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【R-15】鈴音編 第2章
第266話 新天地で行う結婚式 その1
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『ちゅん、ちゅん、ちゅん♪』
何時も通りの朝だが…、今日は特別な朝で有る。
戸籍上ではとうの昔に夫婦で有るが、今日は鈴音さんとの結婚式で有る。
「娘の晴れ姿、とても楽しみだわ!」
鈴音さんの母親で有る凉子さんは、昨夜は家に泊まって貰った。
その理由は……鈴音さんが着る、ウェディングドレスの着付けのためで有る。
それとは別に、この地区へ来た涼子さんへのもてなしも含まれている。
昨夜は3人で、羽目を外さない程度の夜を楽しんだ。
戸籍上ではもう娘では無いが、お母さんが娘にする、最後の仕事と言えば良いのだろうか?
俺の両親は今頃、こっちに向かう準備をしているだろう。
ホームパーティだから、あまり早く来て貰ってもやる事が無い。
結婚式会場の設営は俺達、稀子両親。地区の皆さんに手伝って貰った。
式の料理は持ち寄り方式なので、『気が向いたら、酒と料理を持ってくるわ!』と近所のおじさんは言っていた。
地区交流センター、多目的広場は、やはり火気厳禁どころか、IH調理器具に依る料理も前例が無いので、初めの内はセンター長から却下された。
だけど、稀子が粘り強く交渉してくれて、お湯を沸かす・食品を温めるのみなら、IH調理器具の使用を認められる事に成って、おでんや豚汁等を温める行為は出来る様に成った。
この当たりは、稀子に感謝しなくては成らない。
ホームパーティーに必要な物は全て『何でも貸します~~♪』からレンタルした。
長机や椅子、IHの調理器具類、冷蔵庫等、結構な量を借りた。
レンタル料金も決して安くは無いが、結婚式場で式を挙げるかは安上がりで有る。
そのため、地区交流センターは本日、全てが臨時休館と成っている。
本来、公営施設だからこんな事は出来ない筈だが、これも……外郭団体だから成せる業か!?
多目的広場は、昨日から明日までと3日間借りて有る。
昨日が式会場の設営。今日が結婚式(ホームパーティー)。明日が会場撤去で有る。
少し話が変わるが……
やはり……『軽食・喫茶 楓花』は閉店した。
理由は言うまでも無く、リピーターが生まれなかった様だし、冬の時期は観光客も非常に少なくなる。
新しい経営者を募集しているが、現在は空き店舗で有る。
これも稀子がセンター長に掛け合って、特例で結婚式当日のみ、喫茶店の厨房を借りる事が出来た。
地区婦人会の人達が、俺と鈴音さんの祝い料理を作ってくれる!!
これは稀子と地区婦人会に、感謝しなくては成らない……
これが本当に良い事だと思うが…、今回結婚式に、本家の人達は欠席する流れに成った。
本家の人間も、こんな田舎まで来させられて、さらに料理は持ち寄りと、田舎くさい雰囲気に嫌気を感じたのだろう。
只、良くない事も有って、美作家の親戚も欠席と成ってしまった!
恐らく、本家の顔色を窺って、美作家の親戚は欠席を決めてしまったので、美作家で出るのは、鈴音さん両親・祖父母だけで有る。
これで、完全に青柳家と美作家は本家を敵に回したが、凉子さん曰く『搾り取る物が無い家に、態々関わる程本家は暇では無いよ!』と言った。そうだと嬉しいが……
……
式の時間も近づき、一足先に鈴音さんと凉子さんは地区交流センターに向かう。
地区交流センター史料館フロアを、これも特例で新婦の控え室にして貰った。
地区交流センターは元々、冠婚葬祭を前提にした作りをしていないので、センター長の粋な計らいで有る!
けど、俺の場合は自宅でタキシードに着替える。
俺の場合は着替える場所が無いのと、ウェディングドレス程、汚れに注意する必要が無いからだ。
鈴音さんのウェディングドレスは凉子さんが用意したが、俺は例のレンタルで有る。
俺は着替え終わり、歩いて会場に向かおうとしたが『服を途中で汚しては不味い』と、到着していた両親に言われたので、両親の車で送って貰う。
地区交流センター駐車場には、特設の教会も用意した。
教会と言っても踏み台、長机、教会のアレが用意されていて、この駐車場で誓いの言葉を述べる。
最初の計画では室内だったが、天気の良い事も有って、屋外に昨日変更された。
ちなみに、牧師さんは幸村さんが手配してくれた。
此処で誓いの言葉を述べて、鈴音さんにキスをした後は、地区交流センター二階、多目的広場でホームパーティと成る。
引き出物はご祝儀を貰った人に限り、後日、カタログギフトをその人宛に配送する。
ご祝儀の一時管理は、地区交流センター職員が名乗り出てくれた。
これも、稀子に人望が有る証拠だろう!?
俺は地区交流センター駐車場に着き、結婚式開始の時間が、ゆっくりと近づいていた。
何時も通りの朝だが…、今日は特別な朝で有る。
戸籍上ではとうの昔に夫婦で有るが、今日は鈴音さんとの結婚式で有る。
「娘の晴れ姿、とても楽しみだわ!」
鈴音さんの母親で有る凉子さんは、昨夜は家に泊まって貰った。
その理由は……鈴音さんが着る、ウェディングドレスの着付けのためで有る。
それとは別に、この地区へ来た涼子さんへのもてなしも含まれている。
昨夜は3人で、羽目を外さない程度の夜を楽しんだ。
戸籍上ではもう娘では無いが、お母さんが娘にする、最後の仕事と言えば良いのだろうか?
俺の両親は今頃、こっちに向かう準備をしているだろう。
ホームパーティだから、あまり早く来て貰ってもやる事が無い。
結婚式会場の設営は俺達、稀子両親。地区の皆さんに手伝って貰った。
式の料理は持ち寄り方式なので、『気が向いたら、酒と料理を持ってくるわ!』と近所のおじさんは言っていた。
地区交流センター、多目的広場は、やはり火気厳禁どころか、IH調理器具に依る料理も前例が無いので、初めの内はセンター長から却下された。
だけど、稀子が粘り強く交渉してくれて、お湯を沸かす・食品を温めるのみなら、IH調理器具の使用を認められる事に成って、おでんや豚汁等を温める行為は出来る様に成った。
この当たりは、稀子に感謝しなくては成らない。
ホームパーティーに必要な物は全て『何でも貸します~~♪』からレンタルした。
長机や椅子、IHの調理器具類、冷蔵庫等、結構な量を借りた。
レンタル料金も決して安くは無いが、結婚式場で式を挙げるかは安上がりで有る。
そのため、地区交流センターは本日、全てが臨時休館と成っている。
本来、公営施設だからこんな事は出来ない筈だが、これも……外郭団体だから成せる業か!?
多目的広場は、昨日から明日までと3日間借りて有る。
昨日が式会場の設営。今日が結婚式(ホームパーティー)。明日が会場撤去で有る。
少し話が変わるが……
やはり……『軽食・喫茶 楓花』は閉店した。
理由は言うまでも無く、リピーターが生まれなかった様だし、冬の時期は観光客も非常に少なくなる。
新しい経営者を募集しているが、現在は空き店舗で有る。
これも稀子がセンター長に掛け合って、特例で結婚式当日のみ、喫茶店の厨房を借りる事が出来た。
地区婦人会の人達が、俺と鈴音さんの祝い料理を作ってくれる!!
これは稀子と地区婦人会に、感謝しなくては成らない……
これが本当に良い事だと思うが…、今回結婚式に、本家の人達は欠席する流れに成った。
本家の人間も、こんな田舎まで来させられて、さらに料理は持ち寄りと、田舎くさい雰囲気に嫌気を感じたのだろう。
只、良くない事も有って、美作家の親戚も欠席と成ってしまった!
恐らく、本家の顔色を窺って、美作家の親戚は欠席を決めてしまったので、美作家で出るのは、鈴音さん両親・祖父母だけで有る。
これで、完全に青柳家と美作家は本家を敵に回したが、凉子さん曰く『搾り取る物が無い家に、態々関わる程本家は暇では無いよ!』と言った。そうだと嬉しいが……
……
式の時間も近づき、一足先に鈴音さんと凉子さんは地区交流センターに向かう。
地区交流センター史料館フロアを、これも特例で新婦の控え室にして貰った。
地区交流センターは元々、冠婚葬祭を前提にした作りをしていないので、センター長の粋な計らいで有る!
けど、俺の場合は自宅でタキシードに着替える。
俺の場合は着替える場所が無いのと、ウェディングドレス程、汚れに注意する必要が無いからだ。
鈴音さんのウェディングドレスは凉子さんが用意したが、俺は例のレンタルで有る。
俺は着替え終わり、歩いて会場に向かおうとしたが『服を途中で汚しては不味い』と、到着していた両親に言われたので、両親の車で送って貰う。
地区交流センター駐車場には、特設の教会も用意した。
教会と言っても踏み台、長机、教会のアレが用意されていて、この駐車場で誓いの言葉を述べる。
最初の計画では室内だったが、天気の良い事も有って、屋外に昨日変更された。
ちなみに、牧師さんは幸村さんが手配してくれた。
此処で誓いの言葉を述べて、鈴音さんにキスをした後は、地区交流センター二階、多目的広場でホームパーティと成る。
引き出物はご祝儀を貰った人に限り、後日、カタログギフトをその人宛に配送する。
ご祝儀の一時管理は、地区交流センター職員が名乗り出てくれた。
これも、稀子に人望が有る証拠だろう!?
俺は地区交流センター駐車場に着き、結婚式開始の時間が、ゆっくりと近づいていた。
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