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【R-15】鈴音編 第2章
第261話 式場選び その2
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稀子が休暇の日……
俺と鈴音さんは稀子の家に行って、結婚式会場場所の相談をする。
相談に行くのだから、稀子を俺の家に呼ぶのでは無く、俺と鈴音さんが稀子の家に出向く。
「いらっしゃ~~い。鈴ちゃん、比叡君!」
俺と鈴音さんは稀子の家にお邪魔するが……通された場所は、稀子両親が居るリビングで有った。そして稀子祖母も居る。
「鈴ちゃんと比叡君の大事なお話だから、私の両親にも聞いて貰おうと思って♪」
稀子は和やかに言う。
稀子だけでは重荷に感じたのか、稀子両親が興味が有るかの、どちらかだろう……
「比叡君、鈴音さん!」
「まぁ、座ってくれたまえ!!」
幸村さんから着席を促されて、俺と鈴音さんは座る。
稀子の母、楓さんは台所でお茶の用意をしていた。
「……話は少し、稀子から聞いているよ」
「この地区で結婚式を開くとは……大した者だね!!」
幸村さんの話し方からして、これは良い意味で捉えれば良いのだろうか?
「比叡君と鈴音さんはこの地に身を埋めるのだから、この地区で式を挙げる事は大変素晴らしい事だ!」
幸村さんは笑顔で話しているが、此処で表情が変わる!
「だがな……この地区と言うか周辺に成ると、集会所か地区交流センターしか、式場に成りそうな場所は無い。まぁ、集会所は論外だが」
「けど、この地区で結婚式を開催して、本当に良いのかね…?」
幸村さんは疑問形で聞いてきた。
「幸村さんが稀子さんから、どれだけ話を聞いているかは分かりませんが、鈴音さんの親戚が厄介な人なんです」
「俺と鈴音さんの資金力で式を挙げて、更に親戚の人が納得して貰うには、この方法しか無いのです……」
「何か、そんな話も稀子から聞いたよ」
「分かった!」
「じゃあ、地区交流センターで挙式だな!!」
「幸村さん。地区交流センターですか?」
「あの施設は、地区交流センターと喫茶店・売店だけでは無いのですか??」
俺がそう聞くと、幸村さんでは無く稀子が答える。
「比叡君は知らないだろうけど、実はね二階部分は、多目的広場(ホール)に成っていて、有料に成るけど貸し出しもしているのだよ♪」
「殆ど利用者はいないけど……」
「えっ!?」
「そうなんだ。知らなかった!!」
知らなかったは語弊が有るが、地区交流センターは二階建ての建物で有る。
俺はずっと『昔はレストランか何かの店でも入っていたのだな…』と思っていた。
地区交流センター内に入ると、二階に上がる階段が有る。
普段は『関係者以外 立ち入り禁止』の立て看板が置かれている。
ちなみに地区交流センターは、地元の郷土史料館で有る。
「稀子!」
「なら、多目的広場で結婚式と言うか、ホームパーティーは出来るのだね!」
「ちなみに広さはどれくらい?」
「うん!」
「20~30人位までの人数なら、十分対応出来る広さだよ♪」
「それで、広さ…?」
「うーんとね…。二階は大半が広場に成っているから……うん。かなり広いよ!!」
稀子はアバウトな言い方をするが、喫茶店・事務所兼交流センター・売店のフロアがそのまま二階部分に成れば、ホームパーティは十分に出来る!
それにレイアウト次第だが、やろうと思えば、簡易的な結婚式も出来そうだ!
「鈴音さん!」
「稀子の話を聞いてましたよね!!」
「地区交流センターの多目的広場を借りれば、ホームパーティーは開催出来るし、結婚式挙式も出来るかも知れません!」
「地区交流センターで結婚式を行いましょう!!」
俺は笑顔で鈴音さんに話しかけるが、鈴音さんの表情はいまいちで有った?
言葉で言うと『悪くない案ですが……私の中ではちょっと…』の感じで有った。
「地区交流センターの二階ですか…。多目的広場ですから、テーブル等の備品は無さそうですね」
「そうなると、椅子やテーブルの準備が必要ですね…」
「少し準備が大変の様な……」
鈴音さんは、乗り気では無い。
テーブルや椅子の手配はきちんと考えてある。
これは、ホームパーティーを開催する時から調べて置いた。
「鈴音さん!」
「その辺はレンタルをすれば良いよ!」
「『何でも貸します~~♪』の、○○産興に頼めば、何だって貸してくれるよ!」
「オープンカーだって借りられるかも知れない!」
「鈴音さん。パレードもしますか!!」
「おっ、良いね~~。比叡君!」
「私が運転手に成って上げるよ♪」
オープンカーの言葉で、稀子も嬉しそうに反応するが……
「比叡さん…。稀子さん…。冗談はよしてください!」
鈴音さんは少し怒りながら言った。オープンカーは全く乗り気で無かった。
どうして、そんなに地区交流センターでの結婚式を嫌がるのだ!?
