30 / 33
新しい冒険仲間?
第28話 ゲルの集団
しおりを挟む
『にゅる、にゅる、―――』
『にゅる、にゅる、―――』
ゲルが地面を這いずる音は聞こえるのに!?
すると……リンが呆れた表情で俺に話し始める。
「もしかして、スズヤはゲルを知らないのですか!?」
「スライムとか~~は、言っていた癖に!!」
「……知っているさ。リン!///」
「あの水色で……水滴みたいな形で、その中に目と口が有るのだろ!!」
「そして『ピキィー』と鳴いて、体当たり攻撃をするんだろ!」
「!?……スズヤ……冗談で言っています?」
「こんな時に下らないギャグは不要ですよ……(怒)」
リンは目を見開きながら俺に話す!
おまけに最後の方は、怒りの表情を見せるし(汗)
ゲル(スライム)の形なんで、どの世界でも共通だろ!??
リンは呆れた表情で、俺に説明を始める。
「スズヤ……ゲルは粘液生物です」
「粘液生物ですので……姿形はアメーバと良く似ています…!///」
「ゲルはその特性を活かして、人等を包み込んで捕食します……」
「おまけにゲルは鳴きませんし体格上、体当たり攻撃何て出来ません……」
「!?」
「そうなの……リン!??///」
俺は驚いた表情でリンに言う。
(スライムはスライムでも……バ○ルスライム系の方か!!)
(そりゃあ……簡単には見付けにくいわ!!///)
俺が此処でようやく、ゲルの姿形がイメージ出来た///
この世界のゲル(スライム)は、バ○ルスライムらしい。
(だけど、それを剣で切るのは難しそうだな!///)
(なら、剣で刺すか……でも、刺して効果が有るのか!?///)
俺が心の中で思っていると、アスが緊張よりテンション高めの表情で、俺とリンに言い始める!
「スズヤさん、リンさん!」
「ゲルは六体います!!」
「神父が言っていた通り集団ですし、私にはゲルから殺意を感じます!」
「間違いなく、ゲルの攻撃範囲に入ったら攻撃を仕掛けるでしょう!!」
「ゲル単体は弱いですが性質上。防御が難しい魔物です!!」
「リンさんや私が(ウリン)杖でゲル防いでもすり抜けますし、剣でも同じ事です!///」
「ゲルは特殊な酵素を持っており、皮や布でも平気で溶かし、肉体を硫酸のように焼き激痛を与えます!!///」
「その程度なら『スイスイ』で回復出来ますが、集団で来ると厄介な相手には変わりません!!(汗)」
アスは、誰かに説明する様に言ってくれる?
ゲル一~二匹程度なら剣で刺したり『ブランド』の炎魔法で燃やせば良いが、六体も居ると成ると少々面倒で有る。
(仕方ない……ここはアスの『ドクキラー』でも使うか?)
俺は澄ました表情で、アスに指示を出す。
「……アス。ドクキラーだ!」
「ゲル相手に勿体ないが、ゲル程度なら直ぐに効いて絶命するだろう…」
「!///」
「スズヤさんも案外大胆ですね……///」
「集団とは言え、ゲル相手にドクキラーを唱えるなんて、訓練の時でしたら叱責もんですよ!///」
アスは頬を染めた、素っ頓狂な表情で俺に話す。
だが、俺は冷静な表情でアスに話し始める。
「六体いるからな……アス。俺がどんなに早くゲルを突いて走っても、ゲルからの反撃無しで終わるはずは無いし、防御が難しい魔物なら、全体攻撃を仕掛けて倒した方が手っ取り早い!」
「……分かりました。スズヤさん!」
「では、ドクキラーを唱えます」
『にゅる、にゅる、―――』
『にゅる、にゅる、―――』
俺とアスが会話している間にも、ゲルはゆっくりで有るが俺たち三人に近付いている。
アスは右手を広げて……ゲルの方向に右腕を差し向けて、攻撃魔法を唱え始める。
「…………」
リンは詰まらなそうな表情で、アスを見ている。
リンも取って置きの攻撃魔法が有るが、普段のリンは防御専門か、リンだけが持っているピストルで、魔物の意識を逸らす事しか出来ない。
「……ドクキラー」
『ブシューーー』
アスは真面目な表情で『ドクキラー』を唱える。
アスの右手からは、紫色の毒霧がスプレーの様に噴出して、ゲルの集団の向って吹雪いていく!
『にゅる、にゅる、―――』
「!?」
『にゅる、……、……』
ドクキラーの毒霧を吸ったゲルは直ぐに動きを止めて……そのまま即死状態で絶命する!
ゴキブリよりもいとも簡単にゲルは絶命した!!
この毒霧はかなり強力らしく、小動物系魔物なら瞬殺出来るそうだ。
それを見ていたリンは、不満そうな表情で呟き始める。
「なんか……ゲル相手に凄く勿体ないです!///」
「ドクキラーの魔力消費も、馬鹿に成らないのに!!///」
「私も……自慢のピストルが有るのに……ちぇ!」
最後は舌打ちまでするリン!
俺とアスが話を纏めてしまったので、リンは不満たらたらなんだろう///
「…………」
(そう言われてもな……ゲルならリンのピストル攻撃も有効だろうが、こっちが無傷で勝てる保証が無い以上はこうするしか無い!)
俺は心の中で感じながら、微妙な表情をしている。
だが、アスだけは和やかな表情で俺に話し始める。
「やりましたね。スズヤさん♪」
「訓練では大幅減点ですが、実戦ではやむを得ないでしょう!♪」
『ドクキラー』は上級魔法に入るので、失敗する時も有る。
だが、アスは『ドクキラー』を一発で出せたので、ゲルを倒した事より、その魔法を一発で出せた事がアスは嬉しいのだろう。
アスも何だかんだで、まだ立派な少女だからな……
『にゅる、にゅる、―――』
ゲルが地面を這いずる音は聞こえるのに!?
