俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第7章 個別ルート 三國虹心編

第588話 諦めて顛末を話す

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「何か……兄ちゃんではらちがあかんな!」
「兄ちゃんの言っている事が、私には全然理解出来ない!!」

 虹心は呆れた表情に俺に言う。
 虹心は『ジト目』表情に変わって、俺に言葉を続ける。

「……兄ちゃん。兄ちゃんのスマホ貸して!」
「私が直接。譲羽先輩に聞いて見るよ!!」

「どんな喧嘩を譲羽先輩としたかは分からないけど、真優美さんまで出て来るとは並大抵の事では無いからね…」

「……分かった。虹心…」
「はい……」

(けど、間違いなく着信拒否ブロックされているか、電話に出ないだろうがな)

 俺は諦めた表情で虹心に呟き、俺のスマホを虹心に手渡す。

「……」

『しゅ、しゅ、―――』

 虹心は難しい表情をしながら俺のスマホを操作して、Railの通話機能で陽葵先輩に連絡を取り始めるが……

『ぷるる~~♪』

『ぷるる~~♪』

『ぷるる~~♪』

「……あ~~。やっぱり出ないか///」
「あの優しそうな譲羽先輩が此処まで怒る事なんだから、余程の事なんだろうな///」

 虹心は少し頬を染めた、悔しそうな表情で呟く。
 どれだけコールしても、陽葵先輩は電話に出ないから虹心は通話を諦める。

 虹心はスマホを俺に返しながらだが、睨み付けながら言い始める。

「兄ちゃんがどんな酷い事を譲羽先輩にしたかは知らないけど、状況によってはお母さんにも言うから覚悟して置いてね!」
「兄ちゃん!!(怒)」

「!!///」

(母さんまで巻き込むなよ。虹心!///)
(そんな事をされたら、恥の上塗りに成ってしまう!!///)

 俺は焦った表情で、虹心に話し始める。
 母親まで巻き込んだら、母親は哀れむどころかの表情をするしか無いだろう。

「にっ、虹心!///」
「全てを話すから、落ち着け!!///」

「……兄ちゃん。私はずっと落ち着いていますけど?」
「なに……一人でテンパっているのよ?」

 虹心は小馬鹿にした表情で俺に言う。
 この後。虹心から更に怒られる事は目に見えているが、俺は先輩達に襲われた事や、事なきは終えたが裏に亜紀や川本キッドが絡んでいた事など、全てを虹心に話す。

 ……

「ふぅ~~」

 俺の話しを全て聞き終わった虹心は、凄く疲れた溜め息を吐いた。
 俺が逆の立場でも、大きな溜め息を吐くだろう。

 虹心は疲れた表情をしながら、俺に話し始める。

「何て言えば良いのやら……兄ちゃんが100%悪いでは無いけど、変な所で伊藤さんが絡んでしまっているね」
「今回の事に関しては、私が事前に聞いても対処出来る問題では無かったけど、私と兄ちゃんは兄妹以上の関係なんだからさ!」」

「それに最初から真優美さんも、譲羽先輩を紹介したく無い空気が出まくっていたからね……」
「真優美さんに取っては、合法的に別れさせられると踏んだんだな」

「終わってしまった事はしか無いけど……続きは明日にしようか。兄ちゃん」
「明日も私たちは学園が有るのだし」

 最終の文章は、困った微笑み表情で言う虹心。
 元々、夜更けの時間から始めた事で有るが、其処から更に30分以上の時間が経過していた。

 俺は理解した表情で、虹心に話し始める。

「……そうだな。虹心」
「続きは明日にするか……」

「じゃあ、私は部屋に戻るね」
「……おやすみ、兄ちゃん」

 ……

 俺への就寝挨拶後。虹心は自室に戻って行った。
 虹心は思った以上に怒らなかったが、俺の今後の恋愛事情はどう成るのだろうか?

 時間が時間なので部屋の照明を消して、俺はベッドに潜り込みながら考え始める。

(俺は亜紀、陽葵先輩を失い、小鞠ちゃんや今日香ちゃんも俺を見限っている)
(もはや頼れる女性は虹心しかいないが、虹心は実妹じつまいで有る///)

(……だが以前、虹心と勉強会をした時。虹心自身が無理矢理、俺の候補に入れて、虹心は最終目標に選定させられた///)
(俺にとっては最悪の事態と言うべき何だが、虹心はこの状況に成ったのを……どう感じているんだろうか?)

(まさか……本気で虹心は、俺の相手をするつもりなんだろうか!?)

「……」

「……zzz」

 さっきの続きは明日行われるから、今後の行方は明日中には決まるだろう?
 俺はと今後の事を考えながら……その日は眠りに就いた。
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