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第6章 個別ルート 譲羽陽葵編
第579話 メープルの山 その5
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ソーセージの肉部分と成る部分を捏ね終わった後は、専用機械を使って、さっき捏ねた物を羊の腸に入れていく。
だが、羊の腸のは事前に機械へセッティングされているので、捏ねた肉を機械に入れて、後は園内スタッフの指示に従って詰めていくだけで有る。
機械の微調整もされているので、機械のハンドルを回せば、腸の中に粗挽き肉が詰められてドンドンとソーセージが出来ていく。
本来だったら途中途中で腸を捻って、ソーセージを小分けするのだが、この体験施設では失敗して腸を破かなくても良いように、ロングソーセージの名目で長いのを一本作る。
「うぁ~~。凄いね。武蔵君!」
「どんどんソーセージが出来ていくよ~~♪」
陽葵先輩は機械のハンドルを手で回しながら、出来ていくソーセージを見て陽気な口調で話す。
機械が大体やってくれるので楽な物で有る!
だが、ソーセージの出来具合を見ながら、ハンドルや口元の微調整をする。
……
ソーセージもほぼ完成し、最後はスタッフの指示通りに腸の口元を縛ったらソーセージの完成で有るが、まだ生の状態で有る。
当然。そのままでは食べられないし、持ち帰る事も出来ない。
なので、先ほど出来たソーセージをボイルして、持ち帰れるようにする。
ソーセージのボイルもスタッフの指示通りでボイルしていくが、10分ぐらいのボイル時間が必要らしい。
そのボイル時間の間に後片付けをして、ボイルが終わったら粗熱を取って完成で有る。
ちゃんと持ち帰れるように、ソーセージをビニールパッケージして、ソーセージ作りは完成と終わりを迎える。
「出来たね。武蔵君!」
「失敗したらどうしようかと思ったけど、凄く簡単だったね♪」
「今晩。食べるのが楽しみ~~♪」
陽葵先輩は、出来たてのソーセージを見ながら俺に話す。
このソーセージを寝かす必要は無いが、燻製はしていないので日持ちは短く、後生大事の保存は出来ない。
ビニールパッケージされたソーセージを手に持ち、俺と陽葵先輩はソーセージ作り体験施設から出る。
これも専用のコインロッカーに預けてから、園内散策を再開させる。
後。行っていないエリアはアトラクション(遊園地)エリアだけと成る。
(今の時刻は15時30分か…)
俺はポケットからスマホを取りだし、今の時刻を確認する。
まだ、この時間ならアトラクションエリアに行っても十分に遊べると思うが、陽葵先輩は行きたがるだろうか?
陽葵先輩がこのメープルの山に興味を示したのは、季節の花が見られる事と、農業体験が出来る事で有る。
この施設のアトラクションが目当て、興味を示した訳では無い。
この時間で帰路に就くのは少し早い時間で有るが、帰りも2時間近くの移動時間が掛かる。
俺たちが子どもなら、帰路も意識するが俺たちはもう大人で有る。
俺は、陽葵先輩に穏やかな表情で話し掛ける。
「陽葵先輩!」
「この後は……どうしますか?」
「……そうね。武蔵君」
「どうしましょうか?」
俺の質問の後。陽葵先輩は澄ました表情で返事をする。
やはり、積極的に『アトラクションを楽しみましょう♪』とかは言わない。
俺は和やかな表情に成って、陽葵先輩に言葉を続ける。
「陽葵先輩!」
「遊園地(アトラクション)の方に行きませんか!!」
「子ども向けのが多いと思いますが、俺たちでも遊べるのはきっと有ると思いますから!!♪」
「……そうね」
「そうしましょうか……!」
だけど、陽葵先輩は少し困った微笑み表情で返事をする。
本当にアトラクションは苦手なんだろう。
それでも次の目的は決まり、俺と陽葵先輩はアトラクションエリアに向かう。
けど、農業公園に絶叫系アトラクションなんて無いと思うが……
……
俺と陽葵先輩は、アトラクションエリアに到着する。
農業公園のアトラクションエリアで有るが、意外にもアトラクションは設置されている。
俺の中では陽葵先輩と、楽しく遊びたいのが本望で有るが、アトラクションエリアの見学だけでは終わらないよな!?
