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第2部 第1章 俺の過去……
第74話 あの時の蛇……
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(静かな公園だし、この場所で昼食にするか!)
(ちょうど、時間もお昼時だしな!!)
この場所に来る前に、俺はスーパーで買った弁当を持参していたので、この公園で昼食を摂ることを決める。
俺は賑やかな場所で、食事を摂るのが余り好きで無い。
出来れば、この様な閑散とした場所が良い。
スーパーで売っている弁当は、コンビニ弁当より割安だし量も多い。
この日買ったお弁当は『特製幕の内弁当』で有った。
ボリュームも有るし、おかずも色々な種類が入っている♪
「もぐ、もぐ、―――」
「むしゃ、むしゃ、―――」
「偶には、屋外で食べるのも悪くないな!」
「日差しもちょうど良いし、風も穏やかだ!!」
「今の派遣先企業の食堂は、刑務所並みの施設だからな…(苦笑)」
「飯も値段の割にイマイチだし、テーブルや椅子も安物だからな…」
「彼処の更新はせずに、別の所に行くべきだよな…」
「うん。そうしよう!」
俺は公園内に有るベンチに座って、昼食を一人喋りしながら食べていると……さっきの蛇だと思われる蛇が、ベンチ前方の茂みから出て来て、再び俺の前に現れた!
『ガサ、ガサ、―――』
『にょろ、にょろ、―――』
「……!!」
(俺の弁当の匂いに誘われて、さっきの蛇が出て来たか…!?)
「だが……この弁当はやらんぞ。蛇!」
「しっ、しっ、―――」
「……」
俺は弁当を蛇に分け与える気が無かったので、蛇に向けて顔を顰めた表情で言いつつ、手で追い払うジェスチャーを蛇にするが、蛇は逃げる気配を見せない!///
そして、蛇は俺を品定めするように、俺を『ジッ』と見始める!?///
「ジ―――」
(まさか、弁当が目的で無く、俺を捕食するのが目的!?)
俺の人生は糞人生で有るが、最後は蛇に捕食されましたでは、確実に痛いニュースへ掲載されてしまう!///
「……仕方ないな///」
蛇は冗談抜きで俺を食べそうな雰囲気を見せて来るし、俺もまだ死にたいとは思わなかったから、弁当の中に有った、半分カットされている茹で卵を、蛇に上げる事にする。
これなら、蛇も問題なく食べられるだろう?
「ほれ!」
「蛇…。それ食べたら帰るんだぞ!」
俺は茹で卵を箸で掴んで、蛇の側に落としながら困った表情で蛇に言う。
もし、この茹で卵を蛇が食べなければ、さっきの野良猫などが食べに来るまでだ……
「……」
『パクッ』
「……」
俺が落とした茹で卵を、蛇は少し窺っていたが……食べられると判断したのか、蛇は茹で卵を食べると言うより捕食する。
俺は蛇が食べる様子を、澄ました表情で観察している。
『……ゴクン!』
そのまま半分カットされていた茹で卵を、蛇は器用に丸呑みする!
(蛇は本当に丸呑みするんだな…。良くアレで消化出来るな…!)
(人間なら間違いなく、途中で吐き出しているよ)
「……」
「~~~♪」
『にょろ、にょろ、―――』
『ガサ、ガサ、―――』
俺は感心した表情で蛇を見ていると、蛇は満足したのか俺の元から離れ、茂みの中へ戻っていく……
これが、先月の出来事で有る……
☆
「そうだよ!♪」
「大当たり~~♪」
俺の言葉の後。大蛇は笑顔で俺に言うが……大蛇に表情なんて有ったけ?
大蛇はその表情で、俺に言葉を続ける。
「そして、普段はこの姿♪」
「小さくなって、山の巡回している時に猫と出会したんだ!///」
「このままの姿で巡回すると、小さな物を見落としやすいからね♪」
「あの猫はまだ新参猫で有って、私の話を聞いてくれなくて困っていたんだ」
「けど、あなたのお陰で助かったし、あの後は猫も理解してくれたから、本当に助かったよ♪」
「そんな訳で、助けてくれたお礼と食べ物を貰ったお礼に、恩返しに来たよ!♪」
「あなたの思いを、私が叶えて差し上げましょう~~♪♪」
「??」
(この大蛇が先月の蛇だとしても、思いを叶えるとは何だ!?)
(やっぱり、異世界デビューか!??)