すると……リンが呆れた表情で俺に話し始める。
「もしかして、スズヤはゲルを知らないのですか!?」
「スライムとか~~は、言っていた癖に!!」
「……知っているさ。リン!///」
「あの水色で……水滴みたいな形で、その中に目と口が有るのだろ!!」
「そして『ピキィー』と鳴いて、体当たり攻撃をするんだろ!」
「!?……スズヤ……冗談で言っています?」
「こんな時に下らないギャグは不要ですよ……(怒)」
リンは目を見開きながら俺に話す!
おまけに最後の方は、怒りの表情を見せるし(汗)
ゲル(スライム)の形なんで、どの世界でも共通だろ!??
リンは呆れた表情で、俺に説明を始める。
「スズヤ……ゲルは粘液生物です」
「粘液生物ですので……姿形はアメーバと良く似ています…!///」
「ゲルはその特性を活かして、人等を包み込んで捕食します……」
「おまけにゲルは鳴きませんし体格上、体当たり攻撃何て出来ません……」
「!?」
「そうなの……リン!??///」
俺は驚いた表情でリンに言う。
(スライムはスライムでも……バ○ルスライム系の方か!!)
(そりゃあ……簡単には見付けにくいわ!!///)
俺が此処でようやく、ゲルの姿形がイメージ出来た///
この世界のゲル(スライム)は、バ○ルスライムらしい。
(だけど、それを剣で切るのは難しそうだな!///)
(なら、剣で刺すか……でも、刺して効果が有るのか!?///)
俺が心の中で思っていると、アスが緊張よりテンション高めの表情で、俺とリンに言い始める!
「スズヤさん、リンさん!」
「ゲルは六体います!!」
「神父が言っていた通り集団ですし、私にはゲルから殺意を感じます!」
「間違いなく、ゲルの攻撃範囲に入ったら攻撃を仕掛けるでしょう!!」
「ゲル単体は弱いですが性質上。防御が難しい魔物です!!」
「リンさんや私が(ウリン)杖でゲル防いでもすり抜けますし、剣でも同じ事です!///」
「ゲルは特殊な酵素を持っており、皮や布でも平気で溶かし、肉体を硫酸のように焼き激痛を与えます!!///」
「その程度なら『スイスイ』で回復出来ますが、集団で来ると厄介な相手には変わりません!!(汗)」
アスは、誰かに説明する様に言ってくれる?
ゲル一~二匹程度なら剣で刺したり『ブランド』の炎魔法で燃やせば良いが、六体も居ると成ると少々面倒で有る。
(仕方ない……ここはアスの『ドクキラー』でも使うか?)
俺は澄ました表情で、アスに指示を出す。
「……アス。ドクキラーだ!」
「ゲル相手に勿体ないが、ゲル程度なら直ぐに効いて絶命するだろう…」
「!///」
「スズヤさんも案外大胆ですね……///」
「集団とは言え、ゲル相手にドクキラーを唱えるなんて、訓練の時でしたら叱責もんですよ!///」
アスは頬を染めた、素っ頓狂な表情で俺に話す。
だが、俺は冷静な表情でアスに話し始める。
「六体いるからな……アス。俺がどんなに早くゲルを突いて走っても、ゲルからの反撃無しで終わるはずは無いし、防御が難しい魔物なら、全体攻撃を仕掛けて倒した方が手っ取り早い!」
「……分かりました。スズヤさん!」
「では、ドクキラーを唱えます」
『にゅる、にゅる、―――』
『にゅる、にゅる、―――』
俺とアスが会話している間にも、ゲルはゆっくりで有るが俺たち三人に近付いている。
アスは右手を広げて……ゲルの方向に右腕を差し向けて、攻撃魔法を唱え始める。
「…………」
リンは詰まらなそうな表情で、アスを見ている。
リンも取って置きの攻撃魔法が有るが、普段のリンは防御専門か、リンだけが持っているピストルで、魔物の意識を逸らす事しか出来ない。
「……ドクキラー」
『ブシューーー』
アスは真面目な表情で『ドクキラー』を唱える。
アスの右手からは、紫色の毒霧がスプレーの様に噴出して、ゲルの集団の向って吹雪いていく!
『にゅる、にゅる、―――』
「!?」
『にゅる、……、……』
ドクキラーの毒霧を吸ったゲルは直ぐに動きを止めて……そのまま即死状態で絶命する!
ゴキブリよりもいとも簡単にゲルは絶命した!!
この毒霧はかなり強力らしく、小動物系魔物なら瞬殺出来るそうだ。
それを見ていたリンは、不満そうな表情で呟き始める。
「なんか……ゲル相手に凄く勿体ないです!///」
「ドクキラーの魔力消費も、馬鹿に成らないのに!!///」
「私も……自慢のピストルが有るのに……ちぇ!」
最後は舌打ちまでするリン!
俺とアスが話を纏めてしまったので、リンは不満たらたらなんだろう///
「…………」
(そう言われてもな……ゲルならリンのピストル攻撃も有効だろうが、こっちが無傷で勝てる保証が無い以上はこうするしか無い!)
俺は心の中で感じながら、微妙な表情をしている。
だが、アスだけは和やかな表情で俺に話し始める。
「やりましたね。スズヤさん♪」
「訓練では大幅減点ですが、実戦ではやむを得ないでしょう!♪」
『ドクキラー』は上級魔法に入るので、失敗する時も有る。
だが、アスは『ドクキラー』を一発で出せたので、ゲルを倒した事より、その魔法を一発で出せた事がアスは嬉しいのだろう。
アスも何だかんだで、まだ立派な少女だからな……
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる