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第2部 第2章 突然の珍客?
第80話 珍客を保護する
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「にゃーん♪」
けど、猫は玄関の上がり框手前で立ち止まり、私の方を振り向いて、元気な声で一鳴きする。
これは困ったな……
(これが野良猫なら、直ぐに家から追い出すけど、何処かの飼い猫を追い出すと成ると……変な責任が生まれそうだな…)
(けど、この猫。この近所で見掛けない猫なんだよね?///)
(下手に保護をすると、情が湧きそうだしどうしよう…///)
「にゃーん♪」
私が心の中で迷っている間に、猫は元気な声で再び鳴く。
(見た感じ……粗相の悪そうな猫では無いし、一時的に保護をするべきか…!)
(2~3日もすれば、この猫の飼い主がきっと探しに来るよね…)
私は、この猫を保護する事に決める。
猫に人間の言葉は通じないと思うが、私は買い物袋を上がり框に置いてから、猫に向けてしゃがみ込み、猫に穏やかな表情で話し掛ける。
「ねぇ…。猫さん」
「あなたが、何処のお家の猫さんかは分からないけど、本来の飼い主が迎え来るまでは、私の家に置いて上げるわね!!」
「にゃん、にゃん♪」
『すり、すり、―――♪』
猫は私の言葉が分かるらしく、笑顔で鳴いた後。私に近付き甘え始める。
私は猫の背中を優しく撫でながら、心の中で思い始める。
(数日ぐらいなら、問題は無いよね)
(私の実家でも猫は飼っていたし、陽向にも猫アレルギーは無かったはずだから、陽向も文句は言わないよね…)
「じゃあ、猫さん」
「家に上がる前に、足を拭くから其処でちょっと待っていてね!!」
「……」
私は猫に穏やかな表情で声を掛けてから、買い物袋を手に持って宅内に上がって行くが……猫は私の後を付いては来ず、ご丁寧にエジプト座りを始める。
凄く、躾がされている猫だ!!
(あれだけの躾がされているのだから、絶対に野良では無いよね!)
(後で近所に人達に、猫を保護している事を伝えておこう!!)
私は心の中で思いながら台所に向かい、その後、猫を家に招き入れる準備をした。
……
「ペロ、ペロ、―――♪」
「ペロ、ペロ、―――♪」
猫は現在。美味しそうな表情でミルクを飲んでいる。
これは猫専用では無く、本来は人間用で有るが、猫が冷蔵庫を引っ掻いて催促した。
猫にミルクを本来与えては駄目だが、ミルクが飲める猫も居る。
この猫はミルクを自ら求めたから、ミルクが問題なく飲めるのだろう。
「何だか……猫では無く、恵那ちゃんぐらいの少女に見えてしまうね」
「猫だけど顔立ちも良いし、この猫が人間だったから良い線行くかもね♪」
私はミルクを飲んでいる猫を見ながら、微笑ましい表情で呟く。
「けど……この猫。飼い猫のはずなんだけど、首輪はしていないしタグも無いのよね?」
「これだと、飼い主以外はこの猫が分からないから、結構面倒ごとに成るかもね…」
私は、疑問を感じた表情で呟く。
今のペット(犬・猫)は登録が必要で有るから、万が一逃げ出したりしても追跡が出来るように成っている。
だが、この猫はそのような物が一切付いていない。
そして、野良猫の去勢済みを示すマークも付いていないから、純粋の野良でも無い。
(まぁ、その辺は取り敢えず置いておいて……しばらくだけど、この子のベッドやキチンとした食事も、用意しないと駄目だよね///)
(もう少ししたら、陽向が学校から帰って来るし、陽向に留守番を任せて、ホームセンターへ猫の食事やトイレなどを買いに行かないとね!)
余分な費用が掛かるけど、この猫に懐かれてしまったら仕方ない///
この猫は凄く躾が良い猫で有るから、常に私の側に居るし、変な悪戯もしない。
私を本当の飼い主のように、猫は見ているのだろうか?
『ガチャ!』
「お母さん!」
「ただいま~~」
玄関の方から、陽向の元気な声が聞こえてくる。
私はリビングに入って来た陽向に、軽く猫事情を説明してから、ホームセンターへ急ぎ足で猫用の買い物に行った。
陽向の方はリビングに突然、猫が居るから少し驚いていたが、嫌そうな顔は見せていなかった。
けど、猫が陽向を見た時。猫は既視感を感じる目線で陽向を見ていた?
