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第6章 個別ルート 譲羽陽葵編
第527話 虹心に伝える その3
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「まぁ…。取り敢えずは良かったね。兄ちゃん!」
虹心は困った微笑み表情で俺に話すが、虹心は腕を組んで顔を上に向けながら、俺に言葉を続ける。
「でも……この関係が学園に知られたら、兄ちゃんは伊藤さん以上に苛められそうだね」
「中等部まで、譲羽先輩の良さは知れ渡っているし、幾ら真優美さんのお店だけで付き合ったとしても、何処かで必ず“ほころび”が出る…」
「兄ちゃんは、譲羽先輩と関係を深めているのが外部に漏れた時。どう対処するつもりなの?」
「……虹心」
「対処と言っても、対処なんてしようが無いよ///」
「俺は喧嘩の類いが“てんで”駄目だし、頭(能力)も並で有るから、漫画の世界のような閃きで、この事態を解決させることは出来ない…」
俺は、諦めの表情で虹心に話す。
虹心に虚勢の言葉を言っても、虹心には全く意味が無いからだ。
「まぁ、だよね……」
「伊藤さんは兄ちゃんを守らなかったけど、譲羽先輩なら兄ちゃんを守ってくれる可能性が有る」
「それに、期待するしか無いか……うん!」
「……」
虹心は、悲しい笑みで俺に話す。
虹心の言う通りなので、俺は自然と無言と成る。
だが、虹心は穏やかな表情に変わって、俺に話し始める。
「兄ちゃん」
「譲羽先輩こそ、その恋を成就させることは難しいと思うけど、なるべく頑張るだよ!」
「もしと言うか、多分…。また、兄ちゃんは失恋すると思うけど、その時は私が兄ちゃんを拾って上げるからね!」
「……虹心。ありがとうと言いたいが……虹心は最後の最後だろ?」
「俺にまだ、今日香ちゃんや小鞠ちゃんが居るのだから……」
虹心からの気持ちは凄く嬉しいが、俺は疑問を感じた表情で虹心に話す。
虹心が、俺の恋人作戦目標(!?)を決めたような物だから、虹心自身でもそれは理解しているはずだが?
けど、虹心は困った微笑み表情で、俺に話し始める。
「でも、兄ちゃん!」
「兄ちゃんは、パティシエになる気は更々無いんでしょ!!」
「そんな兄ちゃんが、パティシエがほぼ条件となる新倉先輩を求めようが無いし、小鞠ちゃんだって彼氏が居るから、兄ちゃんが小鞠ちゃんを求めたら、私が兄ちゃんを殺○分するよ!」
「彼氏の居る小鞠ちゃんに、求愛する兄ちゃんなんて、この世の“ごみ”だからね!!」
「!!」
(相変わらず、物騒なことを言う妹だ!)
(だが……俺はこの段階でも、パティシエに成りたい気持ちは微塵も無いし、新倉洋菓子店の跡継ぎ騒動にも巻き込まれたくは無い!(汗))
(小鞠ちゃんは俺に未練が有るそうだが、同園芸クラブの男子と付き合っている)
(一般常識を持った人間なら、その小鞠ちゃんを求めるのはタブーに成る!)
「……まぁ、虹心の言う通り。俺はパティシエに成る気が無いな」
俺は、困った表情で虹心に呟く。
すると、やはり。虹心は嬉しそうな表情で、俺に言い始める!
「兄ちゃん!」
「譲羽先輩に振られたら、遠慮無しに、私の胸に飛び込んで来てね♪」
「妹の垣根を取っ払って、私が兄ちゃんを抱擁して上げるよ!!♪」
「うっ、うん……あっ、ありがとう。虹心…///」
俺は、たじろいだ表情で虹心に返事をする。
虹心は何だかんだで、まだ、俺のことを諦めていないらしい!?
(何度も感じるが……俺と虹心のどちらかは“義理”の関係なのか!?)
(賢すぎる虹心が、実の兄妹同士で結婚出来ないことを知らない訳が無い!!)
「なぁ、虹心…。俺たちって……実の兄妹だよ―――」
余りにも虹心が、吹っ飛んだ話しをしているので、俺は真面目な表情で虹心に話すが、虹心はそれを遮るように、和やかな表情で言い始める。
「じゃあ、兄ちゃん!」
「作戦は変更で、陽葵先輩が駄目だった時は、新倉先輩では無く私ね♪」
「私は兄ちゃんが大好きだから、私からは縁を切らないし、兄ちゃんが私から縁を切ろうとしても切らせないからね!♪」
「もし、そうなったら、私は遠慮無しに兄ちゃんを刺すから!!♪」
後半の文章は、恐ろしいことを言う虹心!?
ブラコンを通り過ぎて、異常者に成っているぞ!!
サイコパスと変わらない妹との関係を更に深める前に、俺は陽葵先輩を完全に射止めないと///
そうしないと、俺は完全に虹心の物にされる!///
虹心は困った微笑み表情で俺に話すが、虹心は腕を組んで顔を上に向けながら、俺に言葉を続ける。
「でも……この関係が学園に知られたら、兄ちゃんは伊藤さん以上に苛められそうだね」
「中等部まで、譲羽先輩の良さは知れ渡っているし、幾ら真優美さんのお店だけで付き合ったとしても、何処かで必ず“ほころび”が出る…」
「兄ちゃんは、譲羽先輩と関係を深めているのが外部に漏れた時。どう対処するつもりなの?」
「……虹心」
「対処と言っても、対処なんてしようが無いよ///」
「俺は喧嘩の類いが“てんで”駄目だし、頭(能力)も並で有るから、漫画の世界のような閃きで、この事態を解決させることは出来ない…」
俺は、諦めの表情で虹心に話す。
虹心に虚勢の言葉を言っても、虹心には全く意味が無いからだ。
「まぁ、だよね……」
「伊藤さんは兄ちゃんを守らなかったけど、譲羽先輩なら兄ちゃんを守ってくれる可能性が有る」
「それに、期待するしか無いか……うん!」
「……」
虹心は、悲しい笑みで俺に話す。
虹心の言う通りなので、俺は自然と無言と成る。
だが、虹心は穏やかな表情に変わって、俺に話し始める。
「兄ちゃん」
「譲羽先輩こそ、その恋を成就させることは難しいと思うけど、なるべく頑張るだよ!」
「もしと言うか、多分…。また、兄ちゃんは失恋すると思うけど、その時は私が兄ちゃんを拾って上げるからね!」
「……虹心。ありがとうと言いたいが……虹心は最後の最後だろ?」
「俺にまだ、今日香ちゃんや小鞠ちゃんが居るのだから……」
虹心からの気持ちは凄く嬉しいが、俺は疑問を感じた表情で虹心に話す。
虹心が、俺の恋人作戦目標(!?)を決めたような物だから、虹心自身でもそれは理解しているはずだが?
けど、虹心は困った微笑み表情で、俺に話し始める。
「でも、兄ちゃん!」
「兄ちゃんは、パティシエになる気は更々無いんでしょ!!」
「そんな兄ちゃんが、パティシエがほぼ条件となる新倉先輩を求めようが無いし、小鞠ちゃんだって彼氏が居るから、兄ちゃんが小鞠ちゃんを求めたら、私が兄ちゃんを殺○分するよ!」
「彼氏の居る小鞠ちゃんに、求愛する兄ちゃんなんて、この世の“ごみ”だからね!!」
「!!」
(相変わらず、物騒なことを言う妹だ!)
(だが……俺はこの段階でも、パティシエに成りたい気持ちは微塵も無いし、新倉洋菓子店の跡継ぎ騒動にも巻き込まれたくは無い!(汗))
(小鞠ちゃんは俺に未練が有るそうだが、同園芸クラブの男子と付き合っている)
(一般常識を持った人間なら、その小鞠ちゃんを求めるのはタブーに成る!)
「……まぁ、虹心の言う通り。俺はパティシエに成る気が無いな」
俺は、困った表情で虹心に呟く。
すると、やはり。虹心は嬉しそうな表情で、俺に言い始める!
「兄ちゃん!」
「譲羽先輩に振られたら、遠慮無しに、私の胸に飛び込んで来てね♪」
「妹の垣根を取っ払って、私が兄ちゃんを抱擁して上げるよ!!♪」
「うっ、うん……あっ、ありがとう。虹心…///」
俺は、たじろいだ表情で虹心に返事をする。
虹心は何だかんだで、まだ、俺のことを諦めていないらしい!?
(何度も感じるが……俺と虹心のどちらかは“義理”の関係なのか!?)
(賢すぎる虹心が、実の兄妹同士で結婚出来ないことを知らない訳が無い!!)
「なぁ、虹心…。俺たちって……実の兄妹だよ―――」
余りにも虹心が、吹っ飛んだ話しをしているので、俺は真面目な表情で虹心に話すが、虹心はそれを遮るように、和やかな表情で言い始める。
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「もし、そうなったら、私は遠慮無しに兄ちゃんを刺すから!!♪」
後半の文章は、恐ろしいことを言う虹心!?
ブラコンを通り過ぎて、異常者に成っているぞ!!
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