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第7章 個別ルート 三國虹心編
第620話 虹心の期待と受験対策 その2
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……
翌日の学園放課後。
今日の学園が終わった俺は、教室から特進コースの教室に向う。
昨夜。虹心から言われた期待に応える為に、元カノで有る亜紀が居る、特進コースに俺は教室に向う。
特進コース三年生教室前で、俺は虹心と合流して、亜紀の待ち伏せをする。
特進コースの教室は、普通コースの教室とは別棟なので、待ち伏せをするには都合が良い。
(まだ、虹心は居ないか…)
俺は特進コース。三年生教室付近に到着するが、虹心はまだ来ていない様だ。
特進コースの一年生教室扉は開いているが、二年生・三年生の教室扉はまだ閉まっており、特別授業が続いている。
(そう言えば……虹心の奴)
(勉強が出来る癖に、特進コースには進学しなかったな?)
虹心は兄の航平同様。成績は優秀だ。
だが、成績優秀が優秀なのに特進コースへの進学はせず、普通コースへ虹心は進学した?
「~~~」
俺がそんな事を考えていると、廊下から虹心の姿が見えて、俺の側に近付いて来る。
俺の側に近付いた虹心は、和やかな表情だが、少し小声で俺に話し始める。
「兄ちゃんの方が、早かったね!」
「それで、特進コースの授業が終わるのは、16時半手前だっけ?」
「あぁ、そうだ。虹心!」
「大体、16時半ぐらいに授業が終わるはずだ」
今の時刻は、大体15時50分。
特進コースの授業が終わるには、まだ30分以上の時間が有る。
虹心は穏やかな表情で、俺に話し始める。
「なら、兄ちゃん!」
「こんな場所で、待ちぼうけしても意味が無いから、何処か座れる場所に移動しようよ!」
「本来なら、そうしたいのだが……」
俺は渋る表情で、虹心に話す。
俺と虹心は恋人関係で有るが、赤の他人から見れば、仲が良すぎる兄妹に見られている。
今日は天気が良いし、学園校舎沿いに設置されているベンチゾーンで、虹心とジュースを飲みながら時間を潰すのが理想で有るが、俺が虹心と恋人関係で有るのは、まだ三國家の人間と、虹心の親友で有る小鞠ちゃんしか知らない。
なので余り派手に、俺は虹心と学園内での接触が多すぎると、また、嫌な噂が立つかも知れない///
ベンチゾーンは案外。人通りが多い場所なので、俺は出来れば行きたく無かった。
俺の言葉を聞いた虹心は、尋ねる表情で俺に話し始める。
「もしかして……兄ちゃん?」
「私と一緒に居るのが、恥ずかしいと感じている?」
「そっ、そんな事は無いよ。虹心!(汗)」
「ただ、俺のクラスメイト達に、虹心と深い関係で有るとは、まだ言っていないから!(汗)」
俺は焦った表情で虹心に話す。
けど、虹心は困った表情微笑み表情で、俺に話し始める。
「そんなの気にしているの?」
「兄ちゃん?」
「どうせいずれバレるんだから、そんな細かい事を気にしない!」
「……」
(相変わらずの、肝っ玉虹心だ!)
(まぁ、此処で立ち話するより、ベンチゾーンで時間を潰しながら、虹心と話した方がお互い疲れないしな……)
……
特進コース三年生教室付近から、学園校舎沿いに設置されているベンチゾーンに、俺と虹心は向い、其処で時間を潰すことにした。
お互いの小遣いでジュースを買って、適当なベンチに俺と虹心は座る。
『ごく、ごく、―――』
俺は、炭酸飲料を数口付けた後。
尋ねる表情で虹心に質問を始める。
「そう言えば、虹心!」
「虹心はどうして、特進コースに進学をしなかったのだ?」
俺が質問をした時。虹心は果汁入り飲料を飲んでいた。
それを飲み込んだ後。虹心は和やかな表情で、俺からの質問に答える。
「あれ?」
「兄ちゃんに言わなかったけ?」
「私は、小鞠ちゃんと居たかったから、小鞠ちゃんと同じ普通コースを選んだだよ!」
「同じクラスにはまた成れなかったけど、今度は同じグループには成れたしね!♪」←同じグループ(合同授業の事)
「あぁ、そう言う事か!」
「虹心は小鞠ちゃんと、同じコースで居たかったと……」
俺は納得した表情で呟く。
小鞠ちゃんの成績を面と向って聞いたことは無いが、虹心よりかは悪いのだろう?
