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【R-15】鈴音編 第2章
第269話 新天地で行う結婚式 その4
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ホームパーティー開始から、3時間位経った頃……
お酒が飲める人は、お酒を飲んで盛り上がっているが、そろそろ宴も終わりの時間を迎えている。
これが結婚式会場なら『飲んで騒いで、はい。さようなら!』が出来る。
式場のスタッフが、後片付けをしてくれるからだ。
けど、これはホームパーティーなので、後片付けが待っている。
招待客に無理矢理させる訳には行かないので、十分な後片付け時間も必要で有る。
ホームパーティーだけど、此処(地区交流センター)には大きな炊事場は無い。
そのため、お皿やコップ類は使い捨て容器だし、持ち寄り料理も使い捨て容器に入れて持って来ている人が殆どなので、ごみの量が凄い!
長机類の片付けは明日で良いが、生ごみだけは今日中に処分しないと、稀子がセンター長に叱責を喰らうだろう!?
本来だったら『宴もたけなわ―――』と言いたいが、二次会の用意はしていない。これで、完全にお開きで有る。
地区交流センターの利用時間は、17時までなので、それまでに“ごみ”の片付けだけは完了させなくては成らない。
「そろそろ、終わりにしましょうか。鈴音さん…」
「ですね、比叡さん…。時間的にも良いと思います」
俺と鈴音さんはマイクを持って前の方に出て、締めの挨拶を始める。
俺がいきなり話し出すから当然、招待客はこちらを見る。
「みなさん!」
「本日は、青柳比叡と鈴音の結婚式に参加頂いて、誠に有り難う御座います!」
「大変恐縮ですが……そろそろ、お開きの時間とさせて頂きます!」
「本日は、本当に有り難う御座いました!」
「お気を付けて、お帰りください!!」
俺の後、鈴音さんも続けて言う。
「私の結婚式に来てくれた皆様。本当に有り難う御座います!」
「まだ、宴を続けたいのは山々ですが……この地区は山間のため、日が暮れると何かと大変です!」
「そのため、これで終了とさせて頂きます…。お気を付けてお帰りください!」
俺と鈴音さんはパーティーの終了宣言をしたが、果たして招待客は俺達の要望を聞いてくれるのだろうか?
「もう、お仕舞いなのは残念だけど、私も此処の職員で有る以上、利用時間を守らないとね♪」
稀子はワザと大きめな声を出しながら、後片付けを始めた!
稀子が動き出すから、稀子一家も後片付けを始め出すと……みんなが、後片付けを始めだした!
俺の両親や鈴音さんの両親。真理江さん達や、鈴音さん達の親友も後片付けを始めだした。
(流石……鈴音さんの親友だな)
(食べて、そのまま帰ろうとする人は…、誰一人居ない)
全員が、後片付けを手伝ってくれたのは予想外だったが、全員でした事により、予定より早く終わる。
男性陣達は、かなり酒を飲んでいた筈なのに、文句言わずにやってくれた。
……
このまま……お開きの流れに成るが、鈴音さんは久しぶりの親友達と、名残惜しそうに話していた。
そして、一部の招待客は帰路に付き始めていた。
稀子は事務連絡に行っているので、此処には居ない。
俺は手持ち無沙汰にしていると、両親の母親が俺に話しかけてくる。
「比叡!」
「お母さんとお父さんは町に宿を取っていて、宿の人が迎えに来たから、これで失礼するよ」
「すまんね…。本来だったら俺の家に泊まって貰うのが常識だけど、部屋が少し狭いから…」
「お前達はもう新婚では無いが、私達がいたら、ゆっくり出来ないでしょ」
「新婚旅行の話も聞いてないし、農業の準備も有るんでしょ!」
「うん…」
「来週辺りからは、ぼちぼち始めないと……の状態だね!」
「気をつけて、やりなさい!」
「後……偶にで良いから、帰って来るんだよ」
「あぁ…。分かった!」
母親に返事をし終えると、今度は父親が話し掛けてくる。
「……怪我だけは気をつけろよ!」
「後……鈴音さんも大切にな!!」
「有り難う。親父!」
俺の両親は一足早く、地区交流センターを後にした。
それから直ぐに涼子さん、真理江さん、その妹夫婦が俺の元に来る。
「青柳さんと言うより、比叡さん!」
「タクシーが到着したそうなので、私達もこれで失礼するわね♪」
涼子さんは和やかに言う。
「今日は、本当に有り難う御座いました!」
「……達と言う事ですから、真理江さん達もですか?」
俺が凉子さんに問うと、真理江さんが答える。
「はい。そうですよ!」
「みんなで乗れば、余分なタクシー代も掛かりませんし、割り勘も出来ます」
「青柳さん…。鈴音さんと仲良く農業をしてください!」
「真理江さんも、お元気で!」
「兄ちゃん! 残った食材は兄ちゃん達で食べてくれよ!!」
「勿論、嬢ちゃんと別けてな!!」
「じゃあ、元気でやれよ!!」
真理江さん、妹夫婦の男性はそう言い、涼子さんと共に地区交流センターを後にした。
これで、ほぼ俺達の結婚式は終わりを迎えていた……
お酒が飲める人は、お酒を飲んで盛り上がっているが、そろそろ宴も終わりの時間を迎えている。
これが結婚式会場なら『飲んで騒いで、はい。さようなら!』が出来る。
式場のスタッフが、後片付けをしてくれるからだ。
けど、これはホームパーティーなので、後片付けが待っている。
招待客に無理矢理させる訳には行かないので、十分な後片付け時間も必要で有る。
ホームパーティーだけど、此処(地区交流センター)には大きな炊事場は無い。
そのため、お皿やコップ類は使い捨て容器だし、持ち寄り料理も使い捨て容器に入れて持って来ている人が殆どなので、ごみの量が凄い!
