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第4話 世間を舐めすぎた若造 その3
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工場に辿り着いた僕は、男を抱えながら工場内に有る地下室に向かう。
元々、工場に地下室なんて無かったが、お仕置きをする関係上『地下室を作った方が良い』と徳丸さんに言われて、工場内に地下室を設けた。費用も半額徳丸さんが出してくれた。
この工場は深夜でも作業が出来る様に防音仕様に改修したし、更に地下室でお仕置きをすれば、絶対外部に音が漏れる事は無いし秘匿性も増す。
僕は男の足をロープで縛り、仰向けにしてから、長方形のコンクリートブロック上に男を乗せる。
知り合いに頼んで作って貰った特注品だ。ベッドサイズのコンクリートブロックで有る。
コンクリート上から男の関節を叩けば、確実に破壊出来るし、衝撃音もコンクリートが吸収してくれる。
男が暴れ出しても良いように、コンクリートブロックのサイドに設けたU字フックからベルトを通し、男をベルトでコンクリートブロックと固定させる。
(さて、始めるか……)
僕は身分がばれないように、覆面レスラーが付ける覆面をして顔を隠す。
これが殺す拷問式なら素顔で良いのだが、僕の場合はそうでないからな。
殺しは1回しかやってないが、アレは怒りに任せてしまったからな……
まぁ、そんな事を思い出しても仕方ない。
僕は水が入ったバケツ手に持ち、男に目掛けて水をぶっかける。
『バシャッ!』
「冷てーー!」
男は水を掛けると、直ぐに目を覚ました。
流石若いな……
男は自分の状況を確認しながら当然、焦り声で僕に掛けてきた。
「おっ、お前誰だ!?」
「俺にこんな事をしてどうする!!」
「……名乗る者では無いよ」
「こうされる……身に、覚えは無いのか…?」
僕は、低音口調でゆっくりと言う。
「こっ、こんな事して、只で済むと思っているのか!?」
「お前のやっている行為は、犯罪行為だぞ!!」
(犯罪者が良く言うよ…。お前も平気で犯罪行為をしていただろ…?)
「……君こそ、あんな事をして置いて、無傷で済むと思っていたのか…!」
僕は遠回しに、依頼者の事を聞いてみたが……
「はっ!?」
「何、言ってんの、お前頭大丈夫!?」
「俺は、何もしていないぞ。健全な人間にこんな事しやがって!!」
「早く、俺を解放させろ!!」
男はしらばくれるつもりか、僕を小馬鹿にしながら言ってきた。
なら、体に聞いてみますか!
体は正直だからな……
僕は無言で、側に置いて有る、建築現場等で使う大ハンマーを持って男に近付く。
「……」
「ちょっ、ちょっと、いきなり何するの!?」
「そんなハンマーなんか持って、どうするのだよ!?」
男は暴れて抵抗を見せるが、ベルトで縛られている体を”じたばた”させるだけで有る。
「……伊藤君。お仕置きの時間だ…!」
「へっ!?」
「何で…、俺の名前知っているの!?」
「ちょ、まっ、マジでやっ、止めろよ~~~」
男が何か『ぎゃー、ぎゃー』喚いているが、僕は男の左肩に目掛けて大ハンマー振り下ろす。
『グッシャーー』
「ぐあぁぁぁーーー」
ハンマーの衝撃音と、男の悲鳴声が地下室全体に響き渡る!
良い音色だ……
(手応え有り……次は右肩だな)
男の左肩は、直ぐに“ぱんぱん”に膨れ上がる。
僕ぐらいに成ってくると、筋肉の腫れ具合で骨が破壊(骨折)出来たか判るように成る。今回の場合は粉砕骨折だがな。
僕は無言で、直ぐに右肩を大ハンマーで破壊する。
『グッシャーー』
「ぐあぁぁぁーーー」
「誰か、助けてくれ~~~」
本日、2回目の響き声だ……。何時聞いても悪くない声だ。
男は喚きながら、“ばたばた”と体を暴れさせている。
(一度は封印したが、またこれを喜んでやってしまうとは……)
(次は……肘と行きたいが、膝の方が良いな)
(肘だと、一変寝返りさせないと行けない……)
僕は男の両膝を破壊するため、右膝の方に移動を始めると……
「なっ、なんで、俺は何もしていないの、こんな事をされるのだ!!」
男は泣きながら言ってきた。
「……何もしていない?」
「そんな訳無いだろう…!」
『グッシャーー』
「うぐあぁぁぁーーー」
「もう、止めてくれ~~、このままだと死んでしまう!!」
「……殺すつもりは無いから、安心してくれ」
「……へっ」
男の馬鹿顔が、俺を見つめながら言う。
……汚い顔だ。
……
元々、工場に地下室なんて無かったが、お仕置きをする関係上『地下室を作った方が良い』と徳丸さんに言われて、工場内に地下室を設けた。費用も半額徳丸さんが出してくれた。
この工場は深夜でも作業が出来る様に防音仕様に改修したし、更に地下室でお仕置きをすれば、絶対外部に音が漏れる事は無いし秘匿性も増す。
僕は男の足をロープで縛り、仰向けにしてから、長方形のコンクリートブロック上に男を乗せる。
知り合いに頼んで作って貰った特注品だ。ベッドサイズのコンクリートブロックで有る。
コンクリート上から男の関節を叩けば、確実に破壊出来るし、衝撃音もコンクリートが吸収してくれる。
男が暴れ出しても良いように、コンクリートブロックのサイドに設けたU字フックからベルトを通し、男をベルトでコンクリートブロックと固定させる。
(さて、始めるか……)
僕は身分がばれないように、覆面レスラーが付ける覆面をして顔を隠す。
これが殺す拷問式なら素顔で良いのだが、僕の場合はそうでないからな。
殺しは1回しかやってないが、アレは怒りに任せてしまったからな……
まぁ、そんな事を思い出しても仕方ない。
僕は水が入ったバケツ手に持ち、男に目掛けて水をぶっかける。
『バシャッ!』
「冷てーー!」
男は水を掛けると、直ぐに目を覚ました。
流石若いな……
男は自分の状況を確認しながら当然、焦り声で僕に掛けてきた。
「おっ、お前誰だ!?」
「俺にこんな事をしてどうする!!」
「……名乗る者では無いよ」
「こうされる……身に、覚えは無いのか…?」
僕は、低音口調でゆっくりと言う。
「こっ、こんな事して、只で済むと思っているのか!?」
「お前のやっている行為は、犯罪行為だぞ!!」
(犯罪者が良く言うよ…。お前も平気で犯罪行為をしていただろ…?)
「……君こそ、あんな事をして置いて、無傷で済むと思っていたのか…!」
僕は遠回しに、依頼者の事を聞いてみたが……
「はっ!?」
「何、言ってんの、お前頭大丈夫!?」
「俺は、何もしていないぞ。健全な人間にこんな事しやがって!!」
「早く、俺を解放させろ!!」
男はしらばくれるつもりか、僕を小馬鹿にしながら言ってきた。
なら、体に聞いてみますか!
体は正直だからな……
僕は無言で、側に置いて有る、建築現場等で使う大ハンマーを持って男に近付く。
「……」
「ちょっ、ちょっと、いきなり何するの!?」
「そんなハンマーなんか持って、どうするのだよ!?」
男は暴れて抵抗を見せるが、ベルトで縛られている体を”じたばた”させるだけで有る。
「……伊藤君。お仕置きの時間だ…!」
「へっ!?」
「何で…、俺の名前知っているの!?」
「ちょ、まっ、マジでやっ、止めろよ~~~」
男が何か『ぎゃー、ぎゃー』喚いているが、僕は男の左肩に目掛けて大ハンマー振り下ろす。
『グッシャーー』
「ぐあぁぁぁーーー」
ハンマーの衝撃音と、男の悲鳴声が地下室全体に響き渡る!
良い音色だ……
(手応え有り……次は右肩だな)
男の左肩は、直ぐに“ぱんぱん”に膨れ上がる。
僕ぐらいに成ってくると、筋肉の腫れ具合で骨が破壊(骨折)出来たか判るように成る。今回の場合は粉砕骨折だがな。
僕は無言で、直ぐに右肩を大ハンマーで破壊する。
『グッシャーー』
「ぐあぁぁぁーーー」
「誰か、助けてくれ~~~」
本日、2回目の響き声だ……。何時聞いても悪くない声だ。
男は喚きながら、“ばたばた”と体を暴れさせている。
(一度は封印したが、またこれを喜んでやってしまうとは……)
(次は……肘と行きたいが、膝の方が良いな)
(肘だと、一変寝返りさせないと行けない……)
僕は男の両膝を破壊するため、右膝の方に移動を始めると……
「なっ、なんで、俺は何もしていないの、こんな事をされるのだ!!」
男は泣きながら言ってきた。
「……何もしていない?」
「そんな訳無いだろう…!」
『グッシャーー』
「うぐあぁぁぁーーー」
「もう、止めてくれ~~、このままだと死んでしまう!!」
「……殺すつもりは無いから、安心してくれ」
「……へっ」
男の馬鹿顔が、俺を見つめながら言う。
……汚い顔だ。
……
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