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【R-15】鈴音編 第2章
第279話 親友同士で行くキャンプ その9
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その後は問題無く、キャンプディナーは進んでいく。
鈴音さんはジュースで食事を楽しんでおり、稀子は缶酎ハイで食事を楽しんでいる。
俺も缶ビールで楽しんでいる。
この後の予定を、稀子は特に言っていないが、キャンプと言えばキャンプファイヤーだろう! 火を見ながら談笑を楽しむ!!
火自体はさっきの調理時に十分見たが、キャンプファイヤーとは別物だ!
カップルだったら、燃える恋に発展するかも知れないが……俺と鈴音さんは既に夫婦だし、俺がもし、稀子に気が有る発言をしたら、今度こそ鈴音さんに離婚を突きつけられるだろう……
けど、この場所ではキャンプファイヤーは出来そうでも無いし、やるにしてもキャンプファイヤーの薪はまだ用意していない筈だ。
稀子の事だから、キャンプファイヤーをやらない事は無いだろう。
……
鈴音さんは食事を終えて一息ついていた。
岩魚の刺身は生もの為、最優先で食べる事を事前に決めてあり、刺身の丸皿は空に成っていたが、ニジマスの焼き魚はみんな一匹ずつしか食べて無くて、まだ三匹お皿に残っていた。サラダ代わりの野菜もまだ残っている。
ご飯もたくさん炊いたので、飯盒は空に成っていない筈だし、カレーの鍋も空には成っていないだろう。
「美味しい食事でしたけど、大分残ってしまいましたね…」
鈴音さんも俺と同じ事を考えていたらしく、呟く様に発言する。
すると、稀子が返答をする様に言う。
「バンガロー内に冷蔵庫も有るし、電子レンジも有るよ!」
「ご飯はお握りを作って、夜食代わりにすれば良いし、後の食べ物は二次会に持って行こう!!」
「……」
稀子は笑顔で言うが……鈴音さんは呆れ顔で聞いていた!?
「……これだけ食べたのに、まだ二次会が有るのですか…?」
「んっ。鈴ちゃん!」
「キャンプは、まだまだこれからだよ♪」
「時間も19手前だし、今だと寝る前にお腹が空いちゃうよ!!」
「はぁ……」
「稀子さんの言いたい事は分かりますが、この後は室内でゆっくりするのでは無いのですか?」
鈴音さんは、まるで小学生の様な発言をする!?
ニジマス釣りと、晩ご飯作りで疲れてしまったのだろうか?
けど、稀子は笑顔のままで話を続ける。
鈴音さんの表情は……呆れた表情のままだった。
「鈴ちゃん!!」
「夜の楽しみはこれからだよ!!」
「夜の……楽しみです?」
「花火でもするのですか?」
鈴音さんの中ではキャンプファイヤーでは無く、花火が出て来た。
花火も悪くは無いが、稀子が用意してくれているだろうか?
「キャンプと言ったら、キャンプファイヤーだよ。鈴ちゃん!!」
「19時半から広場で、管理者主催のキャンプファイヤーが開催されるのだよ!!」
「キャンプファイヤーですか……。何だか、学園行事みたいですね…」
「まさか、明日は早朝登山が有る訳、無いですよね……」
鈴音さんは何故か、恐る恐る稀子に聞いているが……
「おっ、流石鈴ちゃん! 察しが良いね!!」
「登山程では無いけど、ご来光を見に行くよ♪」
「天気も良さそうだし、ご来光を拝まなくちゃ!!」
「はぁ~~」
折角キャンプに来ているのに、何故かため息をつく鈴音さん!?
鈴音さんも、キャンプ自体楽しみにしていたでしょ!?
鈴音さんの中では、キャンプディナーで終わりだと思っていたのだろうか?
「さて、キャンプファイヤーまでの間に、後片付けをしますか♪」
缶酎ハイを3缶開けた割には、全く酔っている様子が無い稀子。
鈴音さんも完全に酔った訳では無いが、顔全体は紅く成っていた。
鈴音さんが酔っている事を考慮して、鈴音さんにはレンガコンロの後始末をお願いする。
キャンプ場内とは言えども、全員が火元から離れる訳には行かない。
後始末と言ってもコンロ内の火が、自然消火するのを見守るだけだ。
コンロに水を掛けるのが一番手っ取り早いが、翌朝コンロを使うのに支障が出るし、灰の後処理にも影響が出る。
鈴音さんにとっては、ミニキャンプファイヤーに成るかも知れないが、酔った状態で後片付けをさせるのは、俺が不味いと思った。
稀子と二人で、共同炊事場でお皿や鍋等を洗う。
稀子と行く時、鈴音さんが一言言うかと身構えていたが、何も言ってこなかった。
鈴音さんも、酒に酔っている自覚が有るのだろう。
後片付け中…。稀子から、俺をちょっかいを出す様な発言は無く、淡々と後片付けが進んでいく。稀子も鈴音さんの事が好きなんだろう。
俺はそんな事を思いながら、稀子と後片付けをした。
鈴音さんはジュースで食事を楽しんでおり、稀子は缶酎ハイで食事を楽しんでいる。
俺も缶ビールで楽しんでいる。
この後の予定を、稀子は特に言っていないが、キャンプと言えばキャンプファイヤーだろう! 火を見ながら談笑を楽しむ!!
