532 / 655
第6章 個別ルート 譲羽陽葵編
第532話 こぶが付いて来る! その1
しおりを挟む
……
真優美さんに、陽葵先輩と会うセッティングをして貰った俺は、午後の授業を消化させる。
午後の授業も問題なく過ぎて行き、夕方のHRが終わったら、俺は直ぐに教室を出る。
この日は結局、松田と二村は学園に来なかった?
まぁ、俺に取っては都合が良いが……
俺が、亜紀さんと別れた情報は知れ渡り始めたらしく、俺を睨む視線や恨みを感じる視線は減りつつ有る。
俺が亜紀さんと別れてしまえば、亜紀さんに好意を持っている男子達は安堵するからな!
叶わぬ夢でも亜紀さんがフリーなら、何処かでチャンスが有ると、亜紀さんを想う男子達は考える?
それに、俺を苛めていたことを亜紀さんに知られたら、亜紀さんは必ず難色を示すだろうから、俺に止めを刺す行為までは先ずしないだろう??
学年女子の一部達は、俺を見て『ざまあ見ろ』の表情で内緒話をしているが、俺には陽葵先輩が居るから全然、ダメージは受けていない!?
それに、俺はコソコソと動いたり、陰口を叩く女子達は基本的に嫌いだ!
文句や言いたいことが有るなら、亜紀さんや虹心のように、堂々“はっきり”と言ってこい!
まぁ、だからこそ。俺は亜紀さんや虹心を何時の間にかタイプにしていたのだが!!///
(陽葵先輩も意外に意見をはっきりと言い、意地も有る人だから、中身は亜紀さんや虹心と同じ系列かも知れない?)
(おまけに、陽葵先輩は生徒会副会長を経験しているから、見掛けはお嬢様に見えても、中身はしっかり者だしな!!)
俺はそんな事を思いながら、学園から家にゆっくりと歩きながら戻った……
……
俺が家に戻ると……玄関には虹心の靴が有る?
虹心は幽霊部員で有るが、演劇部に所属しており、その演劇部は来月上旬に開催される葉月祭に向けての演目に全力を注いでる。
(虹心は部活をサボったのか…?)
(まぁ、幽霊部員だから、いてもいなくても変わらないと思うが!)
俺は心の中で思いながら靴を脱ぎ、母親に帰宅挨拶をするためにリビングへ向かおうとするが、台所から母親と虹心の話し声が聞こえる。
(もう、晩ご飯の準備を始めているのか…!)
台所から二人の声が聞こえるので、俺はリビングに向かわず、台所に顔を出すと、台所内には母親と虹心が居た。
俺は二人に向けて、穏やかな表情で帰宅挨拶をする。
「ただいま!」
「母さん、虹心!!」
「…お帰り、武蔵」
「兄ちゃん。お帰り~~♪」
母親は、素に近い表情で俺に帰宅挨拶をするが、虹心は和やかな表情で帰宅挨拶をする。
その後。虹心は笑顔で俺に話し始める。
「兄ちゃん!」
「今晩はカレーだよ~~♪」
「それも、ビーフカレー!♪」
「楽しみにしていてね!!♪」
三國家。今晩の晩ご飯はビーフカレーらしく、カレーだからこの時間から作り始めている。
カレーは煮込めば煮込むほど、美味しくなるからな!♪
「今晩は、ビーフカレーか!」
「良いね。虹心!!」
俺は虹心に向けて、和やかな表情で言った後。穏やかな表情で母親に話し掛ける。
「…母さん!」
「夕方から、人と会う約束をしているから、少し出掛けるから!!」
「だからと言うか……多分。晩ご飯の時間までには帰って来られない…」
「!」
俺が母親に話している時。虹心は俺に向けて目を見開く!
俺の言葉の後。母親は澄ました表情で俺に話し始める。
「人と会う?」
「最近……多いね。武蔵」
「まぁ、武蔵は男だから、気を付けて行ってらっしゃい…!」
母親は、俺が夕方から出掛けることを容認するが、虹心は目を細めながら、俺に低い口調で言い始める!
「兄ちゃん」
「何処に、誰へ会いに行くのよ…!」
「……誰だって良いだろうと言いたいが、虹心……陽葵先輩の所だよ…!」
虹心に隠し事をすると後が厄介なので、俺は正直に虹心へ少し困った表情で話す。
すると、虹心は納得した表情で俺に言い始める。
「あ~~。譲羽先輩の所ね~~」
「なるほど……」
「……ねぇ、兄ちゃん!」
「私も、付いて行っても良い? 譲羽先輩の所へ♪」
「!?」
後半の文章は、和やかな表情で言う虹心!?
なんでそれだけの会話で、虹心は俺に付いて行こうとする!??
「??」
俺は理解出来ないままで居ると、虹心は穏やかな表情で俺に話し始めた。
真優美さんに、陽葵先輩と会うセッティングをして貰った俺は、午後の授業を消化させる。
午後の授業も問題なく過ぎて行き、夕方のHRが終わったら、俺は直ぐに教室を出る。
この日は結局、松田と二村は学園に来なかった?
まぁ、俺に取っては都合が良いが……
俺が、亜紀さんと別れた情報は知れ渡り始めたらしく、俺を睨む視線や恨みを感じる視線は減りつつ有る。
俺が亜紀さんと別れてしまえば、亜紀さんに好意を持っている男子達は安堵するからな!
