26 / 90
第1部 第3章 結花の想い
第26話 一歩を踏み出す
しおりを挟む
……
『ガチャ!』
「お母さん!」
「ただいま~~」
時刻は……午後の三時半手前。
陽向が、中学校から戻って来てリビングに入ってくる。
私はリビングに居るが、ダイニングテーブルで家計簿を付けている。
ちなみに家計簿は、ノートパソコンで付けている。
最近はスマートフォンでも家計簿が付けられるが、万が一の事を考えてしない。
帰宅時の挨拶も、陽向は和やかな表情で私に言う。
月曜日は他の曜日と比べて、一時間授業が少ない。
「お帰り、陽向!」
私も、和やかな表情で陽向に言う。
陽向は嬉しそうな表情で、私に話し始める。
「お母さん!♪」
「今日の、おやつはなに?♪」
陽向は中学生で有るが、家でおやつを食べる。
私は和やかな表情で、陽向に言い始める。
「今日のおやつは……肉まんよ!♪」
「肉まん!♪」
「もう、そんな時期なんだね。お母さん!!♪」
肉まんの言葉で、更に嬉しそうな表情で言う陽向。
今日はこの時期にしては、少し寒い方に成る。
そんな日に、温かいおやつは私でも嬉しい。
陽向は学生カバンを床に置いて、学生服姿のままでキッチンの方へ向かう。
育ち盛りの陽向は、着替えるのをも惜しむぐらいお腹が空いているのだろう?
(陽向が帰って来たから、恵那ちゃんも帰って来ているだろう…)
(今日中に連絡が、有峰さんから来るかな…?)
『ウィーン♪』
「~~~♪」
陽向は待ち遠しい表情をしながら、電子レンジで肉まんを温めている。
私はそれを遠目で見て、再び家計簿を付け始めた。
☆
陽向が帰って来てからの、月曜日の時間は何時も通り過ぎて行き、もう晩ご飯後の団らん時間で有る。
『~~~♪』
私はリビングでテレビを見ていて、陽向が入浴中の時に、私のスマートフォンからRailの着信音が鳴る。
もしかして、有峰さんからかな?
私はテーブルに置いて有るスマートフォンを手に取って、Railの着信内容を見始める。
『こんばんは。新居浜さん!』
『午前中の話だけど、恵那はまだ、陽向君に興味を持っているみたい❤』
『今は恵那もテスト週間中で、普段より早く家に帰って来るから、近日中に三人で相談をしない?♪』
『私も陽向君なら、恵那を安心してお嫁へ出せるから(*゚∀゚*)』
「よし! やった~!!」
「スタートラインから、第一歩を踏み出すことが出来た!!♪」
陽向が入浴中でリビングに居ないことから、私はガッツポーズをしながら嬉しそうな表情で言う。
近日中に、有峰さんと恵那ちゃんとで何処で相談をして、恵那ちゃんから陽向を誘惑して貰おう!♪
「私が、陽向の恋のキューピットに成って上げるね!」
私は嬉しそうな表情で呟きながら、有峰さんに返信メッセージを打ち込み始めた。
陽向と恵那ちゃんは幼なじみの関係だから、きっと上手く行くでしょう……
……
第1部 第3章 結花の想い
おわり
第1部 第4章 僕の幼なじみが急接近してきた! へ続く……
『ガチャ!』
「お母さん!」
「ただいま~~」
時刻は……午後の三時半手前。
陽向が、中学校から戻って来てリビングに入ってくる。
私はリビングに居るが、ダイニングテーブルで家計簿を付けている。
ちなみに家計簿は、ノートパソコンで付けている。
最近はスマートフォンでも家計簿が付けられるが、万が一の事を考えてしない。
帰宅時の挨拶も、陽向は和やかな表情で私に言う。
月曜日は他の曜日と比べて、一時間授業が少ない。
「お帰り、陽向!」
私も、和やかな表情で陽向に言う。
陽向は嬉しそうな表情で、私に話し始める。
「お母さん!♪」
「今日の、おやつはなに?♪」
陽向は中学生で有るが、家でおやつを食べる。
私は和やかな表情で、陽向に言い始める。
「今日のおやつは……肉まんよ!♪」
「肉まん!♪」
「もう、そんな時期なんだね。お母さん!!♪」
肉まんの言葉で、更に嬉しそうな表情で言う陽向。
今日はこの時期にしては、少し寒い方に成る。
そんな日に、温かいおやつは私でも嬉しい。
陽向は学生カバンを床に置いて、学生服姿のままでキッチンの方へ向かう。
育ち盛りの陽向は、着替えるのをも惜しむぐらいお腹が空いているのだろう?
(陽向が帰って来たから、恵那ちゃんも帰って来ているだろう…)
(今日中に連絡が、有峰さんから来るかな…?)
『ウィーン♪』
「~~~♪」
陽向は待ち遠しい表情をしながら、電子レンジで肉まんを温めている。
私はそれを遠目で見て、再び家計簿を付け始めた。
☆
陽向が帰って来てからの、月曜日の時間は何時も通り過ぎて行き、もう晩ご飯後の団らん時間で有る。
『~~~♪』
私はリビングでテレビを見ていて、陽向が入浴中の時に、私のスマートフォンからRailの着信音が鳴る。
もしかして、有峰さんからかな?
私はテーブルに置いて有るスマートフォンを手に取って、Railの着信内容を見始める。
『こんばんは。新居浜さん!』
『午前中の話だけど、恵那はまだ、陽向君に興味を持っているみたい❤』
『今は恵那もテスト週間中で、普段より早く家に帰って来るから、近日中に三人で相談をしない?♪』
『私も陽向君なら、恵那を安心してお嫁へ出せるから(*゚∀゚*)』
「よし! やった~!!」
「スタートラインから、第一歩を踏み出すことが出来た!!♪」
陽向が入浴中でリビングに居ないことから、私はガッツポーズをしながら嬉しそうな表情で言う。
近日中に、有峰さんと恵那ちゃんとで何処で相談をして、恵那ちゃんから陽向を誘惑して貰おう!♪
「私が、陽向の恋のキューピットに成って上げるね!」
私は嬉しそうな表情で呟きながら、有峰さんに返信メッセージを打ち込み始めた。
陽向と恵那ちゃんは幼なじみの関係だから、きっと上手く行くでしょう……
……
第1部 第3章 結花の想い
おわり
第1部 第4章 僕の幼なじみが急接近してきた! へ続く……
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説

如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI

好きな人の好きな人
ぽぽ
恋愛
"私には10年以上思い続ける初恋相手がいる。"
初恋相手に対しての執着と愛の重さは日々増していくばかりで、彼の1番近くにいれるの自分が当たり前だった。
恋人関係がなくても、隣にいれるだけで幸せ……。
そう思っていたのに、初恋相手に恋人兼婚約者がいたなんて聞いてません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる