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【R-15】鈴音編 第2章
第185話 縒りを戻す!? その2
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「もしかして……比叡君。真剣に悩んでいるの?」
「私に其処まで未練が有ったの!?」
稀子は再度驚きながら言う。
「未練は有るさ……」
「稀子が俺を見捨てなければ、俺は稀子を本気で愛した」
「//////」
稀子は『どうしよう…!』の表情をして、うろたえ始める。
「えっ! えっ!」
「比叡君があんな事した私に、まだ好意を持っていたなんて!?///」
「どうしよう!!///」
「……稀子。やり直すか?」
俺は此処で、悪魔の言葉を言ってしまう!
隙だらけの稀子なら、ここで落ちる筈だ!!
俺は稀子を試してみる……
稀子は俺を取るか、親友の鈴音さんを取るか……
「う~~//////」
稀子は頬を赤くして悩み始める……
俺と稀子……意外に似たもの同士か!?
「やっ、やっぱりダメだよ。比叡君!///」
「私はもう、泥棒猫はしない事を誓った///」
(これ位の言葉では落ちないか……稀子も少しは成長したな)
(本気でやれば、稀子は俺に寝返る。山本さんもこんな気持ちだったのか…)
鈴音さんの人生を滅茶苦茶にするなら、稀子と関係を完全に修復させるべきだが、俺はそれを出来る人間では無い。
それが出来る人間なら、此処には居ないからだ。
「……稀子。さっきの言葉は気にしないでくれ」
「本当にそんな事をしたら、鈴音さんの心は今度こそ壊れるだろう…」
「……鈴ちゃん。しっかり者だけど、少し心が弱い部分が有るからね」
「比叡君…。こんな私でも、まだ好きで居てくれて、ありがと❤」
稀子は”はにかんだ”笑顔で言う。稀子とは、仲良い親友で居たい。
これ以上……鈴音さんを悲しませる事はしたくは無い。
「さて」
「比叡君の状況と気持ちも知る事が出来たし、今度は鈴ちゃんの部屋に行くね♪」
稀子はそう言って、クッションから立ち上がる。
「比叡君が押しの強い人だったら、私は比叡君にこの場で……大人の関係にされたかもね!///」
稀子は恥ずかしそうに言う。
「俺にそんな度胸が無いのは、以前から知っているだろ。稀子…」
「そうだね♪」
「スケベな割りに小心者♪」
「それが、比叡君!!」
「そんな比叡君が鈴ちゃんを彼処まで怒らせたのだから、鈴ちゃんにとっては“よっぽど”だったんだね!」
(卑猥の言葉を言えば、稀子だって怒るはずだが……これは言わないで置こう)
「それだけ……鈴音さんは俺に対する期待が大きかったんだよ」
「俺だって、鈴音さんとの将来を考えているのに!」
「うん。うん。比叡君の気持ちも分かった!」
「今度は鈴ちゃんの言い分を聞いてみるよ!!」
(鈴音さんは稀子に言うのだろうか!?)
(俺が卑猥の言葉を発した事を!?)
鈴音さんの性格上、言わないはずだが、言われたら俺は不利になるだろう。
「じゃあね。比叡君!」
「おやすみ~~」
「あぁ、お休み。稀子」
『パタン!』
稀子は部屋から出て行き、鈴音さんの部屋に向かったのだろう。
何かをやる気は起きなかったので、俺は布団を敷いて寝る事にする。
(明日に成って……鈴音さんの機嫌が直る訳は無いよな)
(本当に、あの時の鈴音さんは怒っていた)
(俺が直ぐに保育士に成るのを諦めた事と、卑猥な言葉を発言した事で……)
(謝っても、素直には許してはくれないだろうな)
(鈴音さんが納得する道筋を、俺が提示しない限り……)
俺は今後の事を考えながら、眠りに就いた。
「私に其処まで未練が有ったの!?」
稀子は再度驚きながら言う。
「未練は有るさ……」
「稀子が俺を見捨てなければ、俺は稀子を本気で愛した」
「//////」
稀子は『どうしよう…!』の表情をして、うろたえ始める。
「えっ! えっ!」
「比叡君があんな事した私に、まだ好意を持っていたなんて!?///」
「どうしよう!!///」
「……稀子。やり直すか?」
俺は此処で、悪魔の言葉を言ってしまう!
隙だらけの稀子なら、ここで落ちる筈だ!!
俺は稀子を試してみる……
稀子は俺を取るか、親友の鈴音さんを取るか……
「う~~//////」
稀子は頬を赤くして悩み始める……
俺と稀子……意外に似たもの同士か!?
「やっ、やっぱりダメだよ。比叡君!///」
「私はもう、泥棒猫はしない事を誓った///」
(これ位の言葉では落ちないか……稀子も少しは成長したな)
(本気でやれば、稀子は俺に寝返る。山本さんもこんな気持ちだったのか…)
鈴音さんの人生を滅茶苦茶にするなら、稀子と関係を完全に修復させるべきだが、俺はそれを出来る人間では無い。
それが出来る人間なら、此処には居ないからだ。
「……稀子。さっきの言葉は気にしないでくれ」
「本当にそんな事をしたら、鈴音さんの心は今度こそ壊れるだろう…」
「……鈴ちゃん。しっかり者だけど、少し心が弱い部分が有るからね」
「比叡君…。こんな私でも、まだ好きで居てくれて、ありがと❤」
稀子は”はにかんだ”笑顔で言う。稀子とは、仲良い親友で居たい。
これ以上……鈴音さんを悲しませる事はしたくは無い。
「さて」
「比叡君の状況と気持ちも知る事が出来たし、今度は鈴ちゃんの部屋に行くね♪」
稀子はそう言って、クッションから立ち上がる。
「比叡君が押しの強い人だったら、私は比叡君にこの場で……大人の関係にされたかもね!///」
稀子は恥ずかしそうに言う。
「俺にそんな度胸が無いのは、以前から知っているだろ。稀子…」
「そうだね♪」
「スケベな割りに小心者♪」
「それが、比叡君!!」
「そんな比叡君が鈴ちゃんを彼処まで怒らせたのだから、鈴ちゃんにとっては“よっぽど”だったんだね!」
(卑猥の言葉を言えば、稀子だって怒るはずだが……これは言わないで置こう)
「それだけ……鈴音さんは俺に対する期待が大きかったんだよ」
「俺だって、鈴音さんとの将来を考えているのに!」
「うん。うん。比叡君の気持ちも分かった!」
「今度は鈴ちゃんの言い分を聞いてみるよ!!」
(鈴音さんは稀子に言うのだろうか!?)
(俺が卑猥の言葉を発した事を!?)
鈴音さんの性格上、言わないはずだが、言われたら俺は不利になるだろう。
「じゃあね。比叡君!」
「おやすみ~~」
「あぁ、お休み。稀子」
『パタン!』
稀子は部屋から出て行き、鈴音さんの部屋に向かったのだろう。
何かをやる気は起きなかったので、俺は布団を敷いて寝る事にする。
(明日に成って……鈴音さんの機嫌が直る訳は無いよな)
(本当に、あの時の鈴音さんは怒っていた)
(俺が直ぐに保育士に成るのを諦めた事と、卑猥な言葉を発言した事で……)
(謝っても、素直には許してはくれないだろうな)
(鈴音さんが納得する道筋を、俺が提示しない限り……)
俺は今後の事を考えながら、眠りに就いた。
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