俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第7.1章 個別ルート 虹心・小鞠編

第650話 新学期初日

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 ……

 俺は昇降口で上履きに履き替えて、三年六組の教室に向う。
 教室の扉は当然閉まっているので、俺は引き戸の扉を手で開けて教室に入る。

『ガラッ!』

「がや、がや、―――」

「がや、がや、―――」

 教室内は何時も通りで有るが……松田達が居ないので新鮮さを感じる?
 松田達の残党は居るが、松田が居なければ只のクラスメイトで有る。

 俺は黒板の方に目を移すと『右から出席番号順に座るように』と、担任が書いたで有ろうのチョーク文字が書かれていた。
 俺は右から机を数えて……自分の出席番号と成る席に座る。

「…………」

「……zzz」

 高岡は自席でスマートフォンを眺めており、岡谷君は机で寝ている?
  二人とも自分の世界に入っており、俺が来た事に気付いていない感じだ。

(俺も遂に三年生か)
(受験勉強の三年生と言いたいが、俺は提携大学の私立を目指しているから、其処まで苦労する必要性は無いだろう……)

 虹心や小鞠ちゃんが高等部に進学して来て、学園生活が賑やかには成ったが自分の教室に入れば何時も通りで有る?

 ……

『キーコーン、カーコーン、―――♪』

『キーコーン、カーコーン、―――♪』

 学園の始業チャイムが鳴って、俺の三年生新学期が始まる!
 朝のHRの後は、定番の始業式で有る。

 葉月学園の学園長も話すのが大好きらしく、毎回長い話をしてくれる///
 三年生の担任は、二年生の時と同じ担任で有る。

 正直言って頼りの無い男性担任で有るが、三年生の学園生活はもう安泰だろう?
 何せ、松田達は別クラスで有るし、俺には虹心と小鞠ちゃんの異性も居るから!♪

 ☆

 今回も、学園長の長かった話の始業式後は……またこれも定番の教科書配布や、新学期定番の作業をしていく?
 それが終わる頃には、世間で言う昼食の時間で有った。

「先生。さようなら!」

『さようなら!』

「はい。みなさん!」
「さようなら!!」

 前期の(新)学級委員長が、先生に向けて挨拶をする。
 その後。復唱をするようにクラスメイトが先生に向けて言う。

 その後を、担任が和やかな表情でクラスメイトに向けて言う。
 俺は虹心や小鞠ちゃんとの待ち合わせをしているので、先生への挨拶の後。素早く岡谷君たちに別れの挨拶をし、教室から出て、虹心が指定した中等部の花壇に向う。

 ……

 虹心が指定した、中等部の花壇に俺は到着するが……虹心と小鞠ちゃんはまだ来ていなかった。
 花壇には春の季節らしく、チューリップが植えられている。中等部時代の小鞠ちゃんが、植えていたのだろう……

(ベンチに座って、虹心たちが来るのを待つか…)

 俺は心の中で思いながら、花壇付近に有るベンチに腰掛ける。
 今日は本当に天気が良くて、このままベンチで昼寝が出来そうな陽気で有る。

(虹心たちとのランチ後は、どうするのだろうか?)
(このまま小鞠ちゃんは三國家に来て、夕方まで遊んでいくのかな?)

 俺は現在。虹心や小鞠ちゃんと深い関係を持っている。
 夏休みを目安に、俺はかを決めなければ成らない予定で有るが、俺の中では虹心にほぼ固めている。

 だが、虹心は小鞠ちゃんを真の親友として見ているので、虹心が俺の気持ちを受け入れない場合も有る?

(まぁ、その時はその時だな……)
(可愛さは小鞠ちゃんが上だが……総合点は、虹心の方が上だし…!)

「兄ちゃん~~♪」
「お待たせ~~♪」

「武蔵さん~~♪」
「お待たせしました~~♪」

 虹心と小鞠ちゃんが笑顔で、声を掛けながら花壇の方に近付いて来る。
 俺が花壇で待った時間は数分程度で有る。

 理想はこのまま……俺が二人の妹を同時に幸せに出来ると良いのだが……
 この世界が一夫多妻制の世界で有ったならな!///
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