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【R-15】鈴音編 第2章
第236話 鈴音さんと共に暮らす生活 その3
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「稀子…」
「今後のためにも、トラックで良いから貸して貰えないか?」
「うん…。分かった」
「お父さんに聞いて見る」
稀子はスマートフォンを取り出して、稀子の父親、幸村さんに電話を掛ける。
しばらくすると、幸村さんが電話に出たようだ。
「あっ、お父さん! 私、稀子!!」
「―――」
「えっ、あっ、うん…」
「あのね……比叡君達が、町に買物に行きたいから、トラックを貸して欲しいそうなの」
「―――」
「あっ、うっ、うん…。比叡君には確認取ったよ!」
「―――」
「あっ、うん…。分かった」
「比叡君に代わるね!」
稀子は、そう電話向こうで言ってから、俺にスマートフォンを渡してくる。
「比叡君。お父さんが確認したいから、代わってだって!」
(やっぱり、素直には貸さないよな…)
「分かった…」
俺は稀子からスマートフォンを受け取り、幸村さんの電話に出る。
「もしもし。」
「代わりました。青柳比叡です!」
「おぉ、比叡君か!」
「稀子から話は聞いたが…、町に買物に行くためにトラックを借りたいそうだな…」
「はい。そうです…。車の方が荷物を沢山積めるので」
「まぁ、それはそうだが……比叡君!」
「この辺りは町中の平坦道では無く、山道ばかりだが、運転は大丈夫かね?」
「今まで、トラックに乗った事が有るそうだから、運転出来るなら貸しても良いが……」
(幸村さんも、稀子と同じ考えだな…)
(事故時のリスクを考えている)
けど、ここで弱音を言ったら、絶対に貸してはくれない!
自信が無くても、自信が有るように言う!!
「はい。大丈夫です!」
「トラクターと比べれば、トラックの方が安定感有りますし、軽トラですが、法人時代では毎日運転していました!」
「……分かった」
「比叡君に其処までの自信が有るなら、君にトラックを貸し出そう!」
(よし!)
「……けど、擦る程度なら良いが、事故だけは絶対に起こさないでくれよ」
「まだ、不慣れな君に、本当は俺が同乗したいが俺も別の用事が有る」
「もし、事故を起こして、比叡君や鈴音さんの将来を台無しにしてしまったら、悔やんでも悔やみきれないからな……」
「大丈夫です! 幸村さん!!」
「安全運転で行きますので!!」
「そこまで言うなら、比叡君を信用しよう!」
「なら、好きに使ってくれ!!」
「鍵の場所とかは稀子が知っているから、後は稀子に聞いてくれ!」
「はい。有り難う御座います!」
「じゃあ、気を付けてな!」
「はい!」
『ピッ♪』
幸村さんとの通話が終わる。
無事にトラックを借りる事が出来た。
「鈴音さん。トラックですが借りる事が出来ました」
「はい♪」
「トラックでも嬉しいです。比叡さん!」
「お買い物が楽になります♪」
車を借りる事が出来て、喜んでいる鈴音さん!
鈴音さんの喜び方を見ると、農業の関係で軽トラに成るが、早期に車の購入を考えなくては成らないと俺は感じた。
「それで、何時出掛けるの。比叡君!」
何故か、嬉しそうに聞いてくる稀子?
「そうだな…。稀子」
「15時までにはキリが付くと思うから、そこからかな?」
「15時ね!」
「なら、その時間に成ったら家に来て!」
「鍵と場所の案内をするから!!」
「わかった! 稀子!!」
……
稀子とのお茶会の後、稀子も私物の荷ほどきのために家に戻り、俺と鈴音さんも荷ほどきをする。
バスによる買物では無く成ったため、バスの時刻に追われる事無く作業が出来る。
15時前に引っ越しのキリも付いたため、今からは町への買い出しで有る。
鈴音さんは買い出しリストが書かれている、ノートをバッグに入れていた。
車で行く事に成ったから、かなりの物を買い込むのだろう……
2人で稀子の家に行き、稀子からトラックの鍵と場所の案内をして貰ってから、いざ買物に出掛けるのだが……
「さぁ、出発だ~~♪」
「比叡君。安全運転でね!!」
俺と鈴音さん…。稀子も真ん中の席に座って居る。
俺達が町に出るなら、稀子も付いて行くの流れになった。
いや、最初から稀子は付いて来る気満々だっただろう。
山間の町だからコンビニも当然無いし、稀子が付いて来たがる気持ちも理解は出来るが……
密かに楽しみにしていた、鈴音さんとの初めてのドライブデート(?)は稀子の乱入よってお流れに成った……
「今後のためにも、トラックで良いから貸して貰えないか?」
「うん…。分かった」
「お父さんに聞いて見る」
稀子はスマートフォンを取り出して、稀子の父親、幸村さんに電話を掛ける。
しばらくすると、幸村さんが電話に出たようだ。
「あっ、お父さん! 私、稀子!!」
「―――」
「えっ、あっ、うん…」
「あのね……比叡君達が、町に買物に行きたいから、トラックを貸して欲しいそうなの」
「―――」
「あっ、うっ、うん…。比叡君には確認取ったよ!」
「―――」
「あっ、うん…。分かった」
「比叡君に代わるね!」
稀子は、そう電話向こうで言ってから、俺にスマートフォンを渡してくる。
「比叡君。お父さんが確認したいから、代わってだって!」
(やっぱり、素直には貸さないよな…)
「分かった…」
俺は稀子からスマートフォンを受け取り、幸村さんの電話に出る。
「もしもし。」
「代わりました。青柳比叡です!」
「おぉ、比叡君か!」
「稀子から話は聞いたが…、町に買物に行くためにトラックを借りたいそうだな…」
「はい。そうです…。車の方が荷物を沢山積めるので」
「まぁ、それはそうだが……比叡君!」
「この辺りは町中の平坦道では無く、山道ばかりだが、運転は大丈夫かね?」
「今まで、トラックに乗った事が有るそうだから、運転出来るなら貸しても良いが……」
(幸村さんも、稀子と同じ考えだな…)
(事故時のリスクを考えている)
けど、ここで弱音を言ったら、絶対に貸してはくれない!
自信が無くても、自信が有るように言う!!
「はい。大丈夫です!」
「トラクターと比べれば、トラックの方が安定感有りますし、軽トラですが、法人時代では毎日運転していました!」
「……分かった」
「比叡君に其処までの自信が有るなら、君にトラックを貸し出そう!」
(よし!)
「……けど、擦る程度なら良いが、事故だけは絶対に起こさないでくれよ」
「まだ、不慣れな君に、本当は俺が同乗したいが俺も別の用事が有る」
「もし、事故を起こして、比叡君や鈴音さんの将来を台無しにしてしまったら、悔やんでも悔やみきれないからな……」
「大丈夫です! 幸村さん!!」
「安全運転で行きますので!!」
「そこまで言うなら、比叡君を信用しよう!」
「なら、好きに使ってくれ!!」
「鍵の場所とかは稀子が知っているから、後は稀子に聞いてくれ!」
「はい。有り難う御座います!」
「じゃあ、気を付けてな!」
「はい!」
『ピッ♪』
幸村さんとの通話が終わる。
無事にトラックを借りる事が出来た。
「鈴音さん。トラックですが借りる事が出来ました」
「はい♪」
「トラックでも嬉しいです。比叡さん!」
「お買い物が楽になります♪」
車を借りる事が出来て、喜んでいる鈴音さん!
鈴音さんの喜び方を見ると、農業の関係で軽トラに成るが、早期に車の購入を考えなくては成らないと俺は感じた。
「それで、何時出掛けるの。比叡君!」
何故か、嬉しそうに聞いてくる稀子?
「そうだな…。稀子」
「15時までにはキリが付くと思うから、そこからかな?」
「15時ね!」
「なら、その時間に成ったら家に来て!」
「鍵と場所の案内をするから!!」
「わかった! 稀子!!」
……
稀子とのお茶会の後、稀子も私物の荷ほどきのために家に戻り、俺と鈴音さんも荷ほどきをする。
バスによる買物では無く成ったため、バスの時刻に追われる事無く作業が出来る。
15時前に引っ越しのキリも付いたため、今からは町への買い出しで有る。
鈴音さんは買い出しリストが書かれている、ノートをバッグに入れていた。
車で行く事に成ったから、かなりの物を買い込むのだろう……
2人で稀子の家に行き、稀子からトラックの鍵と場所の案内をして貰ってから、いざ買物に出掛けるのだが……
「さぁ、出発だ~~♪」
「比叡君。安全運転でね!!」
俺と鈴音さん…。稀子も真ん中の席に座って居る。
俺達が町に出るなら、稀子も付いて行くの流れになった。
いや、最初から稀子は付いて来る気満々だっただろう。
山間の町だからコンビニも当然無いし、稀子が付いて来たがる気持ちも理解は出来るが……
密かに楽しみにしていた、鈴音さんとの初めてのドライブデート(?)は稀子の乱入よってお流れに成った……
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