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第7章 個別ルート 三國虹心編
第591話 最終目標 その1
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「……虹心」
「ダメだったのは仕方ないが、ちゃんと説得してくれたのだよな?」
俺は疑問を感じた表情で虹心に尋ねる。
俺の言葉の後。虹心は困った微笑み表情で俺に話し始める。
「うん……。私は説得を試みたよ!」
「兄ちゃんの『撫子』出禁の解除は出来ないか、譲羽先輩と親友関係でも良いから復縁が出来ないかと……」
(言う事は言ってくれたんだな。虹心……)
「でもね。譲羽先輩より、やっぱり兄ちゃんの言う通り。真優美さんがダメでね!」
『虹心ちゃん!///』
『私は虹心ちゃんは好きだけど、武蔵君はもう駄目なの!!///』
『幾ら虹心ちゃんからの頼みだけど、こればっかりは譲れない!///』
『本当。ごめんなさい!!///』
『ガシッ!!』
「と、最後は手を合わせて謝る表情で、私は謝られちゃった!」
「ごめんね。兄ちゃん!!///」
最後の文章は『てへぺろ』の表情で謝る虹心!
なんか、虹心は真面な説得をしてきた気がしないのだが……
「……」
(駄目だったのは仕方ないが、其処まで真優美さんから嫌われていたとはな……)
(一から十までの事を、真優美さんに相談しすぎたのが裏目に出たな///)
(あんな相談ばかりしていれば、俺が無能で頼れない男だと、言っているのと変わらない)
真優美さんが、陽葵先輩の将来を心配するのも分かる。
落ちこぼれが学園一の美少女と関係を持つなんて、現実世界では有りえないからだ。
虹心は困った微笑み表情で、俺に話し始める。
「私の力不足で、ごめんね。兄ちゃん!」
「……仕方ないよ、虹心。ありがとう……」
俺は仕方ない表情で、虹心に話す。
すると何故か、虹心は和やかな表情に変わり俺に話し始める!?
「これで、譲羽先輩との縁も完全に終わりました!」
「撫子へ行った時に、新倉(今日香)先輩の事も譲羽先輩や真優美さんに聞いてみたけど、新倉先輩の方も完全落ち着いちゃったみたいだね!!」
(和やかに話すなよ。虹心!)
(相変わらずの妹だな……)
虹心の中で終わったことで有るから、和やかな表情で俺に話すのだろう。
虹心は昔からこんな性格だ……
俺は遠い目をしながら、虹心に話し始める。
「あぁ……優秀な男性スタッフが新倉洋菓子店に入ったからな!」
「クリスマスの時に聞いた話しが本当で、今もそれが続いているなら、今日香ちゃんは俺の事を見る必要は無いからな」
今日香ちゃんが俺に近付いた理由は、俺を気に入ったのも有るが、最大の理由は新倉洋菓子店の跡継ぎ候補で俺に近付いた。
俺はパティシエの道に進む気なんか更々無いし、お菓子作りなんてホットケーキすら焼いたことは無い!///
お菓子作りなんて小学校の家庭科授業で有る、調理実習で作っただけだ。
そもそも、俺は甘い菓子を好んでは食べない///(出された物は、残さず食べるが///)
虹心は穏やかな表情で、俺に話し始める。
「みたいだね……これで兄ちゃんは、全ての作戦に失敗した」
「一番現実的で有った小鞠ちゃんを、兄ちゃんのミスで失って以降は本当の負け戦……」
「兄ちゃんがもっと喧嘩とかに強かったら、こうは成って無いはずだけど兄ちゃんは、昔から喧嘩は全く駄目だからね」
「喧嘩か……でも、虹心!」
「暴力でねじ伏せる時代は終わったぞ…」
俺は眉を顰めながら虹心に言うが、虹心は困った笑顔で言い始める。
「でも、兄ちゃん」
「現実は暴力に負けたじゃん!」
「松田さん達の嫌がらせ。今回の先輩達からの襲撃」
「これは兄ちゃんの力不足なんだよ!」
此処で虹心は、困った微笑み表情に変わって言葉を続ける。
「これで、兄ちゃんが腕や足の骨を折られたり、五体不満足に成っていれば流れが変わってくるけど、伊藤さんや譲羽先輩がそんな兄ちゃんを、男しては見てはくれないしね」
「なんだかんだで、最後は力なんだよ!」
「……それはそうだが、虹心……」
俺は『弱ったな…』の表情で呟く。
学園内の出来事を警察に通報しても、警察は深く介入をして来ない。
学園側が警察の介入を拒むし、葉月学園は私立で有るからもっと介入をしにくい。
それに学園(学校)社会は、一般社会と切り離されている。
警察の代わりに教員が生徒を取り締まり、生徒会が行政機関となり、学園長が裁判長となる。
学園内の喧嘩や争い事も学園内で鎮め、外部に漏れ出さないようしている。
そして、葉月学園の理事長は当然。この地域の名家で有るから、行政機関の長に鼻薬を嗅がせば、余程のことが無い限り行政機関は動かないだろう。
「……」
俺が次の言葉を考えていると、虹心は微笑み表情で俺に話し始めた。
「ダメだったのは仕方ないが、ちゃんと説得してくれたのだよな?」
俺は疑問を感じた表情で虹心に尋ねる。
俺の言葉の後。虹心は困った微笑み表情で俺に話し始める。
「うん……。私は説得を試みたよ!」
「兄ちゃんの『撫子』出禁の解除は出来ないか、譲羽先輩と親友関係でも良いから復縁が出来ないかと……」
(言う事は言ってくれたんだな。虹心……)
「でもね。譲羽先輩より、やっぱり兄ちゃんの言う通り。真優美さんがダメでね!」
『虹心ちゃん!///』
『私は虹心ちゃんは好きだけど、武蔵君はもう駄目なの!!///』
『幾ら虹心ちゃんからの頼みだけど、こればっかりは譲れない!///』
『本当。ごめんなさい!!///』
『ガシッ!!』
「と、最後は手を合わせて謝る表情で、私は謝られちゃった!」
「ごめんね。兄ちゃん!!///」
最後の文章は『てへぺろ』の表情で謝る虹心!
なんか、虹心は真面な説得をしてきた気がしないのだが……
「……」
(駄目だったのは仕方ないが、其処まで真優美さんから嫌われていたとはな……)
(一から十までの事を、真優美さんに相談しすぎたのが裏目に出たな///)
(あんな相談ばかりしていれば、俺が無能で頼れない男だと、言っているのと変わらない)
真優美さんが、陽葵先輩の将来を心配するのも分かる。
落ちこぼれが学園一の美少女と関係を持つなんて、現実世界では有りえないからだ。
虹心は困った微笑み表情で、俺に話し始める。
「私の力不足で、ごめんね。兄ちゃん!」
「……仕方ないよ、虹心。ありがとう……」
俺は仕方ない表情で、虹心に話す。
すると何故か、虹心は和やかな表情に変わり俺に話し始める!?
「これで、譲羽先輩との縁も完全に終わりました!」
「撫子へ行った時に、新倉(今日香)先輩の事も譲羽先輩や真優美さんに聞いてみたけど、新倉先輩の方も完全落ち着いちゃったみたいだね!!」
(和やかに話すなよ。虹心!)
(相変わらずの妹だな……)
虹心の中で終わったことで有るから、和やかな表情で俺に話すのだろう。
虹心は昔からこんな性格だ……
俺は遠い目をしながら、虹心に話し始める。
「あぁ……優秀な男性スタッフが新倉洋菓子店に入ったからな!」
「クリスマスの時に聞いた話しが本当で、今もそれが続いているなら、今日香ちゃんは俺の事を見る必要は無いからな」
今日香ちゃんが俺に近付いた理由は、俺を気に入ったのも有るが、最大の理由は新倉洋菓子店の跡継ぎ候補で俺に近付いた。
俺はパティシエの道に進む気なんか更々無いし、お菓子作りなんてホットケーキすら焼いたことは無い!///
お菓子作りなんて小学校の家庭科授業で有る、調理実習で作っただけだ。
そもそも、俺は甘い菓子を好んでは食べない///(出された物は、残さず食べるが///)
虹心は穏やかな表情で、俺に話し始める。
「みたいだね……これで兄ちゃんは、全ての作戦に失敗した」
「一番現実的で有った小鞠ちゃんを、兄ちゃんのミスで失って以降は本当の負け戦……」
「兄ちゃんがもっと喧嘩とかに強かったら、こうは成って無いはずだけど兄ちゃんは、昔から喧嘩は全く駄目だからね」
「喧嘩か……でも、虹心!」
「暴力でねじ伏せる時代は終わったぞ…」
俺は眉を顰めながら虹心に言うが、虹心は困った笑顔で言い始める。
「でも、兄ちゃん」
「現実は暴力に負けたじゃん!」
「松田さん達の嫌がらせ。今回の先輩達からの襲撃」
「これは兄ちゃんの力不足なんだよ!」
此処で虹心は、困った微笑み表情に変わって言葉を続ける。
「これで、兄ちゃんが腕や足の骨を折られたり、五体不満足に成っていれば流れが変わってくるけど、伊藤さんや譲羽先輩がそんな兄ちゃんを、男しては見てはくれないしね」
「なんだかんだで、最後は力なんだよ!」
「……それはそうだが、虹心……」
俺は『弱ったな…』の表情で呟く。
学園内の出来事を警察に通報しても、警察は深く介入をして来ない。
学園側が警察の介入を拒むし、葉月学園は私立で有るからもっと介入をしにくい。
それに学園(学校)社会は、一般社会と切り離されている。
警察の代わりに教員が生徒を取り締まり、生徒会が行政機関となり、学園長が裁判長となる。
学園内の喧嘩や争い事も学園内で鎮め、外部に漏れ出さないようしている。
そして、葉月学園の理事長は当然。この地域の名家で有るから、行政機関の長に鼻薬を嗅がせば、余程のことが無い限り行政機関は動かないだろう。
「……」
俺が次の言葉を考えていると、虹心は微笑み表情で俺に話し始めた。
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