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第1部 第1章 敵は潰す
第4話 してやったり……
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……
僕が孝太郎の車に細工をした。その翌日……
「じゃあ、行って来るよ!」
「結花。陽向!」
僕の家では孝太郎が出勤時。結花と僕で見送ることに成っている。
その日も、何時も通りの光景が行われた。
多分…。今日が、お前の命日に成るかも知れないのに……
「行ってらっしゃい~~!」
「あなた!❤」
結花は笑顔で手を振りながら、見送っている。
結花もこれから起こる、孝太郎の悲劇を知らないから笑顔で見送りが出来る。
僕は最後の別れも含めて、作り笑顔で孝太郎に言う。
「行ってらっしゃい!」
「お父さん!!」
「元気で……仕事(あの世)に行って来てね!!♪」
先ず、最後の挨拶になると思うから、僕は満面な笑みで言う。
すると、孝太郎は普段以上に和やかな表情で僕に言い始める。
「おぉ、行ってくるな!」
「陽向!!」
『ブロロ~~~』
孝太郎は僕への言葉の後。自家用車に乗って勤務先へ向かって行った。
僕の仕掛けた細工は、果たして発動するだろうか…?
まぁ、失敗しても、新た方法を模索すれば良いし、実の息子が父親を暗殺するなんて、誰も思わないからな!
……
孝太郎が勤務先へ出勤してから、十数分後。
僕も、小学校に行く為に家を出る。
「お母さん(結花)。行って来ます~~♪」
「陽向。今日も、しっかりと学校を楽しむのよ!!」
お互い、笑顔で言葉を交しながら、僕は小学校に向かう。
だが、今日は小学校を楽しむことは出来ないだろう。
細工が無事に発動したら、小学校どころでは無い……
僕の小学校区は集団登校では無いので、一人で小学校に向かう。
「おはよう。新居浜さん!」
「おはよう。陽向!」
「おはよう。新居浜君!」
通学途中。低学年から高学年まで、男子・女子を含めて朝の挨拶をされる。
みんな、爽やかな表情で僕に挨拶をしてくる。
それだけ、僕に魅力が有るのだろう。
だが、残念なことに、僕が求めているのは結花だけで有る。
……
僕は小学校教室に到着して、朝の会話をクラスメイトと楽しむ。
僕のクラスは、僕が学級委員で纏めているから、平穏無事そのもので有る。
まだ、本格的な思春期を迎えていない学年なので、本当に平和で有る。
男子は女子と会話を楽しみ、女子も男子と会話を楽しむ。
『タタッ、―――』
『ガラッ!』
一時間目の授業が始まる直前。
僕の担任が血相を変えて、教室に飛び込んで来るように入ってくる!?
(この担任の慌てよう……仕掛けは成功したな!)
「えっと……にっ、新居浜さんは学校に来ている!?///」
僕の担任は素っ頓狂な声を上げながら、僕の名字を呼ぶ。
僕は澄ました表情で、右手を挙げながら返事をする。
「はい…!」
「先生。どうしましたか?」
「大変よ! 新居浜さん!!///」
「新居浜さんのお父さんが、出勤途中に交通事故を起こして、病院に搬送されたとお母さんから連絡を貰いました!!」
「!!」
僕は驚きの表情を見せるが、同時に心の中でほくそ笑む。
(やった!)
(奴に感づかれる前に、細工が無事発動した!!)
『えぇ~~~!?///』
『新居浜君のお父さんが交通事故~~!?///』
僕の父が交通事故に遭ったことでクラスメイトから、どよめきの声が上がる。
今この場で、僕は嬉しい顔をしてはいけないので、びっくりした表情で担任に聞き始める。
「ほっ……本当ですか!?」
「葛城先生!!///」←葛城先生は女性
「はい…。本当です……新居浜さん!///」
「お母さんが今。こちらに向かっていますので、先生と一緒に来てください!!」
「……後の皆さんは、先生が戻って来るまで自習の時間とします!!」
葛城先生は、焦った表情でクラスメイトに言っている。
僕は冷静な態度で、机の中に入れた教科書類をランドセルにしまって、早退の準備をする。
このまま、無事に死んでくれよ。孝太郎!!
