86 / 90
第2部 第2章 突然の珍客?
第86話 陽向と猫 その4
しおりを挟む
僕は猫に少し、大蛇との関係を聞いたが、あの猫は以前。蛇に絡んでいた例の猫で有った!
だから、僕(俺)は、この猫に見覚えが有り、猫も僕(俺)の事は知っていた。
前世の僕(俺)はあの時。蛇(大蛇)を助けるために猫を追い払ったが、その後の猫は大蛇の支配下に入って、現在は大蛇の事を『お母さん』と、呼んでいるらしい。
大蛇にはたくさんの配下が居て、配下達を上手に使い、山の治安を守っているそうだ。
僕が前世から転生して、かなりの時間が経っているのに、あの猫は全然老いている感じはしない?
見掛けだけでは完全に、意気盛ん猫で有る。
あの猫も大蛇と同じように、神様の類いに入っているのだろう。
なんせ、あの大蛇は、自分で神様と言うぐらいだからな!
僕の第2の人生に、現人生を作った大蛇が急に使いと言うか、監視を出したが、僕は大蛇の意図が全く読み取れていなかった……
……
僕は深夜に猫から起こされ、猫との会話が終わった後は再び眠りに就いたが、色々と過去の事を思い出してしまったため、殆ど寝付く事は無く朝を迎える。
外からは朝を示す、雀の鳴き声が聞こえる。
『ちゅん、ちゅん、―――♪』
(あれから、殆ど眠れなかったな…)
これは、大蛇や猫の所為だと言いたいが、僕の現人生は大蛇のお陰で有る。
その大蛇に文句を言ったら、大蛇は機嫌を損ねて、僕を直ぐに食べにやって来るだろう!?
僕は頭を切り替えて、パジャマから学生服に着替えて、朝食を食べるために階下へ下りて行く……
「むしゃ、むしゃ、―――♪」
「むしゃ、むしゃ、―――♪」
僕は洗面所で顔を洗い、その後リビングに入ると、猫はリビングのとある場所で、朝食となる餌を美味しそうな表情で食べている。
「……」
(朝食は、定番のカリカリか…)
(猫の餌も、決して安くないのだよな…)
この猫が、本当にどれだけ居候するかは不明で有るが、この猫を本格的に飼い始めたら、大きな出費となる!
結花はこの事(猫が居着く)を当然知らないから、今は保護猫のモードで色々とサービス(?)をしているが、いずれは新居浜家家計に大きなダメージを与えるだろう!
「陽向!」
「おはよう♪」
猫が餌を食べている姿を、僕は澄ました表情で見ているが、結花は和やかな表情で僕に朝の挨拶をしてくる。
僕は穏やかな表情で、結花に話し掛ける。
「お母さん。おはよう!」
「……元気に、猫は餌を食べているね…!」
「えぇ!」
「猫ちゃんは元気に餌を食べてくれるし、排泄の方も全く問題ないから、凄く安心だわ!♪」
結花は嬉しそうな表情で、僕に話す。
猫は一足先に朝食を食べているが、僕と結花も朝食を食べ始める。
今朝は、和食の朝食で有る。
『カチャ、カチャ、―――♪』
『カチャ、カチャ、―――♪』
僕は結花と朝食を食べていると、結花は穏やかな表情で僕に話し始める。
「陽向!」
「昨夜も言ったけど、今日の夕方。恵那ちゃんが猫ちゃんを見に来るらしいから、その対応は陽向がお願いね!!」
「……うん。分かった」
「お母さん…」
僕は澄ました表情で、結花に返事をする。
昨日。結花がホームセンターへ買い物に行った時。そこで恵那と恵那のおばさんに結花は出会って、猫を保護している事を聞いた恵那が、その猫を見たいらしい。
(結花や恵那も、この猫の真の正体は知らないはずだが、猫は恵那を見た時にどう反応するのだろう?)
猫と恵那は初対面になるが、猫は恵那に敵対心を見せるのだろうか?
猫は僕の状況を把握しているから、恵那が邪魔な人間になる事を猫は知っているだろう。
それとも、猫はあくまで猫を演じて、可愛い猫(?)で、恵那を騙すのだろうか??
僕はそんな事を思いながら、結花との朝食時間を過ごす……
時間が来たので、僕は中学校に行くために玄関から出ると……門付近で恵那が待っている。
僕を見た恵那は和やかな表情で、何時も通りの挨拶をしてきた。
だから、僕(俺)は、この猫に見覚えが有り、猫も僕(俺)の事は知っていた。
前世の僕(俺)はあの時。蛇(大蛇)を助けるために猫を追い払ったが、その後の猫は大蛇の支配下に入って、現在は大蛇の事を『お母さん』と、呼んでいるらしい。
大蛇にはたくさんの配下が居て、配下達を上手に使い、山の治安を守っているそうだ。
僕が前世から転生して、かなりの時間が経っているのに、あの猫は全然老いている感じはしない?
見掛けだけでは完全に、意気盛ん猫で有る。
あの猫も大蛇と同じように、神様の類いに入っているのだろう。
なんせ、あの大蛇は、自分で神様と言うぐらいだからな!
僕の第2の人生に、現人生を作った大蛇が急に使いと言うか、監視を出したが、僕は大蛇の意図が全く読み取れていなかった……
……
僕は深夜に猫から起こされ、猫との会話が終わった後は再び眠りに就いたが、色々と過去の事を思い出してしまったため、殆ど寝付く事は無く朝を迎える。
外からは朝を示す、雀の鳴き声が聞こえる。
『ちゅん、ちゅん、―――♪』
(あれから、殆ど眠れなかったな…)
これは、大蛇や猫の所為だと言いたいが、僕の現人生は大蛇のお陰で有る。
その大蛇に文句を言ったら、大蛇は機嫌を損ねて、僕を直ぐに食べにやって来るだろう!?
僕は頭を切り替えて、パジャマから学生服に着替えて、朝食を食べるために階下へ下りて行く……
「むしゃ、むしゃ、―――♪」
「むしゃ、むしゃ、―――♪」
僕は洗面所で顔を洗い、その後リビングに入ると、猫はリビングのとある場所で、朝食となる餌を美味しそうな表情で食べている。
「……」
(朝食は、定番のカリカリか…)
(猫の餌も、決して安くないのだよな…)
この猫が、本当にどれだけ居候するかは不明で有るが、この猫を本格的に飼い始めたら、大きな出費となる!
結花はこの事(猫が居着く)を当然知らないから、今は保護猫のモードで色々とサービス(?)をしているが、いずれは新居浜家家計に大きなダメージを与えるだろう!
「陽向!」
「おはよう♪」
猫が餌を食べている姿を、僕は澄ました表情で見ているが、結花は和やかな表情で僕に朝の挨拶をしてくる。
僕は穏やかな表情で、結花に話し掛ける。
「お母さん。おはよう!」
「……元気に、猫は餌を食べているね…!」
「えぇ!」
「猫ちゃんは元気に餌を食べてくれるし、排泄の方も全く問題ないから、凄く安心だわ!♪」
結花は嬉しそうな表情で、僕に話す。
猫は一足先に朝食を食べているが、僕と結花も朝食を食べ始める。
今朝は、和食の朝食で有る。
『カチャ、カチャ、―――♪』
『カチャ、カチャ、―――♪』
僕は結花と朝食を食べていると、結花は穏やかな表情で僕に話し始める。
「陽向!」
「昨夜も言ったけど、今日の夕方。恵那ちゃんが猫ちゃんを見に来るらしいから、その対応は陽向がお願いね!!」
「……うん。分かった」
「お母さん…」
僕は澄ました表情で、結花に返事をする。
昨日。結花がホームセンターへ買い物に行った時。そこで恵那と恵那のおばさんに結花は出会って、猫を保護している事を聞いた恵那が、その猫を見たいらしい。
(結花や恵那も、この猫の真の正体は知らないはずだが、猫は恵那を見た時にどう反応するのだろう?)
猫と恵那は初対面になるが、猫は恵那に敵対心を見せるのだろうか?
猫は僕の状況を把握しているから、恵那が邪魔な人間になる事を猫は知っているだろう。
それとも、猫はあくまで猫を演じて、可愛い猫(?)で、恵那を騙すのだろうか??
僕はそんな事を思いながら、結花との朝食時間を過ごす……
時間が来たので、僕は中学校に行くために玄関から出ると……門付近で恵那が待っている。
僕を見た恵那は和やかな表情で、何時も通りの挨拶をしてきた。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説

如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI

好きな人の好きな人
ぽぽ
恋愛
"私には10年以上思い続ける初恋相手がいる。"
初恋相手に対しての執着と愛の重さは日々増していくばかりで、彼の1番近くにいれるの自分が当たり前だった。
恋人関係がなくても、隣にいれるだけで幸せ……。
そう思っていたのに、初恋相手に恋人兼婚約者がいたなんて聞いてません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる