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第6章 個別ルート 譲羽陽葵編
第528話 俺の大親友 その1
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(虹心の言っていることが、何処までが冗談かは分からないが、俺は陽葵先輩に振られた時は、虹心を求めることで虹心が勝手に決めてしまう!///)
虹心も悪くないが、虹心は実妹で有る。
俺と虹心のどちらかが、義兄・義妹で無い限り、俺は虹心と結婚することは出来ない。
だが、俺と虹心が実の兄妹同士では無くても、その結婚に、俺の両親や兄の航平が結婚を許す保証も無い。
(万が一。陽葵先輩に振られた時は、成る気が無いパティシエの道を目指すしか無いかもな…)
(だが、本当に陽葵先輩から振られて、そのことを虹心に言ったや知った時。虹心は俺が今日香ちゃんを求めることを許してくれるだろうか?)
想像したくないが……さっき言った虹心の言葉が本当なら、虹心は笑顔で俺を刺し殺しに来るだろう!!///
……
虹心との会話は終わり、俺は自室に戻る。
陽葵先輩から振られた時の次目標が、今日香ちゃんから虹心に変わってしまったが、俺が陽葵先輩と成就出来れば何も問題は無い!!
自室に戻った俺は直ぐにベットに潜り込み、明日からのことを“ぼんやり”と意識しながら眠りに就いた……
☆
それから、数日が過ぎる……
この日は学園に行く平日で有るので、俺はいつもの時間に起き、朝食を食べ、時間が来たら学園に向かう。
虹心との関係は、何時も通りで有る。
『ジーー』
「…………(呪)」
今日も、俺は嫌な視線を感じながら学園に向かう。
もう、慣れた物だ!
視線は感じても、物理的な攻撃や嫌がらせをされなければ、恐れることは無い。
悪意の有る視線や恨みだけで、人を殺すことが出来れば、みんなそうしている。
俺は学園に着き、昇降口で上履きに履き替え、自分の教室に向かう。
『がや、がや、―――』
『がや、がや、―――』
クラス内も、何時も通りと言いたいが……松田と二村は教室内に居ない。
この二人は、まだ来ていないのだろうか?
どうでも良い話しで有るが最近、松田と二村は遅刻が非常に多く成っている。
恋人関係で有る二人だから、登校デートをしながら寄り道をして、それで遅刻をすると言う感じだろうか?
松田と二村が恋人関係に発展してからは、ほぼ二人で行動している。
まぁ、どちらにせよ。俺には関係ない話しで有る。
……
午前中授業の間に松田と二村が来ることは無く、午前中の授業は終わる。
朝のHR時。担任の方も『松田さんと二村さんから、特に連絡は貰っていません…』と、澄ました表情で言っていたので、登校デートから本格デートをしているかも知れない。
俺は何時も通り。購買に昼食を買いに行って、購買で惣菜パン類と牛乳を買って教室に戻り、自席で昼食を摂る。
昼食も摂り終わって、気分転換に校庭へ出ようかなと思い、俺は席を立とうとすると、俺のスマートフォンからメール着信音が鳴る。
『~~~♪』
(誰からだ?)
(まさか……亜紀から!?)
俺は亜紀さんから振られたが、亜紀さんの連絡先をブロックはしていない。
亜紀さんからの連絡だと、俺は期待をしつつ、ポケットからスマートフォンを取り出して操作を始める。
『三國!』
『飯、食い終わっただろ?』
『今から……ベンチに行こうか…?』
何と、メールの送り主は、俺の大親友で有る岡谷君で有った!
岡谷君は既に昼食を終えていて、俺がメールを読んでいる間に自席から立ち上がり、俺の側にやって来る。
「三國……行こうか?」
岡谷君は俺の側に来ると、澄ました表情と低い口調で話す。
俺の目の前に岡谷君が居るから、さっきの返信はせず、スマートフォンをポケットにしまいながら、俺は不思議な表情で話し始める。
「別に良いけど…、急にどうしたの?」
「岡谷君から誘うなんて珍しいね??」
「……あぁ!」
「少し小耳に挟んだことが有ったら、三國と話したいなと…」
「……」
(早速、俺が亜紀さんと別れた情報が流れ始めたか…)
岡谷君は独自情報網を持っており、こうもりで有る、高岡よりも早く情報を仕入れる。
俺が亜紀さんと別れたことを岡谷君は知ったから、慰めにでも来たのだろうか?
