僕は結花が好きなのに、結花は勝手に僕へ女を紹介してくる。ー僕は意図的に結花の子どもに成ったのにー

小春かぜね

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第1部 第2章 僕と結花の関係

第9話 スキンシップの後

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「……お母さんも少しずつ、陽向の依存から離れるようにするから、お互い頑張ろうね!///」

 結花は、恥ずかし嬉しそうな表情で僕に言う。
 僕は、さっき考えたことを今すぐ実行したい気分だが、何事も段取りが大事で有る。

 流石に親子とは言え、息子が母親をレイプしたら大事に成るからだ。
 僕は和やかな表情で、結花に言い始める。

「うん!」
「けど、当分の間は今まで通りでお願いね!♪」
「お母さん!!♪」

 僕は『当分』の言葉を使い、直ぐにこの行為スキンシップを止めさせないように、結花へ釘を刺しておく。

「もう……あなたは本当に、お母さんが好きなんだね!///」
「……うん…。行き成り止めてしまうと、お互いが良くないから、しばらくは今まで通りにするわ!///」

 結花は困った笑顔で僕に言う。
 結花は孝太郎を失ってから、僕以外の異性とは関係を持っていないはずだ。

 それに、僕が積極的に結花を求めに行くから、結花の欲求不満も落ち着いていると感じる。
 僕は笑顔で結花に返事をする。

「うん!♪」
「お願いね。お母さん!!♪」

 ……

 ☆

 この、親子のスキンシップは毎日では無いが、週に一~二回の割合で行われている。
 平日で有ったら学校帰宅時とか、週末で有ったら午後の時間帯など、十分ぐらい僕は結花と抱き合ったり、結花に性的悪戯を試みている!

 けど、結花のまたは徹底的にガードされる。
 結花自身も其所を触れられてしまったら、母親から女に変わることを自覚しているのだろう。

(中学卒業まで、約一年半か……)
(長いようで、短いな……)

 リビングのソファーに座りながら、僕は思う。
 このソファーは来客用に備えて、二人では持て余す広さで有るが、このソファーは孝太郎が生きていた時代に買ったソファーで有る。

 孝太郎が座っていた場所に、孝太郎が死んでからは結花が座るように成った。
 結花はそれだけ、孝太郎が死んでも想っている。

 ……

 話しが変わるが、僕が孝太郎を暗殺(事故死)したことに関しては、結果的にバレることは無かった。

 だが、かなり容疑がかけられた。
 事故では無く事件性を疑った警察が、僕の家に家宅捜索が入った。

 やはりと言うか、事故前日に僕が車の下に潜り込んでいるのを、通行人が見ていたらしい。
 運が良いことに、細工中の部分は通行人に見られなかった。

 僕が男性刑事に事情聴取をされた時。
『車の下でカタツムリごっこをしていた!』で、逃げ切った。
 僕がカタツムリの“身”で有り、車がカタツムリの“殻”で有る。

 男性刑事は僕の言葉で苦笑していたが、僕が細工した車は大破の上。都合良く細工付近から出火したため、決定的な証拠を警察側はつかまえていなかった。
 民間人が保有してた消火器で、消火活動が行われたそうだが、一部しか出来なかったらしい。

 細工に使った工具類は家に有る工具を使い、僕は軍手を着用して使った。
 それに、僕は孝太郎の日曜大工DIYをよく手伝っていたから、僕の指紋が出るのは当然で有る。

 パソコンで犯行の調べ物は一切していないから、状況証拠だけで警察は、僕を加害者と断定出来なかった。
 だが、一部の刑事は僕の顔を、苦虫を噛み潰したように見ていた……

『推定からどう見ても……この子供ガキにしか、考えられないのに…!!』と……

 結花も加えて、警官や刑事が、僕が前世の知力・知識を持っている人間で有ることを知らないからな!
 これが、金○一・コ○ン君だったら、僕は児童相談所送りに成っているだろう……

 そして、当然……結花との縁も……
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