心のリミッター

小春かぜね

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第156話 生きるという意味

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 人間は何の為に生まれて、何の為に死んでいくのだろうか?
 人生が順調な時は、そんなこと微塵も考えないが、窮地に追い込まれると途端に意識し始める……

 学を学び、常識を覚えて、とある年代達したら性行為をして、子孫を育ててつつ老いて行き……最後は昇天する。
 これが、一般的な生き方で有るだろう。

 けど、先ほどの内、どれか一つでも欠如してしまうと、上記のような生き方は難しく成ってしまう!!

 学が無ければ、真面まとなな職業には就けないし、常識も無いと更に酷くなる!!
 性行為も同じで、それが出来ないと子孫を残すことが出来ないから、生まれてきた意義を失ってしまう!?

 前話で書き記した『親ガチャ』で、悪影響を受けた・受けてしまった人は、更に厳しい人生が待っている。

 生きるとは何だろうか……

 食肉に成る家畜のように、初めから屠殺とさつが待っている運命も酷で有るが、人間のように人生が絶望でも、軽く命を投げ出しては行けないと言うマナー(?)も変で有る!?

 絶望人生の中を生きていくのは、本当に大変で有る!
 将来性の無い毎日を……呆然と生きていく。
 これもこれで、生き地獄で有る……

 偶に、奇跡と言う出来事も現に起きるが、それに当たる人は本当に幸運で有るだろう……
 絶望人生の中で、救いの手が差し伸べられて、一気に並以上の生活が勝手にやって来る!

 それを待って、今日も生きている人は、果たしてどれくらい居るのだろうか?
 本当に、神頼みかも知れない……
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