そうでなければ虹心と一緒に、三國家で勉強をしないからな。
俺は虹心とベンチに座りながら談笑をして、特進コースの特別授業が終わるまでの時間を潰した……
翌日の学園放課後。
今日の学園が終わった俺は、教室から特進コースの教室に向う。
昨夜。虹心から言われた期待に応える為に、元カノで有る亜紀が居る、特進コースに俺は教室に向う。
特進コース三年生教室前で、俺は虹心と合流して、亜紀の待ち伏せをする。
特進コースの教室は、普通コースの教室とは別棟なので、待ち伏せをするには都合が良い。
(まだ、虹心は居ないか…)
俺は特進コース。三年生教室付近に到着するが、虹心はまだ来ていない様だ。
特進コースの一年生教室扉は開いているが、二年生・三年生の教室扉はまだ閉まっており、特別授業が続いている。
(そう言えば……虹心の奴)
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だが、成績優秀が優秀なのに特進コースへの進学はせず、普通コースへ虹心は進学した?
「~~~」
俺がそんな事を考えていると、廊下から虹心の姿が見えて、俺の側に近付いて来る。
俺の側に近付いた虹心は、和やかな表情だが、少し小声で俺に話し始める。
「兄ちゃんの方が、早かったね!」
「それで、特進コースの授業が終わるのは、16時半手前だっけ?」
「あぁ、そうだ。虹心!」
「大体、16時半ぐらいに授業が終わるはずだ」
今の時刻は、大体15時50分。
特進コースの授業が終わるには、まだ30分以上の時間が有る。
虹心は穏やかな表情で、俺に話し始める。
「なら、兄ちゃん!」
「こんな場所で、待ちぼうけしても意味が無いから、何処か座れる場所に移動しようよ!」
「本来なら、そうしたいのだが……」
俺は渋る表情で、虹心に話す。
俺と虹心は恋人関係で有るが、赤の他人から見れば、仲が良すぎる兄妹に見られている。
今日は天気が良いし、学園校舎沿いに設置されているベンチゾーンで、虹心とジュースを飲みながら時間を潰すのが理想で有るが、俺が虹心と恋人関係で有るのは、まだ三國家の人間と、虹心の親友で有る小鞠ちゃんしか知らない。
なので余り派手に、俺は虹心と学園内での接触が多すぎると、また、嫌な噂が立つかも知れない///
ベンチゾーンは案外。人通りが多い場所なので、俺は出来れば行きたく無かった。
俺の言葉を聞いた虹心は、尋ねる表情で俺に話し始める。
「もしかして……兄ちゃん?」
「私と一緒に居るのが、恥ずかしいと感じている?」
「そっ、そんな事は無いよ。虹心!(汗)」
「ただ、俺のクラスメイト達に、虹心と深い関係で有るとは、まだ言っていないから!(汗)」
俺は焦った表情で虹心に話す。
けど、虹心は困った表情微笑み表情で、俺に話し始める。
「そんなの気にしているの?」
「兄ちゃん?」
「どうせいずれバレるんだから、そんな細かい事を気にしない!」
「……」
(相変わらずの、肝っ玉虹心だ!)
(まぁ、此処で立ち話するより、ベンチゾーンで時間を潰しながら、虹心と話した方がお互い疲れないしな……)
……
特進コース三年生教室付近から、学園校舎沿いに設置されているベンチゾーンに、俺と虹心は向い、其処で時間を潰すことにした。
お互いの小遣いでジュースを買って、適当なベンチに俺と虹心は座る。
『ごく、ごく、―――』
俺は、炭酸飲料を数口付けた後。
尋ねる表情で虹心に質問を始める。
「そう言えば、虹心!」
「虹心はどうして、特進コースに進学をしなかったのだ?」
俺が質問をした時。虹心は果汁入り飲料を飲んでいた。
それを飲み込んだ後。虹心は和やかな表情で、俺からの質問に答える。
「あれ?」
「兄ちゃんに言わなかったけ?」
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「同じクラスにはまた成れなかったけど、今度は同じグループには成れたしね!♪」←同じグループ(合同授業の事)
「あぁ、そう言う事か!」
「虹心は小鞠ちゃんと、同じコースで居たかったと……」
俺は納得した表情で呟く。
小鞠ちゃんの成績を面と向って聞いたことは無いが、虹心よりかは悪いのだろう?
そうでなければ虹心と一緒に、三國家で勉強をしないからな。
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