俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第7章 個別ルート 三國虹心編

第623話 俺たちの関係を知る亜紀 その2

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「俺が虹心と実の兄弟関係では無いのは、さっき話した通りで有るが、虹心が言うには前世から、俺との繋がりが有ると言うのだ!」

「!!」

 俺が真面目な表情で亜紀に話すと、亜紀は驚きを見せる。
 俺が話しの続きをする前に、亜紀がその表情で聞いてくる。

「前世からって……あなた達は、そんな深い関係だったの!?」
「何か、信じられない……」

「……虹心が言うにはそうらしい。俺は旧海軍のパイロットで有って、虹心は旧海軍病院に勤務する看護婦で有ったと……」
「俺と虹心は太平洋戦争中に出会って、虹心は悲運の死を遂げたそうだ」

「……まぁ、前世絡みで今世こんせも、虹心ちゃんからのお願いで、武蔵君は国防大学校に進学したいの認識で良いんだね?」
「虹心ちゃんは悲運の死か……戦争中なんだから、綺麗な死に方では無いよね///」

 俺が澄ました表情で亜紀に話した後。亜紀は理解した表情で俺に話す。
 亜紀は気を落ち着かせる為か、ここでホットコーヒーに口を再び付ける。

 こんな話しを聞いて、動揺しない人間なんか居ないからな!///

『ズズッ…』

 ホットコーヒーを一口飲んだ亜紀は、俺はでは無く、虹心に尋ねる表情で話し始める。

「虹心ちゃんは何処で、前世を知ったと言うより聞いたの?」
「有名な霊媒師とかに見て貰ったの??」

「伊藤さん!」
「私の前世は駅前で時々出ている、屋台の占い師さんに見て貰いました!!」

「私が友達から聞いた話しでは、信頼出来ると言われて、更に学生値引きで思わず見て貰いました!」

「…………(汗)」

 虹心は、亜紀からの質問に和やかな表情で答えるが、亜紀は冷や汗をかいた表情を見せる。
 亜紀の中では『もう! そんなのを信じて///』と、言いたそうにも見えた?

 亜紀は困った微笑み表情で、虹心に話し始める。

「あぁ……彼処の占い師さんね!」
「私は見て貰った事は無いけど、虹心ちゃんは見て貰ったんだ……それで前世を知ったと…」

「はい、そうです。伊藤さん!」
「占いですから断言は出来ませんが、私は信じています!!」

「これも何かの運命だと……」

 虹心は真面目な表情で亜紀に話し、最後の文章は少し顔を下げながら話す。
 亜紀は軽い溜め息を吐きながら、再びホットコーヒーに口を付ける。

「ふぅ…」

『ズズッ…』

 ホットコーヒーを一口飲んだ亜紀は『仕方ないな』の表情で、俺と虹心に向けて話し始める。

「分かったわ!」
「武蔵君に虹心ちゃん!!」

「私が、武蔵君の勉強を見て上げよう!!」
「但し、一つだけ条件が有る!!」

 此処で亜紀は穏やかな表情に変わり、俺と虹心に話しを続ける。

「虹心ちゃんは私と、親友関係に成りなさい!」
「私はその名目で、虹心ちゃんのお兄さんで有る、武蔵君の勉強をに見る!!」

「それが条件!」

「わっ、ありがとうございます。伊藤さん!」
「私は喜んで、伊藤さんと友達に成ります!!」

 虹心は嬉しそうな表情で亜紀に話す。
 虹心の言葉の後。亜紀は困った微笑み表情で、俺に話し始める。

「この様な関係して置かないと、武蔵君はまた彩織達から嫌がらせを受けるかも知れ無いからね///」
「だから基本は、私は虹心ちゃん経由で武蔵君の勉強を見る」

「武蔵君が勉強した問題集やノートを、虹心ちゃん経由で私が貰い、私が採点やアドバイス、新たな課題を出して虹心ちゃんに再び返す」
「凄く手間だけど、こうするしか無いからね……私も、この時期にへ巻き込まれるのは勘弁したいから…」

「……」

(そうだよな!)
(俺がまた亜紀とおおやけに関係を持ち始めたら、松田達に刺激を与えかねない)

 俺は、亜紀と関係を修復して勉強を教えて貰うでは無く、虹心の兄名目で、亜紀から勉強を教えて貰う流れと成った。
 虹心は俺と同じ高等部だから、自由に特進コース教室へ虹心は行くことが出来る。

「虹心ちゃん。私のRailアドレスは……」

 親友関係と成った、亜紀と虹心は早速。連絡交換を始めていた。
 虹心には教えていた亜紀で有るが、俺の方には教える素振りも見せなかった///

 虹心には手間を掛けさせるが、虹心が俺に命令をして来たことでも有るので、やむを得ないと言えば、やむを得ないだろう?
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