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第6章 個別ルート 譲羽陽葵編
第523話 俺の妙案
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(こう考えると……俺は何だかんだで凄く、運が良いのだな…)
(亜紀さんは失ってしまったが、俺は陽葵先輩を求めることが出来る……)
本当に、この部分は亜紀さんに感謝しないと行けない。
亜紀さんと二村の代償で、俺は現在、陽葵先輩とこのような関係が構築出来ている。
世の中、本当に分からない物だ!!
(……あっ、そうだ!)
(なら、この真優美さんバリアを使って、俺は陽葵先輩と関係を深めよう!!)
(亜紀さんの時だって、二村の暴走が無ければ、彼処までの事態には発展しなかった)
(幸い。二村の耳には俺と陽葵先輩の情報は入っていないし、亜紀さんも俺と陽葵先輩が恋仲に成っても、般若には成らないだろう!?)
俺は妙案を心の中で思い付く!
学園内で陽葵先輩と仲良くするから、ライバル達が俺に攻撃を仕掛ける。
なら、学園内では一切陽葵先輩とは関わらず、真優美さんのお店で、俺は陽葵先輩と関係を深めれば良い!!
俺は和やかな表情で、陽葵先輩に話し掛ける。
「陽葵先輩!」
「俺。今思い付いたのですが、学園で陽葵先輩と親交を深めるから、ライバル達は俺にやっかみを持ち、俺を追い詰めるのです!!」
「なら、今のように、陽葵先輩との交流は真優美さんのお店だけに留めれば、俺と陽葵先輩の関係が外部に漏れることは有りません!♪」
「……」
「……」
俺の言葉を聞いている、真優美さんと陽葵先輩は『あ~~』の表情をしている。
でも、この『あ~~』は感心より、どちらかと言えば“呆れ目線”での意味が強い『あ~~』で有った!///
真優美さんが、困った微笑み表情で俺に話し始める。
「三國君…!」
「三國君のアイディアは決して悪くないけど、其処までしても三國君は、陽葵と関係を深めたいの?」
「……はい!」
「亜紀さんを失った今。俺には陽葵先輩しか頼れる人は居ませんから///」
俺は、困った微笑み表情で真優美さんに話す。
真優美さんは『やれやれ』の表情で、俺に話し始める。
「本当……。三國君の陽葵に対する情熱には負けるわ…!」
「陽葵は……この三國君の案を、どう感じ取っている?」
真優美さんは俺への言葉の後。陽葵先輩に尋ねる表情で聞く。
陽葵先輩は理解した表情で、真優美さんに話し始める。
「……三國君の言う通り。お店の中だけでの交流にすれば、外部に漏れることは少ない…!」
「現に学園内でも私と三國君が、親友関係で有ることを知られていない」
「けど、お店の中だけでの交流も、亜紀ちゃんには何処かで知られると思うし、二村さんも近くに住んでいるから、いずれはこの関係を二村さんに知られて、二村さんが学園内に拡散する可能性も捨てきれない」
「どちらにせよ、三國君が私と関係を深めるリスクは決して少なくは無い!」
「うん…。三國君が陽葵と店内で関係を例え深めたとしても、常連の亜紀ちゃんにはほぼバレるだろうし、彩織ちゃんにも何処かで必ず目撃される…」
「それに、その二人以外にも、この地域から葉月学園に通っている生徒は居るから、その人達からバレる可能性も十分に有る!」
真優美さんは困った微笑み表情で、陽葵先輩に話す。
その後。真優美さんはその表情で、俺に話し掛ける。
「三國君!」
「三國君の提案で、少しは陽葵と関係を深められるかも知れないけど、その分覚悟も必要だよ!」
「三國君に、其処までの覚悟が本当に有る?」
「真優美さん!」
「さっきも言ったように、もう、俺には陽葵先輩しか頼る人が居ないのです!!」
「俺と陽葵先輩の関係がバレた時は、亜紀さん以上の攻撃を俺は受けることになりますが、俺は亜紀さんの時のように耐えて見ます!!」
「あくまで、別れを切り出したのは俺では無く、亜紀さんからですから……」
俺は、力強い表情で真優美さんに話す。
真優美さんは理解した表情で、俺に向けて呟く。
「……んーむ」
「三國君は本気のようだね…!」
「亜紀ちゃんは進学のために、三國君を切ったが……陽葵の場合は内申も済んでいるし、願書も出願済みで有る…!」
「だから、陽葵の場合は亜紀ちゃんと比べれば、進学の問題より陽葵自信の問題となる!」
「陽葵!」
「あなたはどうする……三國君の気持ちを……」
真優美さんは呟き終えた後。真面目な表情に変わって、陽葵先輩に問いかける。
陽葵先輩は、俺の気持ちをどう答えてくれるのだろうか?
