俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第6章 個別ルート 譲羽陽葵編

第534話 四人での会議 その1

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 ……

 俺は現在。虹心と一緒に真優美さんのお店で有る『撫子なでしこ』に向かっている。
 家を出る前に、虹心に俺の状況は全て話して有る。

「兄ちゃんの恋愛人生は、本当に本を書けそうなぐらいの人生を歩んでいるね!///」

 と、虹心は困った微笑み表情で俺に言った。
 これが普通の学園(高校)生なら、二村ぐらいの段階でカップルに無事成れて、そのままハッピーエンドに向かう訳だが、俺の場合は凄い恋愛人生を、現在進行形で歩んでいる!?

 虹心は母親の晩ご飯を手伝っていたが、途中で抜けている。
 だが、虹心が抜ける段階でビーフカレーはほぼ完成しており、付け合わせなどは今晩の場合、惣菜品を使うらしいから母親一人でも問題は無い。

 母親は俺と虹心が出掛ける時に『私は武蔵の人生を当然応援するけど、無茶はしないでねと…』と、少し困った表情で俺は言われてしまう!///
 言うまでも無いが、お喋り虹心が知っている情報を、全て調理中の母親に話したのだろう!!

 幾ら、虹心と母親がツーカーの関係とは言え、俺の個人情報を共有するのは本当に止めて欲しい!///

 ……

 時刻は17時50分……

 俺と虹心は道中問題なしに『撫子』へ無事到着する。
 外から喫茶店内の様子が見えるけど、店内にお客さんが居る感じはしない。

 俺は『撫子』出入り口ドアを開こうとすると……ドアのとある部分に『Close』の立て札が掲げられている。
 俺のために、今回も真優美さんは早々と閉店してくれた……

『ガチャ!』

 俺が『撫子』の出入り口ドアを開けると、カウンター内に居る真優美さんが、和やかな表情で挨拶をしてくる。

「こんにちは。三國君……と、虹心ちゃん?」

 最後の文節は、驚いた表情で言う真優美さん。
 俺は真優美さんに、虹心を連れて来ることを言っていないからだ。

 俺は困った微笑み表情で、真優美さんに言い始める。

「……すいません。真優美さん///」
「虹心に俺の状況を話しましたら、虹心が『付いて行きたい!』と突然言い出しまして……」

 俺が真優美さんにそう言う中。虹心は和やかな表情で、真優美さんに挨拶を始める。
 本当に度胸が据わった妹だ。

「こんにちはとお久しぶりです。真優美さん!」
「兄ちゃんの行方が心配で、付いて来ちゃいました!!(笑)」

「……こっ、こんにちは。虹心ちゃん…(汗)」
「虹心ちゃんがお店に来るのは、夏休み以降だね……」

 真優美さんは、何とも言えない表情で虹心に挨拶をしている。
 だが、虹心はお構いなしに、真優美さんに表情を変えずに言葉を続ける。

「真優美さん!」
「今日は既に、お店を閉店にしてしまったのですか?」

「……えぇ」
「三國君のために、早めの閉店しているわ」

 真優美さんは、少し困った表情で虹心に話す。
 虹心が次の言葉を発する前に、俺は真優美さんに困った表情で話し掛ける。

「本当にすいません…。真優美さん…!///」
「俺のためと、虹心も急遽連れて来てしまいまして……(汗)」

「……うん。まぁ、仕方ないわ。三國君!」
「虹心ちゃんも、三國君を兄以上の目線で見ているからね…」

 真優美さんは、困った微笑み表情で俺に話す。
 その後は、穏やかな表情に真優美さんは変わって、俺と虹心に話し始める。

「二人共。じゃあ、席に案内するわね!」

 真優美さんは言葉の後。俺と虹心を席に案内する。
 真優美さんに案内された席は、店の奥側の窓側席で有った。

 この位置と成ると、店の外側から覗き見をされるのはほぼ不可能と成る。
 俺と虹心は案内された席に座り、真優美さんは穏やかな表情で、俺と虹心に向けて話し始める。

「じゃあ、話し合いの前にお茶の用意をするね。二人共!」
「陽葵は今から呼ぶから、時期にこっちへ来るわ!!」

 真優美さんは俺と虹心に言い終えると、カウンターの方へ戻って行った。
 真優美さんは住居部分に向かって声を掛けないから、スマートフォンや内線を使って陽葵先輩を呼び出すのだろうか?

 俺は虹心と席に座りながら、陽葵先輩が来るのを待っている……
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