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【R-15】鈴音編
第103話 意外な展開 その2
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俺と鈴音さんが、朝食を取るためにレストランに向かう途中、血相を変えて通路を走る男性と出くわす!!
「うぁ、危ない!」
俺は思わず…、その男性とぶつかりそうに成るが、俺は何とか避けきる。
その男性は何故か、俺達の事を見て……
「お前ら……命拾いしたな…」
そう、俺と鈴音さんに向かって言葉を吐き捨て、その男性はフロントの方向に走って行った。
「何だ? 今のは…?」
男性が呟いた内容が、良く聞き取れなかったが恐らく『お前ら、こんな所に泊まるな!』とでも言ったのだろうか?
鈴音さんは、稀子と同じ少し小柄な体型(身長は稀子より高い)だが、ロングヘアーの似合う、大人の女性雰囲気を醸し出している。余りの美人に、相手が妬んだのだろう?
「比叡さん…?」
「あの方……、やけに急いでいましたね?」
「日曜日だから、工場でトラブルが起きたのでは無いかな?」
「休日は交代勤務の人しか居ないから、初動対応も厳しいし…」
「比叡さん、やけにお詳しいのですね…」
鈴音さんは少し驚いた表情で言う。
『工場作業の経験者ですか?』見たいな表情をしていた。
「何かのヒューマンドラマで、そんなシーンを見ていたから、覚えていたのかな?」
「まぁ、ぶつからなかったし、良いや!」
「鈴音さん、レストランに向かいましょう!」
「はい!」
俺と鈴音さんは、朝食を取るためにレストランに向かった。
レストランの朝食は当然バイキングでは無くて、朝定食(のみ)だけで有る。
これも、日替わり定食に成るのかは分らないが、昨夜と同じ様にご飯、味噌汁のお代わりは自由で有って、おかずもアジの干物、卵焼き、納豆、焼き海苔、漬物で有った。
俺と鈴音さんは談笑しながら朝食を食べて、日本茶を飲んで少し寛いだ後、レストランを出ようとすると……
レストランにホテルのスタッフが、何故か入ってくる。
雰囲気的に誰かを探している感じだった……
「…青柳様は、いらっしゃいますか~~?」
ホテルのスタッフが、何故か俺を探している!?
俺はまさか『山本さんが本当に場所を突き止めた!!』と感じてしまう!!
しかし、無視をする訳には行かない……
「はい……!」
俺は座っているテーブルから、返事をしながら手を上げるとスタッフが近づいて来る。
「青柳様ですね…?」
「はっ、はい……」
「山本様から、お電話が入っています!」
「やっ、やまもと~~!?」
(居場所が本当にバレてしまった!!)
(嘘だろ!? 山本組……強すぎるだろ!!)
「あっ、あの……青柳様。どうされましたか?」
俺が動揺するので、スタッフは心配をしながら声を掛けて来る。
「いっ、いえ……。ちなみに名前は分かりますか?」
「山本様のですか…?」
「はい…」
「山本真理恵様と覗っております…」
(山本真理江!?)
(誰それ!? 聞いたこと無いぞ!!)
俺は呆然と考え始めると、鈴音さんが驚いた表情で話し掛けてくる。
「比叡さん!! それは、山本さんのお母様の名前ですわ!!」
「どうして!?」
いきなりの電話に、全く事態が飲み込めない2人……
「鈴音さん……。罠の可能性有るかな…?」
「どうでしょうね…?」
「お母様が…、孝明さんの味方をするとは思えませんが……」
俺と鈴音さんが、どの様に対応しようかと悩んでいると……
「あの……お繋ぎしない方が、よろしいでしょうか?」
スタッフはそう聞いてくる。
それを聞いた鈴音さんは、スタッフに話し掛ける。
「相手の電話の方。山本真理江さんと名乗ったのですよね?」
「……はい」
「もちろん、女性の声でしたよね?」
「はい…。恐らく女性だと……」
「比叡さん!」
「感じからして、お母様からの可能性が高いです!!」
「電話は、私が応対してもよろしいでしょうか?」
「本当に山本さんのお母さんなら、鈴音さんの方が都合良いかも?」
「分かりました!!」
「では、スタッフさん。案内をお願いします!!」
朝食も食べ終えていたので、レストランを出てフロントに向かい、鈴音さんが山本さんのお母さんと通話をする。
「お母様。お早う御座います。鈴音です!」
「突然、どうなされましたか?」
「―――」
「―――」
「えっ!?」
「孝明さんが交通事故を起こした!?」
「どうしてですか!?」
「―――」
「―――」
「はっ、はい……」
「成る程……」
「―――」
「―――」
……
鈴音さんが、山本さんのお母さんと通話をして居るが、俺は嫌な言葉を聞いてしまった!!
山本さんが事故を起こしたようだ。言葉的に起こしたのだから、加害者側だろう……
何処で交通事故を起こしたかは判らないが、このホテルの電話番号を知っているのだから、本当に山本さんに場所は突き止められて居た筈だ……
山本さんが交通事故を起こしていなければ、俺と鈴音さんは正夢通りに“お仕置き”と言う名の拷問を受けていて、俺は今頃……この世には居なくて、冗談抜きで○役所で書類を書いているだろう……
鈴音さんは、山本さんのお母さんとの通話を終えて、血の気の引いた顔で俺に話し出す。
「比叡さん……。落ち着いて聞いて下さい…」
落ち着くも何も、先ほどの単語で理解が出来てしまった!
俺と鈴音さんは、この先どう成るのだろう……
「うぁ、危ない!」
俺は思わず…、その男性とぶつかりそうに成るが、俺は何とか避けきる。
その男性は何故か、俺達の事を見て……
「お前ら……命拾いしたな…」
そう、俺と鈴音さんに向かって言葉を吐き捨て、その男性はフロントの方向に走って行った。
「何だ? 今のは…?」
男性が呟いた内容が、良く聞き取れなかったが恐らく『お前ら、こんな所に泊まるな!』とでも言ったのだろうか?
鈴音さんは、稀子と同じ少し小柄な体型(身長は稀子より高い)だが、ロングヘアーの似合う、大人の女性雰囲気を醸し出している。余りの美人に、相手が妬んだのだろう?
「比叡さん…?」
「あの方……、やけに急いでいましたね?」
「日曜日だから、工場でトラブルが起きたのでは無いかな?」
「休日は交代勤務の人しか居ないから、初動対応も厳しいし…」
「比叡さん、やけにお詳しいのですね…」
鈴音さんは少し驚いた表情で言う。
『工場作業の経験者ですか?』見たいな表情をしていた。
「何かのヒューマンドラマで、そんなシーンを見ていたから、覚えていたのかな?」
「まぁ、ぶつからなかったし、良いや!」
「鈴音さん、レストランに向かいましょう!」
「はい!」
俺と鈴音さんは、朝食を取るためにレストランに向かった。
レストランの朝食は当然バイキングでは無くて、朝定食(のみ)だけで有る。
これも、日替わり定食に成るのかは分らないが、昨夜と同じ様にご飯、味噌汁のお代わりは自由で有って、おかずもアジの干物、卵焼き、納豆、焼き海苔、漬物で有った。
俺と鈴音さんは談笑しながら朝食を食べて、日本茶を飲んで少し寛いだ後、レストランを出ようとすると……
レストランにホテルのスタッフが、何故か入ってくる。
雰囲気的に誰かを探している感じだった……
「…青柳様は、いらっしゃいますか~~?」
ホテルのスタッフが、何故か俺を探している!?
俺はまさか『山本さんが本当に場所を突き止めた!!』と感じてしまう!!
しかし、無視をする訳には行かない……
「はい……!」
俺は座っているテーブルから、返事をしながら手を上げるとスタッフが近づいて来る。
「青柳様ですね…?」
「はっ、はい……」
「山本様から、お電話が入っています!」
「やっ、やまもと~~!?」
(居場所が本当にバレてしまった!!)
(嘘だろ!? 山本組……強すぎるだろ!!)
「あっ、あの……青柳様。どうされましたか?」
俺が動揺するので、スタッフは心配をしながら声を掛けて来る。
「いっ、いえ……。ちなみに名前は分かりますか?」
「山本様のですか…?」
「はい…」
「山本真理恵様と覗っております…」
(山本真理江!?)
(誰それ!? 聞いたこと無いぞ!!)
俺は呆然と考え始めると、鈴音さんが驚いた表情で話し掛けてくる。
「比叡さん!! それは、山本さんのお母様の名前ですわ!!」
「どうして!?」
いきなりの電話に、全く事態が飲み込めない2人……
「鈴音さん……。罠の可能性有るかな…?」
「どうでしょうね…?」
「お母様が…、孝明さんの味方をするとは思えませんが……」
俺と鈴音さんが、どの様に対応しようかと悩んでいると……
「あの……お繋ぎしない方が、よろしいでしょうか?」
スタッフはそう聞いてくる。
それを聞いた鈴音さんは、スタッフに話し掛ける。
「相手の電話の方。山本真理江さんと名乗ったのですよね?」
「……はい」
「もちろん、女性の声でしたよね?」
「はい…。恐らく女性だと……」
「比叡さん!」
「感じからして、お母様からの可能性が高いです!!」
「電話は、私が応対してもよろしいでしょうか?」
「本当に山本さんのお母さんなら、鈴音さんの方が都合良いかも?」
「分かりました!!」
「では、スタッフさん。案内をお願いします!!」
朝食も食べ終えていたので、レストランを出てフロントに向かい、鈴音さんが山本さんのお母さんと通話をする。
「お母様。お早う御座います。鈴音です!」
「突然、どうなされましたか?」
「―――」
「―――」
「えっ!?」
「孝明さんが交通事故を起こした!?」
「どうしてですか!?」
「―――」
「―――」
「はっ、はい……」
「成る程……」
「―――」
「―――」
……
鈴音さんが、山本さんのお母さんと通話をして居るが、俺は嫌な言葉を聞いてしまった!!
山本さんが事故を起こしたようだ。言葉的に起こしたのだから、加害者側だろう……
何処で交通事故を起こしたかは判らないが、このホテルの電話番号を知っているのだから、本当に山本さんに場所は突き止められて居た筈だ……
山本さんが交通事故を起こしていなければ、俺と鈴音さんは正夢通りに“お仕置き”と言う名の拷問を受けていて、俺は今頃……この世には居なくて、冗談抜きで○役所で書類を書いているだろう……
鈴音さんは、山本さんのお母さんとの通話を終えて、血の気の引いた顔で俺に話し出す。
「比叡さん……。落ち着いて聞いて下さい…」
落ち着くも何も、先ほどの単語で理解が出来てしまった!
俺と鈴音さんは、この先どう成るのだろう……
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