だが、慰めてくれるのは悪くないけど、どうせなら支援をして欲しかったな///
岡谷君……
虹心も悪くないが、虹心は実妹で有る。
俺と虹心のどちらかが、義兄・義妹で無い限り、俺は虹心と結婚することは出来ない。
だが、俺と虹心が実の兄妹同士では無くても、その結婚に、俺の両親や兄の航平が結婚を許す保証も無い。
(万が一。陽葵先輩に振られた時は、成る気が無いパティシエの道を目指すしか無いかもな…)
(だが、本当に陽葵先輩から振られて、そのことを虹心に言ったや知った時。虹心は俺が今日香ちゃんを求めることを許してくれるだろうか?)
想像したくないが……さっき言った虹心の言葉が本当なら、虹心は笑顔で俺を刺し殺しに来るだろう!!///
……
虹心との会話は終わり、俺は自室に戻る。
陽葵先輩から振られた時の次目標が、今日香ちゃんから虹心に変わってしまったが、俺が陽葵先輩と成就出来れば何も問題は無い!!
自室に戻った俺は直ぐにベットに潜り込み、明日からのことを“ぼんやり”と意識しながら眠りに就いた……
☆
それから、数日が過ぎる……
この日は学園に行く平日で有るので、俺はいつもの時間に起き、朝食を食べ、時間が来たら学園に向かう。
虹心との関係は、何時も通りで有る。
『ジーー』
「…………(呪)」
今日も、俺は嫌な視線を感じながら学園に向かう。
もう、慣れた物だ!
視線は感じても、物理的な攻撃や嫌がらせをされなければ、恐れることは無い。
悪意の有る視線や恨みだけで、人を殺すことが出来れば、みんなそうしている。
俺は学園に着き、昇降口で上履きに履き替え、自分の教室に向かう。
『がや、がや、―――』
『がや、がや、―――』
クラス内も、何時も通りと言いたいが……松田と二村は教室内に居ない。
この二人は、まだ来ていないのだろうか?
どうでも良い話しで有るが最近、松田と二村は遅刻が非常に多く成っている。
恋人関係で有る二人だから、登校デートをしながら寄り道をして、それで遅刻をすると言う感じだろうか?
松田と二村が恋人関係に発展してからは、ほぼ二人で行動している。
まぁ、どちらにせよ。俺には関係ない話しで有る。
……
午前中授業の間に松田と二村が来ることは無く、午前中の授業は終わる。
朝のHR時。担任の方も『松田さんと二村さんから、特に連絡は貰っていません…』と、澄ました表情で言っていたので、登校デートから本格デートをしているかも知れない。
俺は何時も通り。購買に昼食を買いに行って、購買で惣菜パン類と牛乳を買って教室に戻り、自席で昼食を摂る。
昼食も摂り終わって、気分転換に校庭へ出ようかなと思い、俺は席を立とうとすると、俺のスマートフォンからメール着信音が鳴る。
『~~~♪』
(誰からだ?)
(まさか……亜紀から!?)
俺は亜紀さんから振られたが、亜紀さんの連絡先をブロックはしていない。
亜紀さんからの連絡だと、俺は期待をしつつ、ポケットからスマートフォンを取り出して操作を始める。
『三國!』
『飯、食い終わっただろ?』
『今から……ベンチに行こうか…?』
何と、メールの送り主は、俺の大親友で有る岡谷君で有った!
岡谷君は既に昼食を終えていて、俺がメールを読んでいる間に自席から立ち上がり、俺の側にやって来る。
「三國……行こうか?」
岡谷君は俺の側に来ると、澄ました表情と低い口調で話す。
俺の目の前に岡谷君が居るから、さっきの返信はせず、スマートフォンをポケットにしまいながら、俺は不思議な表情で話し始める。
「別に良いけど…、急にどうしたの?」
「岡谷君から誘うなんて珍しいね??」
「……あぁ!」
「少し小耳に挟んだことが有ったら、三國と話したいなと…」
「……」
(早速、俺が亜紀さんと別れた情報が流れ始めたか…)
岡谷君は独自情報網を持っており、こうもりで有る、高岡よりも早く情報を仕入れる。
俺が亜紀さんと別れたことを岡谷君は知ったから、慰めにでも来たのだろうか?
だが、慰めてくれるのは悪くないけど、どうせなら支援をして欲しかったな///
岡谷君……
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