俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

文字の大きさ
上 下
617 / 655
第7章 個別ルート 三國虹心編

第617話 虹心が主導する、俺の将来!?

しおりを挟む
 俺は虹心と、本当の恋人関係に成った。
 俺は実質。虹心からの告白を受け入れた。

 虹心と恋人関係に成った、その日の夜。
 三國家の団らん時。俺は虹心と一緒に、母親と兄の前で報告をした。←父親は単身赴任中

 母親は『正直言えば複雑な気分だけど、武蔵や虹心が望むなら、私はそれを受け入れるわ!』と、困った微笑み表情ながらも受け入れてくれた。
 兄の航平も『おめでとうと、言えばいいのかな?』、『だが、俺たちの兄弟関係は今後も変わらない!』と、困った笑顔で受け入れていた。

 最大の問題で有る、小鞠ちゃんの方は、虹心から小鞠ちゃんに話し、その時に俺が三國家の養子で有る事も告げるそうだ。
 俺が養子で有る事を小鞠ちゃんが知れば、小鞠ちゃんも諦めるしか道が無いからな……

 ……

 俺が虹心と、恋人関係に成ってから数日後。
 俺は虹心の部屋に呼び出されて、小鞠ちゃんの問題も解決出来たと、虹心が和やかな表情で俺に言って来た!

「兄ちゃん!」
「小鞠ちゃんは、私たちの関係を教えると、素直に引いてくれたよ!!」

「小鞠ちゃんは少し残念がっていたけど、私たち三人の関係は、これからも変わらないしね!」

 俺と小鞠ちゃんの関係は今後。恋人同士への発展はしないが、従来通りの関係は続く。
 これは俺からや、小鞠ちゃんの要望では無く、虹心が押し付けたと言うべきだろう?

 小鞠ちゃんや小鞠ちゃんの家庭事情を、虹心は知っているから、基本的な関係は今まで通りで有る。
 虹心と小鞠ちゃんの親友関係はそのままで、俺と小鞠ちゃんの関係もそのままで有る。

 まぁ、小鞠ちゃんの性格上。泥棒猫は出来ない性格だと思うし、虹心はもっと凶暴な猫だからな!///
 小鞠ちゃんが泥棒猫に成ったら、虹心はでは無くに成るだろう!///

 ☆

 恋人関係に成ったからと言って、俺と虹心の関係は今まで全く変わらなかった!
 俺や虹心は学園生で有るし、もし虹心が妊娠してしまった場合。俺はまだ三國家の養子状態で有るから、近親相姦で出来た子にされてしまう///

 避妊具を付ければ、ず大丈夫だろうが、虹心は真面目だから凄くガード堅い。
 虹心と婚約する直前に、俺は三國家との養子縁組を解消して、後は虹心と婚約をして、結婚の流れだと俺は思っていた。

 だが虹心は、俺を支配するのが好きな奴で有る!
 ゴールデンウィークに入る直前の夜。俺は虹心の部屋に呼び出される。

 俺はどうせ『また、下らん事を言うんだな!』と、思いながら虹心の部屋に向う。
 虹心は元々。俺を尻に敷くのが好きで有るが、恋人関係に成ってからは完全尻に敷き始めた!

 俺は虹心の部屋に入り、虹心が事前に用意したクッションに座ると、勉強机の椅子に座っている虹心が、和やかな表情で俺に話し始める。

「ねぇ、兄ちゃん!」
「兄ちゃんの学園卒園後の進路は、提携私立大学に進学する予定だよね?」

「あぁ、俺はそのつもりだが……何か?」

 俺は穏やかな表情と言うより、やや澄ました表情で虹心に話す。
 俺は兄の航平や虹心と比べて、勉強が出来る方では無いから、ほぼ確実に進学が出来る、学園提携の私立大学を目指している。

 提携私立大学なら推薦が貰える可能性が高いし、推薦なら共通センターテストを受ける必要が無い。
 だが、虹心は困った微笑み表情で、俺に話し始める。

「私ね……今までの兄弟関係で有ったなら、兄ちゃんの進路に口出しはしなかったけど、私と兄ちゃんの関係は恋人関係だよね…?」

「なんだ……虹心!」
「俺に国公立大学や、上位大学を目指せとでも言うのか?」

 虹心の言葉の後。俺は不満な表情で虹心に話す。
 でも虹心は、穏やかな表情で俺に話し始める。

「違うよ、兄ちゃん」
「私さぁ……以前に、私の前世を兄ちゃんに話したよね?」

「私は看護婦さんで、兄ちゃんは海軍のパイロット!」
「兄ちゃんに目的が有って、提携私立大学に進学するなら、私は見守るけど、そうでは無いよね」

「惰性で進学するんだよね!?」
「そして、就きたい仕事も当然、考えていないよね?」

「……何が言いたいんだ。虹心!」

 俺は不満から、苛立ちの表情で虹心に言う。
 虹心は俺を尻に敷くどころか、マインドコントロールしたがる癖もある。

 惰性で、提携私立大学に進学するのは事実だが、俺の好きなように進学させてくれ!
 しかし、虹心は和やかな表情で俺に言い始める。

「だから、兄ちゃん!」
「前世では、海軍のパイロットをしていたんだから、今回もパイロットの道に進んでみない?」

「提携私立大学の進路を変更して、国防大学校に進学するの!」

「はぁ!?」
本気まじで言っているの。虹心!?」

 俺は虹心の言葉で、眉を吊り上げながら声を出す。
 国防大学校なんて……俺の成績では無理だろう!?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

僕(じゃない人)が幸せにします。

暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】 ・第1章  彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。  そんな彼を想う二人。  席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。  所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。  そして彼は幸せにする方法を考えつく―――― 「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」  本当にそんなこと上手くいくのか!?  それで本当に幸せなのか!?  そもそも幸せにするってなんだ!? ・第2章  草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。  その目的は―――― 「付き合ってほしいの!!」 「付き合ってほしいんです!!」  なぜこうなったのか!?  二人の本当の想いは!?  それを叶えるにはどうすれば良いのか!? ・第3章  文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。  君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……  深町と付き合おうとする別府!  ぼーっとする深町冴羅!  心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!? ・第4章  二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。  期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する―― 「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」  二人は何を思い何をするのか!?  修学旅行がそこにもたらすものとは!?  彼ら彼女らの行く先は!? ・第5章  冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。  そんな中、深町凛紗が行動を起こす――  君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!  映像部への入部!  全ては幸せのために!  ――これは誰かが誰かを幸せにする物語。 ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。 作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件

桜 偉村
恋愛
 別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。  後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。  全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。  練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。  武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。  だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。  そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。  武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。  しかし、そこに香奈が現れる。  成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。 「これは警告だよ」 「勘違いしないんでしょ?」 「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」 「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」  甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……  オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕! ※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。 「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。 【今後の大まかな流れ】 第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。 第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません! 本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに! また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます! ※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。 少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです! ※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。 ※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?

みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。 普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。 「そうだ、弱味を聞き出そう」 弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。 「あたしの好きな人は、マーくん……」 幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。 よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

危険な残業

詩織
恋愛
いつも残業の多い奈津美。そこにある人が現れいつもの残業でなくなる

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

マッサージ

えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。 背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。 僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。

処理中です...