僕が孝太郎の車に細工をした。その翌日……
「じゃあ、行って来るよ!」
「結花。陽向!」
僕の家では孝太郎が出勤時。結花と僕で見送ることに成っている。
その日も、何時も通りの光景が行われた。
多分…。今日が、お前の命日に成るかも知れないのに……
「行ってらっしゃい~~!」
「あなた!❤」
結花は笑顔で手を振りながら、見送っている。
結花もこれから起こる、孝太郎の悲劇を知らないから笑顔で見送りが出来る。
僕は最後の別れも含めて、作り笑顔で孝太郎に言う。
「行ってらっしゃい!」
「お父さん!!」
「元気で……仕事(あの世)に行って来てね!!♪」
先ず、最後の挨拶になると思うから、僕は満面な笑みで言う。
すると、孝太郎は普段以上に和やかな表情で僕に言い始める。
「おぉ、行ってくるな!」
「陽向!!」
『ブロロ~~~』
孝太郎は僕への言葉の後。自家用車に乗って勤務先へ向かって行った。
僕の仕掛けた細工は、果たして発動するだろうか…?
まぁ、失敗しても、新た方法を模索すれば良いし、実の息子が父親を暗殺するなんて、誰も思わないからな!
……
孝太郎が勤務先へ出勤してから、十数分後。
僕も、小学校に行く為に家を出る。
「お母さん(結花)。行って来ます~~♪」
「陽向。今日も、しっかりと学校を楽しむのよ!!」
お互い、笑顔で言葉を交しながら、僕は小学校に向かう。
だが、今日は小学校を楽しむことは出来ないだろう。
細工が無事に発動したら、小学校どころでは無い……
僕の小学校区は集団登校では無いので、一人で小学校に向かう。
「おはよう。新居浜さん!」
「おはよう。陽向!」
「おはよう。新居浜君!」
通学途中。低学年から高学年まで、男子・女子を含めて朝の挨拶をされる。
みんな、爽やかな表情で僕に挨拶をしてくる。
それだけ、僕に魅力が有るのだろう。
だが、残念なことに、僕が求めているのは結花だけで有る。
……
僕は小学校教室に到着して、朝の会話をクラスメイトと楽しむ。
僕のクラスは、僕が学級委員で纏めているから、平穏無事そのもので有る。
まだ、本格的な思春期を迎えていない学年なので、本当に平和で有る。
男子は女子と会話を楽しみ、女子も男子と会話を楽しむ。
『タタッ、―――』
『ガラッ!』
一時間目の授業が始まる直前。
僕の担任が血相を変えて、教室に飛び込んで来るように入ってくる!?
(この担任の慌てよう……仕掛けは成功したな!)
「えっと……にっ、新居浜さんは学校に来ている!?///」
僕の担任は素っ頓狂な声を上げながら、僕の名字を呼ぶ。
僕は澄ました表情で、右手を挙げながら返事をする。
「はい…!」
「先生。どうしましたか?」
「大変よ! 新居浜さん!!///」
「新居浜さんのお父さんが、出勤途中に交通事故を起こして、病院に搬送されたとお母さんから連絡を貰いました!!」
「!!」
僕は驚きの表情を見せるが、同時に心の中でほくそ笑む。
(やった!)
(奴に感づかれる前に、細工が無事発動した!!)
『えぇ~~~!?///』
『新居浜君のお父さんが交通事故~~!?///』
僕の父が交通事故に遭ったことでクラスメイトから、どよめきの声が上がる。
今この場で、僕は嬉しい顔をしてはいけないので、びっくりした表情で担任に聞き始める。
「ほっ……本当ですか!?」
「葛城先生!!///」←葛城先生は女性
「はい…。本当です……新居浜さん!///」
「お母さんが今。こちらに向かっていますので、先生と一緒に来てください!!」
「……後の皆さんは、先生が戻って来るまで自習の時間とします!!」
葛城先生は、焦った表情でクラスメイトに言っている。
僕は冷静な態度で、机の中に入れた教科書類をランドセルにしまって、早退の準備をする。
このまま、無事に死んでくれよ。孝太郎!!
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