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第6章 個別ルート 譲羽陽葵編
第529話 俺の大親友 その2
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岡谷君から急に誘われた俺は、岡谷君と二人で教室から出て、校舎沿いに設置されているベンチゾーンに向かう。
ベンチゾーンは屋外で有るし、利用者も意外に少ないから、込み入った話をするには持って来いで有る。
「……」
「……」
ベンチゾーンに向かう間。二人の間に会話は無く、俺と岡谷君は無言でベンチゾーンに向かう。
俺と岡谷君は親友関係で有るが、現在“ぎくしゃく”している。
その原因は、俺が二村に関することを岡谷君に相談したからで有る。
俺の相談内容を子供臭いと判断した岡谷君は、俺との距離を開けてしまう!///
俺の中では岡谷君を“大親友”で見ているが、岡谷君の場合は“クラスメイトA”の目線で、俺を見るように成ってしまっている!
俺が亜紀さんと関係を深め、学年男子達から陰口や妨害を受けていた時。岡谷君に支援要請をしているが拒絶されている。
そんな岡谷君が今更…。俺と何を話したいのだろうか?
俺と岡谷君は校舎沿いのベンチゾーンに到着して、とあるベンチにお互いが無言で座る。
空は綺麗な秋空で有るが、今日は風が有るので少し肌寒い。
「ふぅ~~」
岡谷君はベンチに座った直後。疲れた溜め息を吐く。
その後…。岡谷君は俺を見ながら、澄ました表情で話し始める。
「三國…。特進(コース)の伊藤と別れたらしいな…」
「……情報が早いね。岡谷君」
俺も澄ました表情で、岡谷君に話す。
岡谷君は表情を変えずに、言葉を続ける。
「まぁ、相手が悪かったな…。三國……」
「相手…。そうかもね…」
「岡谷君……」
「……俺は別に、三國を慰めるために、此処に誘ったのでは無い…」
「……岡谷君に慰められても、嬉しくは無いよ」
「何で、あの時に成ってしまうから……」
お互いが、澄ました表情で話す。
岡谷君は基本。感情を表に出さないから、意図を掴みにくい。
俺を助けてくれなかった岡谷君に対する、不満や怒りは当然有るが、他力本願が駄目で有ることは理解しているので、岡谷君に強く言えない。
「……今回の黒幕が、松田・二村で有ることは三國も知っている」
「だが、それ以上に伊藤を求めている男が多かった……」
「不運では無く、無謀すぎたな…!」
「三國…!」
岡谷君は言葉の後。眉をしかめながら俺を見る!
(何が、言いたいんだ!)
(岡谷君!!)
俺は思わず、心の中で感じる。
だが、俺は諦めた表情をしながら、岡谷君に話し始める。
岡谷君に口喧嘩をしても勝てないし、暴力に至っては絶対勝ち目が無い!///
なんせ、岡谷君は学年一のDQNと言われる、川本と対等を張れる人物で有るからだ!!
「……無謀なのは、俺も有る程度は感じていたさ///」
「けど、亜紀さんはフリーで有ったし、俺に好意を寄せてくれていた!///」
「亜紀さんが上位大学を目指していなければ、こんな事態は起きなかったかも知れない…」
「…ふぅ」
俺の言葉の後に、溜め息を吐く岡谷君。
俺の言葉なんて、聞きたくは無いか!?
岡谷君!!
岡谷君は澄ました表情と低い口調で、俺に話し始める。
「……話が変わるが、三國!」
「お前はさっき…。伊藤を目指したのは無謀と言ったが……もっと、無謀な相手を目指そうとしていないか?」
「!!?///」
俺は岡谷君の言葉を聞いて驚く!
岡谷君が、俺が陽葵先輩と関係を持っている情報を掴んでいるからだ!///
(まさか、岡谷君!)
(俺が、陽葵先輩と関係を深め始めたことを知っている!?)
(岡谷君情報網は、虹心の情報網よりも優秀だな!)
(岡谷君は本当…。一体何者なんだ!!///)
「……岡谷君///」
「俺が亜紀さんで痛い目に遭ったのに、何で伊藤さんより上の人を目指すの…?」
「もう、恋愛は懲り懲りだよ!///」
俺は悲しい表情で岡谷君に話すが、同時に鎌も掛けている。
岡谷君は口から出任せを言う人物では無いが、素直に話す必要も無い。
素直に言ったって、岡谷君は俺を支援する気は更々無いのだから。
「……そうなのか?」
「三國??」
「おかしいな…」
「三國は三年の譲羽と、良い関係だと耳にしたのだがな…!?」
「!!!」
岡谷君は“すっとぼけながら”俺が、秘密にしていることを話す!
