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【R-15】鈴音編 第2章
第155話 面談の行方…… その1
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「あっ!!」
「話を脱線させて、ごめんね!///」
「えっと……今日は鈴音から、大事な話が有ると聞いて居るけど、青柳さん絡みなのだよね!」
「!!」
「……」
(涼子さんは見抜いていたか…。見れば判るよな)
彼氏が彼女の両親に会いに行く。
彼女の両親から招待されれば別だが、彼氏自らが会いに行く。
それを理解出来ない、彼女の親は居ないよな?
「はい……。お母さん!」
「今、比叡さんとは普通の恋人関係ですが、私は比叡さんとは今後、結婚を前提にした、付き合いを考えてまして…」
「まぁ!」
「鈴音はそれだけ、青柳さんが好きなのね!!」
「はい…。///」
「比叡さんと、幸せな家庭を作りたいと考えてます///」
(俺って、そんなに鈴音さんに好かれていたんだ…)
(だからこそ、体の関係は慎重だったのか…)
鈴音さんの場合、好きだからと言って、周りが見えなく成る人では無く、好きだからこそ、周りをしっかり見る人で有った。
(山本(孝明)さんが、鈴音さんをどの様に愛していたかは判らないが、鈴音さん自身が其処まで、山本さんを本気で好きで無かったと、言い切って良いのか?)
(けど…俺自身。其処まで鈴音さんを引きつける魅力なんて無いからな)
(本当に夢見る夢子ちゃんを、鈴音さんは好きに成る人だった!?)
最初はそれを喜んでいたが凉子さんだが、表情は何故か堅かった。
「鈴音の気持ちに、私から何かを言うつもりは有りませんが…、鈴音は青柳さんの事をどれだけ理解している?」
「理解…?」
「そう、理解!」
「鈴音と青柳さんは、大分年が離れているわ!」
「近い年齢同士でもトラブルは起きるのに、年の差が大きい程、トラブルは起きやすく成ってしまうわ!!」
「鈴音はその辺を、きちんと理解仕切れて居るのかな…?」
「それは、大丈夫です。お母さん!!」
「青柳さんはとても優しい人ですし、理解力も有る人です。今まで、大きな喧嘩もした事は無いです!!」
鈴音さんは、力強く涼子さんに言うが……
「それは鈴音…。青柳さんが鈴音に嫌われたくないから、我慢しているのかも知れないのだよ」
「えっ?」
「……そうなの、比叡さん…?」
(涼子さんも一言が多いな…)
(嫌われたくは無いのは事実だが、鈴音さんと喧嘩をしたいとは感じ無いし、喧嘩をする位なら尻に敷かれた方が良い!)
(稀子だったら我慢出来ない時も有ったが、鈴音さんなら、俺は犬にだって成ってやる!!)
「鈴音さん。嫌な事は嫌と、俺はきちんと言います」
「俺は鈴音さんを大切にしたいし、特にお互いの意見を尊重し合いたいです!」
「比叡さん…//////」
「……鈴音と青柳さんの気持ちは凄く分ったわ」
「けど……親としては、結婚前提の付き合いは、まだ早すぎるわ!」
「どうしてです!?」
「お母さん!!」
「鈴音……」
「鈴音が人を好きなる事に対して、親としては何も言いたくは無いわ」
「しかし、結婚相手と成って来ると話は別です」
「……美作家は今、存続の危機に有ります」
「優秀な遺伝子を迎え入れて、新たな後継者を育てなければ成りません」
「長男の親権は元夫に行ってしまったので、鈴音の婿に入れてでも、美作家を存続させなければ成りません!!」
「……と、考えていた時期も有りましたが、母親としては、鈴音の幸せを第一に考えを改めました」
「私としては、青柳さんとの結婚を反対しませんが、時期が尚早過ぎます!」
「それに……青柳さんの人生が、確約された訳で無いでしょ。鈴音?」
「はっ、はい……それは……」
「……鈴音は、大学卒業後の進路は考えている?」
「まだ……考えてないでしょ?」
「はい……。具体的には……」
鈴音さんは言葉を返せず、言い淀んでいる。
(これは不利な展開だな)
(凉子さんに押されまくりだ……)
「……青柳さん」
「青柳さんはどれ位の確率で、保育士資格が取得出来ますか?」
「6割以上言え、7割以上は有りますか?」
(げっ! こっちにも来た!?)
(そんなに有る訳無いじゃん!)
(確率で言ったら、1割未満。奇跡が起きても2割だよ///)
(これは、盛って言うしか無いな)
「流石にそんなに高くは有りません。実質はそれの半分位です…」
「7割の半分だとしても、3割5分…。4番ヒッター並の打率ですね…」
「青柳さんはゲーム感覚で、保育士資格取得の勉強をしているのですか?」
(これは厳しい攻撃だな…。言葉を返しようが無いぞ!)