長机類の片付けは明日で良いが、生ごみだけは今日中に処分しないと、稀子がセンター長に叱責を喰らうだろう!?
本来だったら『宴もたけなわ―――』と言いたいが、二次会の用意はしていない。これで、完全にお開きで有る。
地区交流センターの利用時間は、17時までなので、それまでに“ごみ”の片付けだけは完了させなくては成らない。
「そろそろ、終わりにしましょうか。鈴音さん…」
「ですね、比叡さん…。時間的にも良いと思います」
俺と鈴音さんはマイクを持って前の方に出て、締めの挨拶を始める。
俺がいきなり話し出すから当然、招待客はこちらを見る。
「みなさん!」
「本日は、青柳比叡と鈴音の結婚式に参加頂いて、誠に有り難う御座います!」
「大変恐縮ですが……そろそろ、お開きの時間とさせて頂きます!」
「本日は、本当に有り難う御座いました!」
「お気を付けて、お帰りください!!」
俺の後、鈴音さんも続けて言う。
「私の結婚式に来てくれた皆様。本当に有り難う御座います!」
「まだ、宴を続けたいのは山々ですが……この地区は山間のため、日が暮れると何かと大変です!」
「そのため、これで終了とさせて頂きます…。お気を付けてお帰りください!」
俺と鈴音さんはパーティーの終了宣言をしたが、果たして招待客は俺達の要望を聞いてくれるのだろうか?
「もう、お仕舞いなのは残念だけど、私も此処の職員で有る以上、利用時間を守らないとね♪」
稀子はワザと大きめな声を出しながら、後片付けを始めた!
稀子が動き出すから、稀子一家も後片付けを始め出すと……みんなが、後片付けを始めだした!
俺の両親や鈴音さんの両親。真理江さん達や、鈴音さん達の親友も後片付けを始めだした。
(流石……鈴音さんの親友だな)
(食べて、そのまま帰ろうとする人は…、誰一人居ない)
全員が、後片付けを手伝ってくれたのは予想外だったが、全員でした事により、予定より早く終わる。
男性陣達は、かなり酒を飲んでいた筈なのに、文句言わずにやってくれた。
……
このまま……お開きの流れに成るが、鈴音さんは久しぶりの親友達と、名残惜しそうに話していた。
そして、一部の招待客は帰路に付き始めていた。
稀子は事務連絡に行っているので、此処には居ない。
俺は手持ち無沙汰にしていると、両親の母親が俺に話しかけてくる。
「比叡!」
「お母さんとお父さんは町に宿を取っていて、宿の人が迎えに来たから、これで失礼するよ」
「すまんね…。本来だったら俺の家に泊まって貰うのが常識だけど、部屋が少し狭いから…」
「お前達はもう新婚では無いが、私達がいたら、ゆっくり出来ないでしょ」
「新婚旅行の話も聞いてないし、農業の準備も有るんでしょ!」
「うん…」
「来週辺りからは、ぼちぼち始めないと……の状態だね!」
「気をつけて、やりなさい!」
「後……偶にで良いから、帰って来るんだよ」
「あぁ…。分かった!」
母親に返事をし終えると、今度は父親が話し掛けてくる。
「……怪我だけは気をつけろよ!」
「後……鈴音さんも大切にな!!」
「有り難う。親父!」
俺の両親は一足早く、地区交流センターを後にした。
それから直ぐに涼子さん、真理江さん、その妹夫婦が俺の元に来る。
「青柳さんと言うより、比叡さん!」
「タクシーが到着したそうなので、私達もこれで失礼するわね♪」
涼子さんは和やかに言う。
「今日は、本当に有り難う御座いました!」
「……達と言う事ですから、真理江さん達もですか?」
俺が凉子さんに問うと、真理江さんが答える。
「はい。そうですよ!」
「みんなで乗れば、余分なタクシー代も掛かりませんし、割り勘も出来ます」
「青柳さん…。鈴音さんと仲良く農業をしてください!」
「真理江さんも、お元気で!」
「兄ちゃん! 残った食材は兄ちゃん達で食べてくれよ!!」
「勿論、嬢ちゃんと別けてな!!」
「じゃあ、元気でやれよ!!」
真理江さん、妹夫婦の男性はそう言い、涼子さんと共に地区交流センターを後にした。
これで、ほぼ俺達の結婚式は終わりを迎えていた……
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