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【R-15】鈴音編 第2章
第288話 親友同士で行くキャンプ その18
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卵とソーセージも茹で上がったので、鈴音さんはレンガコンロの側から離れる。
スープの入った鍋が、まだコンロに掛かっているので俺は引き続き火の当番だ。
鈴音さんと稀子が屋外テーブルで準備をしているが、飲み物はどうするのだろうか?
温かいスープが有るから、要らないと言えばそうだが、温かい飲み物は要らないのだろうか?
そう思っていると稀子はバンガローに戻り、しばらくするとヤカンを持って戻って来た。
「比叡君!」
「場所空いているよね。ヤカン置くよ!!」
稀子はそう言いながら、コンロにヤカンを置いた。
時間的に、食後に飲む予定なのだろうか?
稀子はそのままは戻らず、スープの入った鍋の蓋を開ける。
「う~ん! 良い匂い~~!!」
「大分煮えて来ているし、タイミング的にバッチリだね♪」
稀子はそう言い蓋を閉めるが、味見はしないのだろうか?
「……味見はしないのか。稀子?」
「んっ!」
「味の調整は鈴ちゃんの役だからね!!」
「役割分担♪」
稀子はそう言ってテーブルの方に戻ると、直ぐに鈴音さんがお玉と小皿を持って、コンロの方に来た。
鈴音さんも鍋の蓋を開けて、料理の状態確認をしている。
「キャベツとベーコンだけですから、感じ的には良さそうでね!」
鍋の中身をお玉で掻き混ぜて、スープを少し小皿に入れて味見をしている鈴音さん。
「うん!」
「バッチリですわ!!」
事前に味付けは、完了させておいたのだろう。
追加の調味料類は一切入れずに味見をしていた。
「はい!」
「比叡さんも味見して見てください!」
スープの少し入った小皿を、俺の方にも渡してくれる。
「どれ、どれ……」
鈴音さんが良いと言っている味付けだから、問題無いはずだが味見をする。
「うん!」
「コンソメ出汁も効いているし、塩加減も丁度良い!!」
「ですよね。比叡さん!!」
「では、比叡さんはお鍋を持って、こちらに来てください!!」
「朝食にしましょう!!」
俺は火の当番をしているから、当然軍手類を装着している。素手は火傷の危険が有る。
鍋全体に火は来ていないが、流石に素手で取って掴めない。
軍手も用心に備えて二重にして有るので、多少の熱なら十分に耐えられる。
俺は慎重に鍋の取っ手を掴んで、焦らずゆっくりとテーブルに運ぶ。
この屋外テーブルはコンクリート製だから、鍋を直置きしても問題は無い。
鈴音さんは鍋からスープを小分けして、稀子は牛乳をコップに注いでいた。
……
朝食の準備を始めてから、約45分位で朝食が出来た!
小鳥のさえずりと、爽やかな景色の中での朝食だ!!
『では、いただきます!』
朝食は普通に挨拶をして、みんなで食べ始める。
メインはホットドッグ。キャベツとベーコンのスープ。後はゆで卵とスライストマトで有る。
俺はスープより、ホットドッグにかぶり付いた!
「もぐ、もぐ……」
「うん! 美味しい!!」
「やっぱり、爽やかな景色を見ながら食べる朝食は美味しいね!!」
俺は定番の台詞を言いながら、ホットドッグを食べる。
「時期は夏ですけど、朝は少し寒いですから、温かいスープで心もホッとします!」
鈴音さんもスープを飲んで顔を緩ませていた!
「鈴ちゃんも比叡君もニコニコだね!」
「昨日の晩ご飯より、喜んでいる気がする!!」
ゆで卵の殻を剥きながら、そう言う稀子。
昨夜食事の方が豪華だったが、美味しさとしては朝食の方が美味しく感じた。
やはり、早朝ハイキングの影響か!