だが、羊の腸のは事前に機械へセッティングされているので、捏ねた肉を機械に入れて、後は園内スタッフの指示に従って詰めていくだけで有る。
機械の微調整もされているので、機械のハンドルを回せば、腸の中に粗挽き肉が詰められてドンドンとソーセージが出来ていく。
本来だったら途中途中で腸を捻って、ソーセージを小分けするのだが、この体験施設では失敗して腸を破かなくても良いように、ロングソーセージの名目で長いのを一本作る。
「うぁ~~。凄いね。武蔵君!」
「どんどんソーセージが出来ていくよ~~♪」
陽葵先輩は機械のハンドルを手で回しながら、出来ていくソーセージを見て陽気な口調で話す。
機械が大体やってくれるので楽な物で有る!
だが、ソーセージの出来具合を見ながら、ハンドルや口元の微調整をする。
……
ソーセージもほぼ完成し、最後はスタッフの指示通りに腸の口元を縛ったらソーセージの完成で有るが、まだ生の状態で有る。
当然。そのままでは食べられないし、持ち帰る事も出来ない。
なので、先ほど出来たソーセージをボイルして、持ち帰れるようにする。
ソーセージのボイルもスタッフの指示通りでボイルしていくが、10分ぐらいのボイル時間が必要らしい。
そのボイル時間の間に後片付けをして、ボイルが終わったら粗熱を取って完成で有る。
ちゃんと持ち帰れるように、ソーセージをビニールパッケージして、ソーセージ作りは完成と終わりを迎える。
「出来たね。武蔵君!」
「失敗したらどうしようかと思ったけど、凄く簡単だったね♪」
「今晩。食べるのが楽しみ~~♪」
陽葵先輩は、出来たてのソーセージを見ながら俺に話す。
このソーセージを寝かす必要は無いが、燻製はしていないので日持ちは短く、後生大事の保存は出来ない。
ビニールパッケージされたソーセージを手に持ち、俺と陽葵先輩はソーセージ作り体験施設から出る。
これも専用のコインロッカーに預けてから、園内散策を再開させる。
後。行っていないエリアはアトラクション(遊園地)エリアだけと成る。
(今の時刻は15時30分か…)
俺はポケットからスマホを取りだし、今の時刻を確認する。
まだ、この時間ならアトラクションエリアに行っても十分に遊べると思うが、陽葵先輩は行きたがるだろうか?
陽葵先輩がこのメープルの山に興味を示したのは、季節の花が見られる事と、農業体験が出来る事で有る。
この施設のアトラクションが目当て、興味を示した訳では無い。
この時間で帰路に就くのは少し早い時間で有るが、帰りも2時間近くの移動時間が掛かる。
俺たちが子どもなら、帰路も意識するが俺たちはもう大人で有る。
俺は、陽葵先輩に穏やかな表情で話し掛ける。
「陽葵先輩!」
「この後は……どうしますか?」
「……そうね。武蔵君」
「どうしましょうか?」
俺の質問の後。陽葵先輩は澄ました表情で返事をする。
やはり、積極的に『アトラクションを楽しみましょう♪』とかは言わない。
俺は和やかな表情に成って、陽葵先輩に言葉を続ける。
「陽葵先輩!」
「遊園地(アトラクション)の方に行きませんか!!」
「子ども向けのが多いと思いますが、俺たちでも遊べるのはきっと有ると思いますから!!♪」
「……そうね」
「そうしましょうか……!」
だけど、陽葵先輩は少し困った微笑み表情で返事をする。
本当にアトラクションは苦手なんだろう。
それでも次の目的は決まり、俺と陽葵先輩はアトラクションエリアに向かう。
けど、農業公園に絶叫系アトラクションなんて無いと思うが……
……
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