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【R-15】鈴音編 第2章
第264話 結婚式への準備 その1
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……
稀子の家から帰宅した俺達は早速、凉子さんに先ほどの事を電話連絡する。
その連絡は、鈴音さんが行った。
……
鈴音さんが凉子さんに報告した結果。地区交流センターで結婚式を行う事と、その結婚式は料理の持ち寄りで行う事を凉子さんは了承した!
俺の中でも問題は、それを本家が受け入れるかだが『そんなの私達には関係ないですよ!』と、鈴音さんはあっさりと言った!?
この結婚式はあくまで青柳家と美作家、両家の者で有り、本家が介入する必要は無いからが理由らしい。
鈴音さんは既に美作の娘ではないし、俺の姓で有り、俺の妻で有る。
今更、本家が“ぐちぐち”言っても、この国の民法が俺達を夫婦と認めているのだから、幾ら本家に力が有っても、民法の力をねじ曲げる事は出来ない。
式の日時と場所も決まったので、今度は招待客名簿作りだが……、鈴音さんは今気付いた様に言う!
「比叡さん!」
「比叡さん、ご両親への挨拶は何時行きます?」
「あ……行かないとね」
「もしかして……忘れていたのですか?」
鈴音さんは、呆れ返りながら言うが……
(遂にこの時が来たか……)
招待客名簿作りも大事だが、俺の両親への報告が一番大事で有る。
常識的にも、名簿作りより大事で有る!
「……次の農作業までしばらく時間が有りますし、明後日に行きますか…」
「そうですね!」
「大事な事ですから、早いほうが良いです!!」
俺は両親に鈴音さんとの結婚報告と、結婚式案内のために、実家に一度帰る。
……
…
・
俺と鈴音さんは今、俺の実家前に居る。
「この家が比叡さんの家ですか!」
住宅街の中に有る、二階建ての一軒家。
そう、これが俺の実家で有る。
両親には、今日そっちに行く事は昨日伝えて有る。
俺が電話連絡した時、母親が電話応対をしたが『別に今更報告しなくても良いよ』と、冷めた口調で言われてしまったが、結婚式の時に、青柳家の親族が誰も居ないのは、世間体どころか俺の人間性まで疑われる!
せめて、結婚式だけは、両親は出席をして貰わないといけない。
「……じゃあ、行きますか」
俺は玄関横に有るインターホンを押す。
『ピンポーン♪』
しばらくした後、母親が玄関を開ける。
「……おかえり」
母親は俺を見て、ぶっきらぼうに言うが……
「…!!!」
母親は、横に居た鈴音さんを見て仰天していた!!
「初めまして、お母様♪」
「比叡の妻で有る、鈴音です♪」
鈴音さんは満面な笑顔で、俺の母親に挨拶をする。
「あっ、あら、初めまして!///」
『まさか、我が家の出来損ないが、こんな美人の嫁を連れて来るなんて!!』
と、言いたそうな表情を母親はしていた。
余計なお世話だ!!
「えっと……どうぞ!」
「むさ苦しい所ですが!///」
鈴音さんを見た母親は、面白いほど急に態度を変えた。
母親の中では、俺が連れて来た嫁は『どうせ場末の女だろ!』と、絶対思っていたに違いない!
「お父さん!」
「比叡がお嫁さんを連れて帰って来ましたよ!!」
「あぁ……!!」
リビングに居た俺の父親は、愛想が無い返事の後、鈴音さんを見て、母親と同じ表情をする。
「初めまして、お父さん♪」
「旧姓では、美作鈴音と申します♪」
「こっ、これは、これは、ご丁寧に!」
「青柳の……父です///」
父親も恥ずかしそうに、鈴音さんに挨拶をする。
「……遠い所から、態々どうも!」
「お疲れでしょう! まぁ、座ってください!!」
……母親も父親も鈴音さんを見て、態度を変えすぎだ!!
俺は何だ。両親から見ても、そんなに不良品なのか!!
(鈴音さんは誰もが見ても、美人だが……これが稀子だったどうなるのだろうか?)
『小学生の様な子どもを連れて来て、その前にこの子成人?』、『まさか、この家出娘の様な子と、結婚するとか言わないよね比叡!!』とか、両親に言われて仕舞うのだろうか!?
俺の両親が鈴音さんを見て、態度を軟化させすぎるから、結婚の報告と結婚式の案内もアホ程すんなりと事が進んで、更には『比叡も鈴音さんも、これからはこの家にも顔を出してね!』までと、両親揃って言った!
今まで、連絡を一本も寄越さなかった癖に!!
鈴音さんなんかは『とても優しいご両親ですね♪』、『比叡さんも変な意地を張る時が有りますからね♪』と、完全に猫を被った両親に騙されていた!!
やはり女性同士でも、美人は一目置くのだろうか??
鈴音さんの御陰で、両親とは強制的に和解と成って、結婚式にはもちろん参加するし、農業の応援もしてくれると言った。
これで、丸く収まったと言いたいが『今まで連絡を取らなかったのは、お前を信じていたからだ!』と、意味不明な事を母親から言われた!!