俺は心の中で感じつつも、大蛇に尋ねる表情で聞いてみた……
(ちょうど、時間もお昼時だしな!!)
この場所に来る前に、俺はスーパーで買った弁当を持参していたので、この公園で昼食を摂ることを決める。
俺は賑やかな場所で、食事を摂るのが余り好きで無い。
出来れば、この様な閑散とした場所が良い。
スーパーで売っている弁当は、コンビニ弁当より割安だし量も多い。
この日買ったお弁当は『特製幕の内弁当』で有った。
ボリュームも有るし、おかずも色々な種類が入っている♪
「もぐ、もぐ、―――」
「むしゃ、むしゃ、―――」
「偶には、屋外で食べるのも悪くないな!」
「日差しもちょうど良いし、風も穏やかだ!!」
「今の派遣先企業の食堂は、刑務所並みの施設だからな…(苦笑)」
「飯も値段の割にイマイチだし、テーブルや椅子も安物だからな…」
「彼処の更新はせずに、別の所に行くべきだよな…」
「うん。そうしよう!」
俺は公園内に有るベンチに座って、昼食を一人喋りしながら食べていると……さっきの蛇だと思われる蛇が、ベンチ前方の茂みから出て来て、再び俺の前に現れた!
『ガサ、ガサ、―――』
『にょろ、にょろ、―――』
「……!!」
(俺の弁当の匂いに誘われて、さっきの蛇が出て来たか…!?)
「だが……この弁当はやらんぞ。蛇!」
「しっ、しっ、―――」
「……」
俺は弁当を蛇に分け与える気が無かったので、蛇に向けて顔を顰めた表情で言いつつ、手で追い払うジェスチャーを蛇にするが、蛇は逃げる気配を見せない!///
そして、蛇は俺を品定めするように、俺を『ジッ』と見始める!?///
「ジ―――」
(まさか、弁当が目的で無く、俺を捕食するのが目的!?)
俺の人生は糞人生で有るが、最後は蛇に捕食されましたでは、確実に痛いニュースへ掲載されてしまう!///
「……仕方ないな///」
蛇は冗談抜きで俺を食べそうな雰囲気を見せて来るし、俺もまだ死にたいとは思わなかったから、弁当の中に有った、半分カットされている茹で卵を、蛇に上げる事にする。
これなら、蛇も問題なく食べられるだろう?
「ほれ!」
「蛇…。それ食べたら帰るんだぞ!」
俺は茹で卵を箸で掴んで、蛇の側に落としながら困った表情で蛇に言う。
もし、この茹で卵を蛇が食べなければ、さっきの野良猫などが食べに来るまでだ……
「……」
『パクッ』
「……」
俺が落とした茹で卵を、蛇は少し窺っていたが……食べられると判断したのか、蛇は茹で卵を食べると言うより捕食する。
俺は蛇が食べる様子を、澄ました表情で観察している。
『……ゴクン!』
そのまま半分カットされていた茹で卵を、蛇は器用に丸呑みする!
(蛇は本当に丸呑みするんだな…。良くアレで消化出来るな…!)
(人間なら間違いなく、途中で吐き出しているよ)
「……」
「~~~♪」
『にょろ、にょろ、―――』
『ガサ、ガサ、―――』
俺は感心した表情で蛇を見ていると、蛇は満足したのか俺の元から離れ、茂みの中へ戻っていく……
これが、先月の出来事で有る……
☆
「そうだよ!♪」
「大当たり~~♪」
俺の言葉の後。大蛇は笑顔で俺に言うが……大蛇に表情なんて有ったけ?
大蛇はその表情で、俺に言葉を続ける。
「そして、普段はこの姿♪」
「小さくなって、山の巡回している時に猫と出会したんだ!///」
「このままの姿で巡回すると、小さな物を見落としやすいからね♪」
「あの猫はまだ新参猫で有って、私の話を聞いてくれなくて困っていたんだ」
「けど、あなたのお陰で助かったし、あの後は猫も理解してくれたから、本当に助かったよ♪」
「そんな訳で、助けてくれたお礼と食べ物を貰ったお礼に、恩返しに来たよ!♪」
「あなたの思いを、私が叶えて差し上げましょう~~♪♪」
「??」
(この大蛇が先月の蛇だとしても、思いを叶えるとは何だ!?)
(やっぱり、異世界デビューか!??)
俺は心の中で感じつつも、大蛇に尋ねる表情で聞いてみた……
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