(この状態では、とてもでも無いが、涼子さんが結婚前提の付き合いを容認する訳が無い…)
久しぶりに大ピンチが、訪れてしまったようだ……
「話を脱線させて、ごめんね!///」
「えっと……今日は鈴音から、大事な話が有ると聞いて居るけど、青柳さん絡みなのだよね!」
「!!」
「……」
(涼子さんは見抜いていたか…。見れば判るよな)
彼氏が彼女の両親に会いに行く。
彼女の両親から招待されれば別だが、彼氏自らが会いに行く。
それを理解出来ない、彼女の親は居ないよな?
「はい……。お母さん!」
「今、比叡さんとは普通の恋人関係ですが、私は比叡さんとは今後、結婚を前提にした、付き合いを考えてまして…」
「まぁ!」
「鈴音はそれだけ、青柳さんが好きなのね!!」
「はい…。///」
「比叡さんと、幸せな家庭を作りたいと考えてます///」
(俺って、そんなに鈴音さんに好かれていたんだ…)
(だからこそ、体の関係は慎重だったのか…)
鈴音さんの場合、好きだからと言って、周りが見えなく成る人では無く、好きだからこそ、周りをしっかり見る人で有った。
(山本(孝明)さんが、鈴音さんをどの様に愛していたかは判らないが、鈴音さん自身が其処まで、山本さんを本気で好きで無かったと、言い切って良いのか?)
(けど…俺自身。其処まで鈴音さんを引きつける魅力なんて無いからな)
(本当に夢見る夢子ちゃんを、鈴音さんは好きに成る人だった!?)
最初はそれを喜んでいたが凉子さんだが、表情は何故か堅かった。
「鈴音の気持ちに、私から何かを言うつもりは有りませんが…、鈴音は青柳さんの事をどれだけ理解している?」
「理解…?」
「そう、理解!」
「鈴音と青柳さんは、大分年が離れているわ!」
「近い年齢同士でもトラブルは起きるのに、年の差が大きい程、トラブルは起きやすく成ってしまうわ!!」
「鈴音はその辺を、きちんと理解仕切れて居るのかな…?」
「それは、大丈夫です。お母さん!!」
「青柳さんはとても優しい人ですし、理解力も有る人です。今まで、大きな喧嘩もした事は無いです!!」
鈴音さんは、力強く涼子さんに言うが……
「それは鈴音…。青柳さんが鈴音に嫌われたくないから、我慢しているのかも知れないのだよ」
「えっ?」
「……そうなの、比叡さん…?」
(涼子さんも一言が多いな…)
(嫌われたくは無いのは事実だが、鈴音さんと喧嘩をしたいとは感じ無いし、喧嘩をする位なら尻に敷かれた方が良い!)
(稀子だったら我慢出来ない時も有ったが、鈴音さんなら、俺は犬にだって成ってやる!!)
「鈴音さん。嫌な事は嫌と、俺はきちんと言います」
「俺は鈴音さんを大切にしたいし、特にお互いの意見を尊重し合いたいです!」
「比叡さん…//////」
「……鈴音と青柳さんの気持ちは凄く分ったわ」
「けど……親としては、結婚前提の付き合いは、まだ早すぎるわ!」
「どうしてです!?」
「お母さん!!」
「鈴音……」
「鈴音が人を好きなる事に対して、親としては何も言いたくは無いわ」
「しかし、結婚相手と成って来ると話は別です」
「……美作家は今、存続の危機に有ります」
「優秀な遺伝子を迎え入れて、新たな後継者を育てなければ成りません」
「長男の親権は元夫に行ってしまったので、鈴音の婿に入れてでも、美作家を存続させなければ成りません!!」
「……と、考えていた時期も有りましたが、母親としては、鈴音の幸せを第一に考えを改めました」
「私としては、青柳さんとの結婚を反対しませんが、時期が尚早過ぎます!」
「それに……青柳さんの人生が、確約された訳で無いでしょ。鈴音?」
「はっ、はい……それは……」
「……鈴音は、大学卒業後の進路は考えている?」
「まだ……考えてないでしょ?」
「はい……。具体的には……」
鈴音さんは言葉を返せず、言い淀んでいる。
(これは不利な展開だな)
(凉子さんに押されまくりだ……)
「……青柳さん」
「青柳さんはどれ位の確率で、保育士資格が取得出来ますか?」
「6割以上言え、7割以上は有りますか?」
(げっ! こっちにも来た!?)
(そんなに有る訳無いじゃん!)
(確率で言ったら、1割未満。奇跡が起きても2割だよ///)
(これは、盛って言うしか無いな)
「流石にそんなに高くは有りません。実質はそれの半分位です…」
「7割の半分だとしても、3割5分…。4番ヒッター並の打率ですね…」
「青柳さんはゲーム感覚で、保育士資格取得の勉強をしているのですか?」
(これは厳しい攻撃だな…。言葉を返しようが無いぞ!)
(この状態では、とてもでも無いが、涼子さんが結婚前提の付き合いを容認する訳が無い…)
久しぶりに大ピンチが、訪れてしまったようだ……
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