けど、猫は玄関の上がり框手前で立ち止まり、私の方を振り向いて、元気な声で一鳴きする。
これは困ったな……
(これが野良猫なら、直ぐに家から追い出すけど、何処かの飼い猫を追い出すと成ると……変な責任が生まれそうだな…)
(けど、この猫。この近所で見掛けない猫なんだよね?///)
(下手に保護をすると、情が湧きそうだしどうしよう…///)
「にゃーん♪」
私が心の中で迷っている間に、猫は元気な声で再び鳴く。
(見た感じ……粗相の悪そうな猫では無いし、一時的に保護をするべきか…!)
(2~3日もすれば、この猫の飼い主がきっと探しに来るよね…)
私は、この猫を保護する事に決める。
猫に人間の言葉は通じないと思うが、私は買い物袋を上がり框に置いてから、猫に向けてしゃがみ込み、猫に穏やかな表情で話し掛ける。
「ねぇ…。猫さん」
「あなたが、何処のお家の猫さんかは分からないけど、本来の飼い主が迎え来るまでは、私の家に置いて上げるわね!!」
「にゃん、にゃん♪」
『すり、すり、―――♪』
猫は私の言葉が分かるらしく、笑顔で鳴いた後。私に近付き甘え始める。
私は猫の背中を優しく撫でながら、心の中で思い始める。
(数日ぐらいなら、問題は無いよね)
(私の実家でも猫は飼っていたし、陽向にも猫アレルギーは無かったはずだから、陽向も文句は言わないよね…)
「じゃあ、猫さん」
「家に上がる前に、足を拭くから其処でちょっと待っていてね!!」
「……」
私は猫に穏やかな表情で声を掛けてから、買い物袋を手に持って宅内に上がって行くが……猫は私の後を付いては来ず、ご丁寧にエジプト座りを始める。
凄く、躾がされている猫だ!!
(あれだけの躾がされているのだから、絶対に野良では無いよね!)
(後で近所に人達に、猫を保護している事を伝えておこう!!)
私は心の中で思いながら台所に向かい、その後、猫を家に招き入れる準備をした。
……
「ペロ、ペロ、―――♪」
「ペロ、ペロ、―――♪」
猫は現在。美味しそうな表情でミルクを飲んでいる。
これは猫専用では無く、本来は人間用で有るが、猫が冷蔵庫を引っ掻いて催促した。
猫にミルクを本来与えては駄目だが、ミルクが飲める猫も居る。
この猫はミルクを自ら求めたから、ミルクが問題なく飲めるのだろう。
「何だか……猫では無く、恵那ちゃんぐらいの少女に見えてしまうね」
「猫だけど顔立ちも良いし、この猫が人間だったから良い線行くかもね♪」
私はミルクを飲んでいる猫を見ながら、微笑ましい表情で呟く。
「けど……この猫。飼い猫のはずなんだけど、首輪はしていないしタグも無いのよね?」
「これだと、飼い主以外はこの猫が分からないから、結構面倒ごとに成るかもね…」
私は、疑問を感じた表情で呟く。
今のペット(犬・猫)は登録が必要で有るから、万が一逃げ出したりしても追跡が出来るように成っている。
だが、この猫はそのような物が一切付いていない。
そして、野良猫の去勢済みを示すマークも付いていないから、純粋の野良でも無い。
(まぁ、その辺は取り敢えず置いておいて……しばらくだけど、この子のベッドやキチンとした食事も、用意しないと駄目だよね///)
(もう少ししたら、陽向が学校から帰って来るし、陽向に留守番を任せて、ホームセンターへ猫の食事やトイレなどを買いに行かないとね!)
余分な費用が掛かるけど、この猫に懐かれてしまったら仕方ない///
この猫は凄く躾が良い猫で有るから、常に私の側に居るし、変な悪戯もしない。
私を本当の飼い主のように、猫は見ているのだろうか?
『ガチャ!』
「お母さん!」
「ただいま~~」
玄関の方から、陽向の元気な声が聞こえてくる。
私はリビングに入って来た陽向に、軽く猫事情を説明してから、ホームセンターへ急ぎ足で猫用の買い物に行った。
陽向の方はリビングに突然、猫が居るから少し驚いていたが、嫌そうな顔は見せていなかった。
けど、猫が陽向を見た時。猫は既視感を感じる目線で陽向を見ていた?
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