火自体はさっきの調理時に十分見たが、キャンプファイヤーとは別物だ!
カップルだったら、燃える恋に発展するかも知れないが……俺と鈴音さんは既に夫婦だし、俺がもし、稀子に気が有る発言をしたら、今度こそ鈴音さんに離婚を突きつけられるだろう……
けど、この場所ではキャンプファイヤーは出来そうでも無いし、やるにしてもキャンプファイヤーの薪はまだ用意していない筈だ。
稀子の事だから、キャンプファイヤーをやらない事は無いだろう。
……
鈴音さんは食事を終えて一息ついていた。
岩魚の刺身は生もの為、最優先で食べる事を事前に決めてあり、刺身の丸皿は空に成っていたが、ニジマスの焼き魚はみんな一匹ずつしか食べて無くて、まだ三匹お皿に残っていた。サラダ代わりの野菜もまだ残っている。
ご飯もたくさん炊いたので、飯盒は空に成っていない筈だし、カレーの鍋も空には成っていないだろう。
「美味しい食事でしたけど、大分残ってしまいましたね…」
鈴音さんも俺と同じ事を考えていたらしく、呟く様に発言する。
すると、稀子が返答をする様に言う。
「バンガロー内に冷蔵庫も有るし、電子レンジも有るよ!」
「ご飯はお握りを作って、夜食代わりにすれば良いし、後の食べ物は二次会に持って行こう!!」
「……」
稀子は笑顔で言うが……鈴音さんは呆れ顔で聞いていた!?
「……これだけ食べたのに、まだ二次会が有るのですか…?」
「んっ。鈴ちゃん!」
「キャンプは、まだまだこれからだよ♪」
「時間も19手前だし、今だと寝る前にお腹が空いちゃうよ!!」
「はぁ……」
「稀子さんの言いたい事は分かりますが、この後は室内でゆっくりするのでは無いのですか?」
鈴音さんは、まるで小学生の様な発言をする!?
ニジマス釣りと、晩ご飯作りで疲れてしまったのだろうか?
けど、稀子は笑顔のままで話を続ける。
鈴音さんの表情は……呆れた表情のままだった。
「鈴ちゃん!!」
「夜の楽しみはこれからだよ!!」
「夜の……楽しみです?」
「花火でもするのですか?」
鈴音さんの中ではキャンプファイヤーでは無く、花火が出て来た。
花火も悪くは無いが、稀子が用意してくれているだろうか?
「キャンプと言ったら、キャンプファイヤーだよ。鈴ちゃん!!」
「19時半から広場で、管理者主催のキャンプファイヤーが開催されるのだよ!!」
「キャンプファイヤーですか……。何だか、学園行事みたいですね…」
「まさか、明日は早朝登山が有る訳、無いですよね……」
鈴音さんは何故か、恐る恐る稀子に聞いているが……
「おっ、流石鈴ちゃん! 察しが良いね!!」
「登山程では無いけど、ご来光を見に行くよ♪」
「天気も良さそうだし、ご来光を拝まなくちゃ!!」
「はぁ~~」
折角キャンプに来ているのに、何故かため息をつく鈴音さん!?
鈴音さんも、キャンプ自体楽しみにしていたでしょ!?
鈴音さんの中では、キャンプディナーで終わりだと思っていたのだろうか?
「さて、キャンプファイヤーまでの間に、後片付けをしますか♪」
缶酎ハイを3缶開けた割には、全く酔っている様子が無い稀子。
鈴音さんも完全に酔った訳では無いが、顔全体は紅く成っていた。
鈴音さんが酔っている事を考慮して、鈴音さんにはレンガコンロの後始末をお願いする。
キャンプ場内とは言えども、全員が火元から離れる訳には行かない。
後始末と言ってもコンロ内の火が、自然消火するのを見守るだけだ。
コンロに水を掛けるのが一番手っ取り早いが、翌朝コンロを使うのに支障が出るし、灰の後処理にも影響が出る。
鈴音さんにとっては、ミニキャンプファイヤーに成るかも知れないが、酔った状態で後片付けをさせるのは、俺が不味いと思った。
稀子と二人で、共同炊事場でお皿や鍋等を洗う。
稀子と行く時、鈴音さんが一言言うかと身構えていたが、何も言ってこなかった。
鈴音さんも、酒に酔っている自覚が有るのだろう。
後片付け中…。稀子から、俺をちょっかいを出す様な発言は無く、淡々と後片付けが進んでいく。稀子も鈴音さんの事が好きなんだろう。
俺はそんな事を思いながら、稀子と後片付けをした。
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