俺と鈴音さんは稀子の家に行って、結婚式会場場所の相談をする。
相談に行くのだから、稀子を俺の家に呼ぶのでは無く、俺と鈴音さんが稀子の家に出向く。
「いらっしゃ~~い。鈴ちゃん、比叡君!」
俺と鈴音さんは稀子の家にお邪魔するが……通された場所は、稀子両親が居るリビングで有った。そして稀子祖母も居る。
「鈴ちゃんと比叡君の大事なお話だから、私の両親にも聞いて貰おうと思って♪」
稀子は和やかに言う。
稀子だけでは重荷に感じたのか、稀子両親が興味が有るかの、どちらかだろう……
「比叡君、鈴音さん!」
「まぁ、座ってくれたまえ!!」
幸村さんから着席を促されて、俺と鈴音さんは座る。
稀子の母、楓さんは台所でお茶の用意をしていた。
「……話は少し、稀子から聞いているよ」
「この地区で結婚式を開くとは……大した者だね!!」
幸村さんの話し方からして、これは良い意味で捉えれば良いのだろうか?
「比叡君と鈴音さんはこの地に身を埋めるのだから、この地区で式を挙げる事は大変素晴らしい事だ!」
幸村さんは笑顔で話しているが、此処で表情が変わる!
「だがな……この地区と言うか周辺に成ると、集会所か地区交流センターしか、式場に成りそうな場所は無い。まぁ、集会所は論外だが」
「けど、この地区で結婚式を開催して、本当に良いのかね…?」
幸村さんは疑問形で聞いてきた。
「幸村さんが稀子さんから、どれだけ話を聞いているかは分かりませんが、鈴音さんの親戚が厄介な人なんです」
「俺と鈴音さんの資金力で式を挙げて、更に親戚の人が納得して貰うには、この方法しか無いのです……」
「何か、そんな話も稀子から聞いたよ」
「分かった!」
「じゃあ、地区交流センターで挙式だな!!」
「幸村さん。地区交流センターですか?」
「あの施設は、地区交流センターと喫茶店・売店だけでは無いのですか??」
俺がそう聞くと、幸村さんでは無く稀子が答える。
「比叡君は知らないだろうけど、実はね二階部分は、多目的広場(ホール)に成っていて、有料に成るけど貸し出しもしているのだよ♪」
「殆ど利用者はいないけど……」
「えっ!?」
「そうなんだ。知らなかった!!」
知らなかったは語弊が有るが、地区交流センターは二階建ての建物で有る。
俺はずっと『昔はレストランか何かの店でも入っていたのだな…』と思っていた。
地区交流センター内に入ると、二階に上がる階段が有る。
普段は『関係者以外 立ち入り禁止』の立て看板が置かれている。
ちなみに地区交流センターは、地元の郷土史料館で有る。
「稀子!」
「なら、多目的広場で結婚式と言うか、ホームパーティーは出来るのだね!」
「ちなみに広さはどれくらい?」
「うん!」
「20~30人位までの人数なら、十分対応出来る広さだよ♪」
「それで、広さ…?」
「うーんとね…。二階は大半が広場に成っているから……うん。かなり広いよ!!」
稀子はアバウトな言い方をするが、喫茶店・事務所兼交流センター・売店のフロアがそのまま二階部分に成れば、ホームパーティは十分に出来る!
それにレイアウト次第だが、やろうと思えば、簡易的な結婚式も出来そうだ!
「鈴音さん!」
「稀子の話を聞いてましたよね!!」
「地区交流センターの多目的広場を借りれば、ホームパーティーは開催出来るし、結婚式挙式も出来るかも知れません!」
「地区交流センターで結婚式を行いましょう!!」
俺は笑顔で鈴音さんに話しかけるが、鈴音さんの表情はいまいちで有った?
言葉で言うと『悪くない案ですが……私の中ではちょっと…』の感じで有った。
「地区交流センターの二階ですか…。多目的広場ですから、テーブル等の備品は無さそうですね」
「そうなると、椅子やテーブルの準備が必要ですね…」
「少し準備が大変の様な……」
鈴音さんは、乗り気では無い。
テーブルや椅子の手配はきちんと考えてある。
これは、ホームパーティーを開催する時から調べて置いた。
「鈴音さん!」
「その辺はレンタルをすれば良いよ!」
「『何でも貸します~~♪』の、○○産興に頼めば、何だって貸してくれるよ!」
「オープンカーだって借りられるかも知れない!」
「鈴音さん。パレードもしますか!!」
「おっ、良いね~~。比叡君!」
「私が運転手に成って上げるよ♪」
オープンカーの言葉で、稀子も嬉しそうに反応するが……
「比叡さん…。稀子さん…。冗談はよしてください!」
鈴音さんは少し怒りながら言った。オープンカーは全く乗り気で無かった。
どうして、そんなに地区交流センターでの結婚式を嫌がるのだ!?
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