)
(けど、山本さんには聞けないし……、そう言った事で終わらせるしか無いか)
「改めて考えると、山本さんは恐ろしい人だな!」
「リビングに盗聴器なんて、裏世界の人間で無いと思いつかないよ……」
「鈴ちゃんは山本さんと恋人関係を持っているから、比叡君も考えて行動した方が良いよ!!」
「じゃないと、今度は工場に呼び出されて、お仕置きをされるかも知れないよ!!」
(山本さんの場合はお仕置きでは無く、絶対に拷問だろ!?)
(五体不満足にされるに決まっている!!)
「お仕置きはこの年成っても嫌だから、今後は考えて行動するよ。稀子」
「うん。うん。そうした方が良いよ。比叡君!」
「私は比叡君が大好きだから!!」
……
この会話の直後。ドラマの時間が来たそうなので、稀子はリビングに戻り、俺はアパートに戻った。
本当に山本さんの仕業かは分からないが、それで無理矢理、矛を収めるしか無い!
稀子の嫉妬から起こした事にしても、稀子は俺に対して愛想は尽かしていない。
俺も稀子を失う訳には行かないから、そうする事にした。
美少女が側に2人居るのも厳しいな……
どうして、山本さんが彼処までの妨害をして来たかを、稀子は知っている筈だからだ。
「なぁ……稀子」
「どうして、山本さんは彼処までして、ピアノの練習を終了させたのだ」
「まだ続けるのその話!?」
「比叡君!!」
稀子は思いっきり、嫌みを含めて言う。
「いや、だって、気に成るから…」
「比叡君が気にしてどうするの!」
「やっぱり、私より鈴ちゃんが良いの!!」
「俺は稀子の事が好きだよ…」
「稀子の事が好きだから、稀子の親友でも有る鈴音さんと仲良くしたい」
「……もっともらしい事を言うね。比叡君は!!」
「私としても、鈴ちゃんとは有る程度は仲良くしても良いけど、今回の比叡君は近付きすぎた!」
「だからこそ……山本さんがピアノ練習を、強制終了させたのだろ?」
「稀子……」
「なんか……如何にも私が、一枚関わっている言い方をするね。比叡君は!!」
「私は本当に告げ口なんかしていないよ!///」
稀子は少しむくれながら言う。
(俺が鈴音さんと練習をしている時、その側に居たのは稀子だけなんだよな)
(山本さんが遠巻きに見ていたとしても、リビングの扉は1つしか無いから、理論上は不可能だ!)
「じゃあ、どうやって、山本さんは俺と鈴音さんの急接近に気付いたのだ!」
「稀子が山本さんに情報をリークしない限り、不可能だと思うが……」
「うっ……」
「比叡君も分析能力が優れているね……」
「これは……私の予想だけど、リビングに盗聴器が仕掛けられていたと思う!」
(盗聴器!!)
(稀子の奴。そこまで言うか!!)
(そう言えば、山本さん独自に情報収集をした事に成り得るが、稀子は頑なに罪を認めないな…)
「そんな馬鹿な話し、幾ら何でも無いぞ。稀子……」
俺は呆れ返りながら言うが、稀子は未だに強気の発言で来る。
「いんや! それしか無いよ。比叡君!!」
「今の盗聴器は高性能だからね!!」
「リビングに盗聴器を仕掛けて、山本さんの工場で盗み聞きするなんて凄く簡単だよ!!」
「比叡君! そんな事も知らないの!!」
(何処でそんな知識を仕入れた。稀子!)
(山本さんの性格なら有り得ないかも知れないが、山本さんに事実確認は絶対出来ないし!)
「私は今回の事は、本当に知らないからね!」
「あの時、比叡君を助けなかったのは、私も鈴ちゃんに近付きすぎだと感じて居たから!」
「それに鈴ちゃんも、後ろめたい表情をしていたのは、裏で山本さんに何かを言われた証拠だよ!」
「じゃなきゃ、鈴ちゃんの性格上。何か言うもん!!」
「全ては山本さんの判断で決めて、こう言った流れに成ったのだよ!!」
(稀子の奴。勝手に纏めやがった!)
(此処まで強気に出られると、山本さんが全て謀った事で俺と稀子は治まるが、それで良いのだろうか!?)
(けど、山本さんには聞けないし……、そう言った事で終わらせるしか無いか)
「改めて考えると、山本さんは恐ろしい人だな!」
「リビングに盗聴器なんて、裏世界の人間で無いと思いつかないよ……」
「鈴ちゃんは山本さんと恋人関係を持っているから、比叡君も考えて行動した方が良いよ!!」
「じゃないと、今度は工場に呼び出されて、お仕置きをされるかも知れないよ!!」
(山本さんの場合はお仕置きでは無く、絶対に拷問だろ!?)
(五体不満足にされるに決まっている!!)
「お仕置きはこの年成っても嫌だから、今後は考えて行動するよ。稀子」
「うん。うん。そうした方が良いよ。比叡君!」
「私は比叡君が大好きだから!!」
……
この会話の直後。ドラマの時間が来たそうなので、稀子はリビングに戻り、俺はアパートに戻った。
本当に山本さんの仕業かは分からないが、それで無理矢理、矛を収めるしか無い!
稀子の嫉妬から起こした事にしても、稀子は俺に対して愛想は尽かしていない。
俺も稀子を失う訳には行かないから、そうする事にした。
美少女が側に2人居るのも厳しいな……
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