やっぱり、岡谷君情報網は軍隊並みに優秀だ!!
ベンチゾーンは屋外で有るし、利用者も意外に少ないから、込み入った話をするには持って来いで有る。
「……」
「……」
ベンチゾーンに向かう間。二人の間に会話は無く、俺と岡谷君は無言でベンチゾーンに向かう。
俺と岡谷君は親友関係で有るが、現在“ぎくしゃく”している。
その原因は、俺が二村に関することを岡谷君に相談したからで有る。
俺の相談内容を子供臭いと判断した岡谷君は、俺との距離を開けてしまう!///
俺の中では岡谷君を“大親友”で見ているが、岡谷君の場合は“クラスメイトA”の目線で、俺を見るように成ってしまっている!
俺が亜紀さんと関係を深め、学年男子達から陰口や妨害を受けていた時。岡谷君に支援要請をしているが拒絶されている。
そんな岡谷君が今更…。俺と何を話したいのだろうか?
俺と岡谷君は校舎沿いのベンチゾーンに到着して、とあるベンチにお互いが無言で座る。
空は綺麗な秋空で有るが、今日は風が有るので少し肌寒い。
「ふぅ~~」
岡谷君はベンチに座った直後。疲れた溜め息を吐く。
その後…。岡谷君は俺を見ながら、澄ました表情で話し始める。
「三國…。特進(コース)の伊藤と別れたらしいな…」
「……情報が早いね。岡谷君」
俺も澄ました表情で、岡谷君に話す。
岡谷君は表情を変えずに、言葉を続ける。
「まぁ、相手が悪かったな…。三國……」
「相手…。そうかもね…」
「岡谷君……」
「……俺は別に、三國を慰めるために、此処に誘ったのでは無い…」
「……岡谷君に慰められても、嬉しくは無いよ」
「何で、あの時に成ってしまうから……」
お互いが、澄ました表情で話す。
岡谷君は基本。感情を表に出さないから、意図を掴みにくい。
俺を助けてくれなかった岡谷君に対する、不満や怒りは当然有るが、他力本願が駄目で有ることは理解しているので、岡谷君に強く言えない。
「……今回の黒幕が、松田・二村で有ることは三國も知っている」
「だが、それ以上に伊藤を求めている男が多かった……」
「不運では無く、無謀すぎたな…!」
「三國…!」
岡谷君は言葉の後。眉をしかめながら俺を見る!
(何が、言いたいんだ!)
(岡谷君!!)
俺は思わず、心の中で感じる。
だが、俺は諦めた表情をしながら、岡谷君に話し始める。
岡谷君に口喧嘩をしても勝てないし、暴力に至っては絶対勝ち目が無い!///
なんせ、岡谷君は学年一のDQNと言われる、川本と対等を張れる人物で有るからだ!!
「……無謀なのは、俺も有る程度は感じていたさ///」
「けど、亜紀さんはフリーで有ったし、俺に好意を寄せてくれていた!///」
「亜紀さんが上位大学を目指していなければ、こんな事態は起きなかったかも知れない…」
「…ふぅ」
俺の言葉の後に、溜め息を吐く岡谷君。
俺の言葉なんて、聞きたくは無いか!?
岡谷君!!
岡谷君は澄ました表情と低い口調で、俺に話し始める。
「……話が変わるが、三國!」
「お前はさっき…。伊藤を目指したのは無謀と言ったが……もっと、無謀な相手を目指そうとしていないか?」
「!!?///」
俺は岡谷君の言葉を聞いて驚く!
岡谷君が、俺が陽葵先輩と関係を持っている情報を掴んでいるからだ!///
(まさか、岡谷君!)
(俺が、陽葵先輩と関係を深め始めたことを知っている!?)
(岡谷君情報網は、虹心の情報網よりも優秀だな!)
(岡谷君は本当…。一体何者なんだ!!///)
「……岡谷君///」
「俺が亜紀さんで痛い目に遭ったのに、何で伊藤さんより上の人を目指すの…?」
「もう、恋愛は懲り懲りだよ!///」
俺は悲しい表情で岡谷君に話すが、同時に鎌も掛けている。
岡谷君は口から出任せを言う人物では無いが、素直に話す必要も無い。
素直に言ったって、岡谷君は俺を支援する気は更々無いのだから。
「……そうなのか?」
「三國??」
「おかしいな…」
「三國は三年の譲羽と、良い関係だと耳にしたのだがな…!?」
「!!!」
岡谷君は“すっとぼけながら”俺が、秘密にしていることを話す!
やっぱり、岡谷君情報網は軍隊並みに優秀だ!!
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