両親は俺との関係より、鈴音さんを強く求めて居るのだろうけど、俺はこの両親と付き合うより、凉子さんと付き合った方が良いと感じた……
稀子の家から帰宅した俺達は早速、凉子さんに先ほどの事を電話連絡する。
その連絡は、鈴音さんが行った。
……
鈴音さんが凉子さんに報告した結果。地区交流センターで結婚式を行う事と、その結婚式は料理の持ち寄りで行う事を凉子さんは了承した!
俺の中でも問題は、それを本家が受け入れるかだが『そんなの私達には関係ないですよ!』と、鈴音さんはあっさりと言った!?
この結婚式はあくまで青柳家と美作家、両家の者で有り、本家が介入する必要は無いからが理由らしい。
鈴音さんは既に美作の娘ではないし、俺の姓で有り、俺の妻で有る。
今更、本家が“ぐちぐち”言っても、この国の民法が俺達を夫婦と認めているのだから、幾ら本家に力が有っても、民法の力をねじ曲げる事は出来ない。
式の日時と場所も決まったので、今度は招待客名簿作りだが……、鈴音さんは今気付いた様に言う!
「比叡さん!」
「比叡さん、ご両親への挨拶は何時行きます?」
「あ……行かないとね」
「もしかして……忘れていたのですか?」
鈴音さんは、呆れ返りながら言うが……
(遂にこの時が来たか……)
招待客名簿作りも大事だが、俺の両親への報告が一番大事で有る。
常識的にも、名簿作りより大事で有る!
「……次の農作業までしばらく時間が有りますし、明後日に行きますか…」
「そうですね!」
「大事な事ですから、早いほうが良いです!!」
俺は両親に鈴音さんとの結婚報告と、結婚式案内のために、実家に一度帰る。
……
…
・
俺と鈴音さんは今、俺の実家前に居る。
「この家が比叡さんの家ですか!」
住宅街の中に有る、二階建ての一軒家。
そう、これが俺の実家で有る。
両親には、今日そっちに行く事は昨日伝えて有る。
俺が電話連絡した時、母親が電話応対をしたが『別に今更報告しなくても良いよ』と、冷めた口調で言われてしまったが、結婚式の時に、青柳家の親族が誰も居ないのは、世間体どころか俺の人間性まで疑われる!
せめて、結婚式だけは、両親は出席をして貰わないといけない。
「……じゃあ、行きますか」
俺は玄関横に有るインターホンを押す。
『ピンポーン♪』
しばらくした後、母親が玄関を開ける。
「……おかえり」
母親は俺を見て、ぶっきらぼうに言うが……
「…!!!」
母親は、横に居た鈴音さんを見て仰天していた!!
「初めまして、お母様♪」
「比叡の妻で有る、鈴音です♪」
鈴音さんは満面な笑顔で、俺の母親に挨拶をする。
「あっ、あら、初めまして!///」
『まさか、我が家の出来損ないが、こんな美人の嫁を連れて来るなんて!!』
と、言いたそうな表情を母親はしていた。
余計なお世話だ!!
「えっと……どうぞ!」
「むさ苦しい所ですが!///」
鈴音さんを見た母親は、面白いほど急に態度を変えた。
母親の中では、俺が連れて来た嫁は『どうせ場末の女だろ!』と、絶対思っていたに違いない!
「お父さん!」
「比叡がお嫁さんを連れて帰って来ましたよ!!」
「あぁ……!!」
リビングに居た俺の父親は、愛想が無い返事の後、鈴音さんを見て、母親と同じ表情をする。
「初めまして、お父さん♪」
「旧姓では、美作鈴音と申します♪」
「こっ、これは、これは、ご丁寧に!」
「青柳の……父です///」
父親も恥ずかしそうに、鈴音さんに挨拶をする。
「……遠い所から、態々どうも!」
「お疲れでしょう! まぁ、座ってください!!」
……母親も父親も鈴音さんを見て、態度を変えすぎだ!!
俺は何だ。両親から見ても、そんなに不良品なのか!!
(鈴音さんは誰もが見ても、美人だが……これが稀子だったどうなるのだろうか?)
『小学生の様な子どもを連れて来て、その前にこの子成人?』、『まさか、この家出娘の様な子と、結婚するとか言わないよね比叡!!』とか、両親に言われて仕舞うのだろうか!?
俺の両親が鈴音さんを見て、態度を軟化させすぎるから、結婚の報告と結婚式の案内もアホ程すんなりと事が進んで、更には『比叡も鈴音さんも、これからはこの家にも顔を出してね!』までと、両親揃って言った!
今まで、連絡を一本も寄越さなかった癖に!!
鈴音さんなんかは『とても優しいご両親ですね♪』、『比叡さんも変な意地を張る時が有りますからね♪』と、完全に猫を被った両親に騙されていた!!
やはり女性同士でも、美人は一目置くのだろうか??
鈴音さんの御陰で、両親とは強制的に和解と成って、結婚式にはもちろん参加するし、農業の応援もしてくれると言った。
これで、丸く収まったと言いたいが『今まで連絡を取らなかったのは、お前を信じていたからだ!』と、意味不明な事を母親から言われた!!
両親は俺との関係より、鈴音さんを強く求めて居るのだろうけど、俺はこの両親と付き合うより、凉子さんと付き合った方が良いと感じた……
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