「美味しいからね! 稀子!!」
「はい! 比叡さんの言う通りです!!」
「鈴ちゃんと比叡君が喜んでいるなら、まぁ、良いっか♪」
不思議と昨日の晩ご飯より、朝食の方が楽しいと感じる俺だった。
鈴音さんもきっと同じに違いないだろう……
こうして、朝食の時間は過ぎていった。
スープの入った鍋が、まだコンロに掛かっているので俺は引き続き火の当番だ。
鈴音さんと稀子が屋外テーブルで準備をしているが、飲み物はどうするのだろうか?
温かいスープが有るから、要らないと言えばそうだが、温かい飲み物は要らないのだろうか?
そう思っていると稀子はバンガローに戻り、しばらくするとヤカンを持って戻って来た。
「比叡君!」
「場所空いているよね。ヤカン置くよ!!」
稀子はそう言いながら、コンロにヤカンを置いた。
時間的に、食後に飲む予定なのだろうか?
稀子はそのままは戻らず、スープの入った鍋の蓋を開ける。
「う~ん! 良い匂い~~!!」
「大分煮えて来ているし、タイミング的にバッチリだね♪」
稀子はそう言い蓋を閉めるが、味見はしないのだろうか?
「……味見はしないのか。稀子?」
「んっ!」
「味の調整は鈴ちゃんの役だからね!!」
「役割分担♪」
稀子はそう言ってテーブルの方に戻ると、直ぐに鈴音さんがお玉と小皿を持って、コンロの方に来た。
鈴音さんも鍋の蓋を開けて、料理の状態確認をしている。
「キャベツとベーコンだけですから、感じ的には良さそうでね!」
鍋の中身をお玉で掻き混ぜて、スープを少し小皿に入れて味見をしている鈴音さん。
「うん!」
「バッチリですわ!!」
事前に味付けは、完了させておいたのだろう。
追加の調味料類は一切入れずに味見をしていた。
「はい!」
「比叡さんも味見して見てください!」
スープの少し入った小皿を、俺の方にも渡してくれる。
「どれ、どれ……」
鈴音さんが良いと言っている味付けだから、問題無いはずだが味見をする。
「うん!」
「コンソメ出汁も効いているし、塩加減も丁度良い!!」
「ですよね。比叡さん!!」
「では、比叡さんはお鍋を持って、こちらに来てください!!」
「朝食にしましょう!!」
俺は火の当番をしているから、当然軍手類を装着している。素手は火傷の危険が有る。
鍋全体に火は来ていないが、流石に素手で取って掴めない。
軍手も用心に備えて二重にして有るので、多少の熱なら十分に耐えられる。
俺は慎重に鍋の取っ手を掴んで、焦らずゆっくりとテーブルに運ぶ。
この屋外テーブルはコンクリート製だから、鍋を直置きしても問題は無い。
鈴音さんは鍋からスープを小分けして、稀子は牛乳をコップに注いでいた。
……
朝食の準備を始めてから、約45分位で朝食が出来た!
小鳥のさえずりと、爽やかな景色の中での朝食だ!!
『では、いただきます!』
朝食は普通に挨拶をして、みんなで食べ始める。
メインはホットドッグ。キャベツとベーコンのスープ。後はゆで卵とスライストマトで有る。
俺はスープより、ホットドッグにかぶり付いた!
「もぐ、もぐ……」
「うん! 美味しい!!」
「やっぱり、爽やかな景色を見ながら食べる朝食は美味しいね!!」
俺は定番の台詞を言いながら、ホットドッグを食べる。
「時期は夏ですけど、朝は少し寒いですから、温かいスープで心もホッとします!」
鈴音さんもスープを飲んで顔を緩ませていた!
「鈴ちゃんも比叡君もニコニコだね!」
「昨日の晩ご飯より、喜んでいる気がする!!」
ゆで卵の殻を剥きながら、そう言う稀子。
昨夜食事の方が豪華だったが、美味しさとしては朝食の方が美味しく感じた。
やはり、早朝ハイキングの影響か!
「美味しいからね! 稀子!!」
「はい! 比叡さんの言う通りです!!」
「鈴ちゃんと比叡君が喜んでいるなら、まぁ、良いっか♪」
不思議と昨日の晩ご飯より、朝食の方が楽しいと感じる俺だった。
鈴音さんもきっと同じに違いないだろう……
こうして、朝食の時間は過ぎていった。
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