俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第7章 個別ルート 三國虹心編

第596話 この日も眠れない?

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 ……

 俺と母親の話は終わり、俺と母親はリビングから各自室に戻る。
 自室に戻った俺は、そのままベッドに潜り込む。

 今晩も眠れない夜に成りそうだ。
 俺は心の中で思い始める……

(明日が休日で良かったと……言いたいが、休日だから母さんは言ったのだよな)
(そして明日は、小鞠ちゃんが三國家に来て、虹心を交えながら俺との復縁を求める)

(虹心は義妹ぎまいに成ってしまったが、小鞠ちゃんに俺と虹心の関係を話したのだから、虹心は小鞠ちゃんに俺を譲る気なんだろう?)
(そうで無ければ、そんな事を小鞠ちゃんに虹心は言う必要が無いからな///)

(しかし……まぁ、母さんも中々の策士だな(汗))
(俺が論理的に小鞠ちゃんを選ばないように、爆弾発言をしおった///)
(流石虹心の親玉だ///)

(……だが、俺はどうすれば良いのだ?)
(この話を聞くまでは、俺は虹心から小鞠ちゃんへ乗り換える気満々で有ったのに、こんな話しを聞いてしまったら、俺は即断で小鞠ちゃんを選べなくなった…)

(小鞠ちゃんとの復縁はからも望むことで有るが、復縁しても小鞠ちゃんを異性として見ることが難しくなった)
(あくまで第二の妹目線で見れば、何も問題は無いと言いたいが……今度こそ小鞠ちゃんは俺を彼氏目線で見てくるだろう)

(虹心は小鞠ちゃんの事を応援していたし、俺が小鞠ちゃんと復縁すれば、虹心の肩の荷が下りる……)
(だけど、俺はそれで良いのだろうか?)

(虹心が義妹でも、俺と両親の養子縁組を解消すれば、虹心は義妹から赤の他人に変わる)
(虹心の真相や思惑が俺の中では見えないが……やはり義兄でも結婚は厳しいと見ているのだろうか……)

 俺は夜明けまで、ベッドに潜り込みながら今後のこと考えていた。
 その後は自然と強い眠気が来て、俺は眠りの世界に入って行った……

 ……

 その日の朝は当然。寝坊と成るが今日は週末なので学園は休みで有る。
 俺は普段の時間より、2時間遅く目が覚める。

(……この時間だと、もう朝食は片付けられているだろう)
(普段なら虹心が怒って俺を起こしに来るのに、母さんが昨夜の事を虹心に話したのだろう……)

 俺は学園が休みの日でも、規則正しい生活をさせられている。
 虹心が寝ている俺を叩き起こしに来るし、虹心は溜めてある家事をこなすために、週末でも何時も通りの時間に起きている。

(今日の場合は俺がと判断して、虹心はえて起こしに来なかったのだな…)
(変な所で、優しい(義)妹だ)

 俺は心の中で考え終わった後。普段着に着替えて、自室から出て階段の方に向かうと……

『~~~♪』

 自室から1階へ下りる時。1階から掃除機の音が聞こえてくる。
 虹心は今日も平常運転で、何処かの部屋の掃除機をかけている。

「働き者の虹心だ……アレを嫁にする人は家庭が安泰かもな」
「……てっ、俺も候補に入るんだな///」

 俺は階段を下りながら一人しゃべりをするが、虹心と家庭が作れることを思い出し、思わず恥ずかしい表情で、後半の文章は呟いてしまう。
 俺は1階に下りると……掃除機の音はリビングから聞こえて来る。

(……そうすると、母さんは今日の仕事の日か?)
(それとも……所用で出掛けているのか?)

 俺はそう思いながら台所に入り、冷蔵庫のとある部分に貼り付けて有る、母親の勤務シフトを眺め始める。

「……今日は日勤か!」
「じゃあ、掃除機をかけているのは虹心なんだな!!」

 俺は澄ました表情で母親勤務シフトを見て呟き、一人で納得する。
 俺は冷蔵庫から台所のテーブルに目を移すと……お皿の上に乗せられたが目に付く。

 おにぎりはお皿の上に3個乗っており、ちゃんとラップをも上からされている。
 海苔も巻かれている、普通のおにぎりで有る。

「虹心が用意してくれたんか!」
「母さんが、そんな芸の細かい事をしないからな!!」

 俺は和やかな表情で呟く。
 普段の朝食は片付けられていたが、その代わりにが用意されていた。

 航平(兄)の方も今日は日勤日なので、このは間違いなく俺のだろう。
 俺は虹心が用意してくれた、おにぎりで朝食を摂る。

 飲み物は、温かいお茶の方が良いと思ったので、日本茶を自分で淹れる。
 これぐらいは自分でしないとな!!

「いただきます!」

 俺は食事前の挨拶をして、虹心が作ってくれたを一つ手に取って、和やかな表情で頬張った!
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