叶わぬ夢でも亜紀さんがフリーなら、何処かでチャンスが有ると、亜紀さんを想う男子達は考える?
それに、俺を苛めていたことを亜紀さんに知られたら、亜紀さんは必ず難色を示すだろうから、俺に止めを刺す行為までは先ずしないだろう??
学年女子の一部達は、俺を見て『ざまあ見ろ』の表情で内緒話をしているが、俺には陽葵先輩が居るから全然、ダメージは受けていない!?
それに、俺はコソコソと動いたり、陰口を叩く女子達は基本的に嫌いだ!
文句や言いたいことが有るなら、亜紀さんや虹心のように、堂々“はっきり”と言ってこい!
まぁ、だからこそ。俺は亜紀さんや虹心を何時の間にかタイプにしていたのだが!!///
(陽葵先輩も意外に意見をはっきりと言い、意地も有る人だから、中身は亜紀さんや虹心と同じ系列かも知れない?)
(おまけに、陽葵先輩は生徒会副会長を経験しているから、見掛けはお嬢様に見えても、中身はしっかり者だしな!!)
俺はそんな事を思いながら、学園から家にゆっくりと歩きながら戻った……
……
俺が家に戻ると……玄関には虹心の靴が有る?
虹心は幽霊部員で有るが、演劇部に所属しており、その演劇部は来月上旬に開催される葉月祭に向けての演目に全力を注いでる。
(虹心は部活をサボったのか…?)
(まぁ、幽霊部員だから、いてもいなくても変わらないと思うが!)
俺は心の中で思いながら靴を脱ぎ、母親に帰宅挨拶をするためにリビングへ向かおうとするが、台所から母親と虹心の話し声が聞こえる。
(もう、晩ご飯の準備を始めているのか…!)
台所から二人の声が聞こえるので、俺はリビングに向かわず、台所に顔を出すと、台所内には母親と虹心が居た。
俺は二人に向けて、穏やかな表情で帰宅挨拶をする。
「ただいま!」
「母さん、虹心!!」
「…お帰り、武蔵」
「兄ちゃん。お帰り~~♪」
母親は、素に近い表情で俺に帰宅挨拶をするが、虹心は和やかな表情で帰宅挨拶をする。
その後。虹心は笑顔で俺に話し始める。
「兄ちゃん!」
「今晩はカレーだよ~~♪」
「それも、ビーフカレー!♪」
「楽しみにしていてね!!♪」
三國家。今晩の晩ご飯はビーフカレーらしく、カレーだからこの時間から作り始めている。
カレーは煮込めば煮込むほど、美味しくなるからな!♪
「今晩は、ビーフカレーか!」
「良いね。虹心!!」
俺は虹心に向けて、和やかな表情で言った後。穏やかな表情で母親に話し掛ける。
「…母さん!」
「夕方から、人と会う約束をしているから、少し出掛けるから!!」
「だからと言うか……多分。晩ご飯の時間までには帰って来られない…」
「!」
俺が母親に話している時。虹心は俺に向けて目を見開く!
俺の言葉の後。母親は澄ました表情で俺に話し始める。
「人と会う?」
「最近……多いね。武蔵」
「まぁ、武蔵は男だから、気を付けて行ってらっしゃい…!」
母親は、俺が夕方から出掛けることを容認するが、虹心は目を細めながら、俺に低い口調で言い始める!
「兄ちゃん」
「何処に、誰へ会いに行くのよ…!」
「……誰だって良いだろうと言いたいが、虹心……陽葵先輩の所だよ…!」
虹心に隠し事をすると後が厄介なので、俺は正直に虹心へ少し困った表情で話す。
すると、虹心は納得した表情で俺に言い始める。
「あ~~。譲羽先輩の所ね~~」
「なるほど……」
「……ねぇ、兄ちゃん!」
「私も、付いて行っても良い? 譲羽先輩の所へ♪」
「!?」
後半の文章は、和やかな表情で言う虹心!?
なんでそれだけの会話で、虹心は俺に付いて行こうとする!??
「??」
俺は理解出来ないままで居ると、虹心は穏やかな表情で俺に話し始めた。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?
みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。
普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。
「そうだ、弱味を聞き出そう」
弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。
「あたしの好きな人は、マーくん……」
幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。
よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

僕(じゃない人)が幸せにします。
暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】
・第1章
彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。
そんな彼を想う二人。
席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。
所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。
そして彼は幸せにする方法を考えつく――――
「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」
本当にそんなこと上手くいくのか!?
それで本当に幸せなのか!?
そもそも幸せにするってなんだ!?
・第2章
草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。
その目的は――――
「付き合ってほしいの!!」
「付き合ってほしいんです!!」
なぜこうなったのか!?
二人の本当の想いは!?
それを叶えるにはどうすれば良いのか!?
・第3章
文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。
君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……
深町と付き合おうとする別府!
ぼーっとする深町冴羅!
心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!?
・第4章
二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。
期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する――
「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」
二人は何を思い何をするのか!?
修学旅行がそこにもたらすものとは!?
彼ら彼女らの行く先は!?
・第5章
冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。
そんな中、深町凛紗が行動を起こす――
君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!
映像部への入部!
全ては幸せのために!
――これは誰かが誰かを幸せにする物語。
ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。
作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!


【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる