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【R-15】鈴音編 第2章
第272話 親友同士で行くキャンプ その2
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分断道路を道なりに進んで行く。
……時間的にはもうキャンプ場に着く感じはするが、キャンプ場案内標識等は特に無かった。
「稀子…。本当にキャンプ場は有るのか…?」
俺は少し不安に成ったので、稀子に聞く。
「有るよ! そろそろ付くよ!!」
「この先、道が二手に分かれるから右の方ね。このキャンプ場は穴場だから!!♪」
稀子は笑顔で返事をする。
穴場でも良いがせめて、案内標識は設置するべきだと感じるが……
(まぁ…、地元の稀子が言うのだから大丈夫か!)
そう思った矢先に、道が二手に分かれる場所に来た。
左側はまだ舗装道路が続いているが、右側は砂利道に入る。
俺は稀子に言われた通りに、右側の道に進む。
「なぁ、稀子」
「あれを左に行ったら、どうなるのだ…?」
左側の道は、舗装もまだ新しい感じがしたので気に成った。
何かが有るのは間違いない。
「んっ?」
「あの道は、直ぐに行き止まりだよ♪」
「登山客用の駐車場が有って、おしまい!」
「ふ~ん。登山口も有るんだ」
「それで道は終わりと……」
俺は興味なさげに返事をして、砂利道の中を運転する。
しばらく砂利道を進んで行くと……キャンプ場のゲートが見えて来た。
すると、稀子が俺に指示を出してくる。
「比叡君!」
「彼処の管理棟で、入場の手続きをしなければ成らないから、あの駐車場に停めて!」
「うん。分かった」
車(トラック)はバンガロー前に横付けは出来るが、管理棟でバンガローの鍵を貰わなければ成らない。
バンガローに駐車場は無いので、車は管理棟近くの駐車場に停める決まりらしい。
……
キャンプ場管理棟で入場の手続きを済ませ、鍵を貰うついでに薪も買う。
この管理棟には入浴設備も備わっているので、お風呂に入る事も出来る。
体が汚れても安心だ!
管理棟で売っている薪を買い、それをトラックに積んで、今晩泊るバンガローに向かう。
今晩泊るバンガローは、小さいがキッチンや冷蔵庫も備わっていて、トイレも屋内に有る。
ベッドは二段ベッドが二つ置いて有る。定員は四人部屋の感じだ。
流石にエアコンは付いては無いが、エアコンを求める程の暑さは感じない。
バンガロー裏手には、レンガで作られたコンロと、コンクリート製テーブルとベンチも設置されている。
屋外での食事が出来る様に成っていた。テーブルの広さも十分で有る。
後、景観用の小川が有り、川の“せせらぎ”を聞く事が出来る!
川の流れる音を聞くと、一気にキャンプ高揚感が高まる!!
小川も整備されて居るので水遊びも出来る。泳ぐのは無理そうだが……
俺達は手分けして、トラックから荷物を下ろし、後片付けは鈴音さんと稀子に任せて、俺はトラックを駐車場に置きに行く。
トラックを置いて、バンガローに徒歩で戻って来ると、鈴音さんと稀子は後片付けを終えており、室内に有る椅子に座って寛いでいた。
「あっ、比叡君。お帰り~~!」
「お疲れ様です。比叡さん!」
俺も椅子に座り、稀子に今後の予定を聞く。
「稀子。時間的にまだ昼過ぎだが…、この後はどうするのだ?」
「今から晩ご飯作りでは、流石に早すぎるだろ…?」
「詳細は全て『お楽しみ♪』と、稀子に言われているからな」
俺と鈴音さんを楽しませる為に、稀子はワザとキャンプの行程を教えてくれなかった。
道具類も稀子が全て用意したので、別の意味で言えばシークレットキャンプだ。
「うん!」
「段取りはきちんと組んで有るから大丈夫だよ!!」
「鈴ちゃん、比叡君!」
「今からはね、晩ご飯作りでは無いけど、晩ご飯のおかずを準備して貰うよ♪」
「おかずの準備…?」
満面な笑顔で言う稀子。
キャンプの定番で有るカレーは材料から知る事が出来たが、それ以外のメニューは分からなかった……
今回のキャンプは一泊二日なので、朝食でカレーを作る事は無い筈だ!?
小学校で行われるキャンプなら、カレーライスとサラダでも十分だが、俺達は大人で有る。
カレーライスとサラダだけでは物寂しい……
「このキャンプ場はね、釣り堀も有るんだよ!」
「今からニジマス釣りをして、今夜の一品を増やしましょう♪」
稀子は笑顔でそう言う。
(キャンプ最初のイベントはニジマス釣りか)
「最悪、釣れなくても、ニジマスは買う事が出来るから安心して!」
「でも、二人共、大丈夫だよね♪」
稀子はそう言う。
俺も鈴音さんも釣りの経験が多少有るから、稀子はそう言うのだろう。
前回、三人で釣りをした時。一匹も釣れなかったのは俺だけだが……
今からは全員で、ニジマス釣りの時間で有る。
竿類はレンタル出来るので、手ぶらで管理棟に向かった。
……時間的にはもうキャンプ場に着く感じはするが、キャンプ場案内標識等は特に無かった。
「稀子…。本当にキャンプ場は有るのか…?」
俺は少し不安に成ったので、稀子に聞く。
「有るよ! そろそろ付くよ!!」
「この先、道が二手に分かれるから右の方ね。このキャンプ場は穴場だから!!♪」
稀子は笑顔で返事をする。
穴場でも良いがせめて、案内標識は設置するべきだと感じるが……
(まぁ…、地元の稀子が言うのだから大丈夫か!)
そう思った矢先に、道が二手に分かれる場所に来た。
左側はまだ舗装道路が続いているが、右側は砂利道に入る。
俺は稀子に言われた通りに、右側の道に進む。
「なぁ、稀子」
「あれを左に行ったら、どうなるのだ…?」
左側の道は、舗装もまだ新しい感じがしたので気に成った。
何かが有るのは間違いない。
「んっ?」
「あの道は、直ぐに行き止まりだよ♪」
「登山客用の駐車場が有って、おしまい!」
「ふ~ん。登山口も有るんだ」
「それで道は終わりと……」
俺は興味なさげに返事をして、砂利道の中を運転する。
しばらく砂利道を進んで行くと……キャンプ場のゲートが見えて来た。
すると、稀子が俺に指示を出してくる。
「比叡君!」
「彼処の管理棟で、入場の手続きをしなければ成らないから、あの駐車場に停めて!」
「うん。分かった」
車(トラック)はバンガロー前に横付けは出来るが、管理棟でバンガローの鍵を貰わなければ成らない。
バンガローに駐車場は無いので、車は管理棟近くの駐車場に停める決まりらしい。
……
キャンプ場管理棟で入場の手続きを済ませ、鍵を貰うついでに薪も買う。
この管理棟には入浴設備も備わっているので、お風呂に入る事も出来る。
体が汚れても安心だ!
管理棟で売っている薪を買い、それをトラックに積んで、今晩泊るバンガローに向かう。
今晩泊るバンガローは、小さいがキッチンや冷蔵庫も備わっていて、トイレも屋内に有る。
ベッドは二段ベッドが二つ置いて有る。定員は四人部屋の感じだ。
流石にエアコンは付いては無いが、エアコンを求める程の暑さは感じない。
バンガロー裏手には、レンガで作られたコンロと、コンクリート製テーブルとベンチも設置されている。
屋外での食事が出来る様に成っていた。テーブルの広さも十分で有る。
後、景観用の小川が有り、川の“せせらぎ”を聞く事が出来る!
川の流れる音を聞くと、一気にキャンプ高揚感が高まる!!
小川も整備されて居るので水遊びも出来る。泳ぐのは無理そうだが……
俺達は手分けして、トラックから荷物を下ろし、後片付けは鈴音さんと稀子に任せて、俺はトラックを駐車場に置きに行く。
トラックを置いて、バンガローに徒歩で戻って来ると、鈴音さんと稀子は後片付けを終えており、室内に有る椅子に座って寛いでいた。
「あっ、比叡君。お帰り~~!」
「お疲れ様です。比叡さん!」
俺も椅子に座り、稀子に今後の予定を聞く。
「稀子。時間的にまだ昼過ぎだが…、この後はどうするのだ?」
「今から晩ご飯作りでは、流石に早すぎるだろ…?」
「詳細は全て『お楽しみ♪』と、稀子に言われているからな」
俺と鈴音さんを楽しませる為に、稀子はワザとキャンプの行程を教えてくれなかった。
道具類も稀子が全て用意したので、別の意味で言えばシークレットキャンプだ。
「うん!」
「段取りはきちんと組んで有るから大丈夫だよ!!」
「鈴ちゃん、比叡君!」
「今からはね、晩ご飯作りでは無いけど、晩ご飯のおかずを準備して貰うよ♪」
「おかずの準備…?」
満面な笑顔で言う稀子。
キャンプの定番で有るカレーは材料から知る事が出来たが、それ以外のメニューは分からなかった……
今回のキャンプは一泊二日なので、朝食でカレーを作る事は無い筈だ!?
小学校で行われるキャンプなら、カレーライスとサラダでも十分だが、俺達は大人で有る。
カレーライスとサラダだけでは物寂しい……
「このキャンプ場はね、釣り堀も有るんだよ!」
「今からニジマス釣りをして、今夜の一品を増やしましょう♪」
稀子は笑顔でそう言う。
(キャンプ最初のイベントはニジマス釣りか)
「最悪、釣れなくても、ニジマスは買う事が出来るから安心して!」
「でも、二人共、大丈夫だよね♪」
稀子はそう言う。
俺も鈴音さんも釣りの経験が多少有るから、稀子はそう言うのだろう。
前回、三人で釣りをした時。一匹も釣れなかったのは俺だけだが……
今からは全員で、ニジマス釣りの時間で有る。
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