(亜紀さんは失ってしまったが、俺は陽葵先輩を求めることが出来る……)
本当に、この部分は亜紀さんに感謝しないと行けない。
亜紀さんと二村の代償で、俺は現在、陽葵先輩とこのような関係が構築出来ている。
世の中、本当に分からない物だ!!
(……あっ、そうだ!)
(なら、この真優美さんバリアを使って、俺は陽葵先輩と関係を深めよう!!)
(亜紀さんの時だって、二村の暴走が無ければ、彼処までの事態には発展しなかった)
(幸い。二村の耳には俺と陽葵先輩の情報は入っていないし、亜紀さんも俺と陽葵先輩が恋仲に成っても、般若には成らないだろう!?)
俺は妙案を心の中で思い付く!
学園内で陽葵先輩と仲良くするから、ライバル達が俺に攻撃を仕掛ける。
なら、学園内では一切陽葵先輩とは関わらず、真優美さんのお店で、俺は陽葵先輩と関係を深めれば良い!!
俺は和やかな表情で、陽葵先輩に話し掛ける。
「陽葵先輩!」
「俺。今思い付いたのですが、学園で陽葵先輩と親交を深めるから、ライバル達は俺にやっかみを持ち、俺を追い詰めるのです!!」
「なら、今のように、陽葵先輩との交流は真優美さんのお店だけに留めれば、俺と陽葵先輩の関係が外部に漏れることは有りません!♪」
「……」
「……」
俺の言葉を聞いている、真優美さんと陽葵先輩は『あ~~』の表情をしている。
でも、この『あ~~』は感心より、どちらかと言えば“呆れ目線”での意味が強い『あ~~』で有った!///
真優美さんが、困った微笑み表情で俺に話し始める。
「三國君…!」
「三國君のアイディアは決して悪くないけど、其処までしても三國君は、陽葵と関係を深めたいの?」
「……はい!」
「亜紀さんを失った今。俺には陽葵先輩しか頼れる人は居ませんから///」
俺は、困った微笑み表情で真優美さんに話す。
真優美さんは『やれやれ』の表情で、俺に話し始める。
「本当……。三國君の陽葵に対する情熱には負けるわ…!」
「陽葵は……この三國君の案を、どう感じ取っている?」
真優美さんは俺への言葉の後。陽葵先輩に尋ねる表情で聞く。
陽葵先輩は理解した表情で、真優美さんに話し始める。
「……三國君の言う通り。お店の中だけでの交流にすれば、外部に漏れることは少ない…!」
「現に学園内でも私と三國君が、親友関係で有ることを知られていない」
「けど、お店の中だけでの交流も、亜紀ちゃんには何処かで知られると思うし、二村さんも近くに住んでいるから、いずれはこの関係を二村さんに知られて、二村さんが学園内に拡散する可能性も捨てきれない」
「どちらにせよ、三國君が私と関係を深めるリスクは決して少なくは無い!」
「うん…。三國君が陽葵と店内で関係を例え深めたとしても、常連の亜紀ちゃんにはほぼバレるだろうし、彩織ちゃんにも何処かで必ず目撃される…」
「それに、その二人以外にも、この地域から葉月学園に通っている生徒は居るから、その人達からバレる可能性も十分に有る!」
真優美さんは困った微笑み表情で、陽葵先輩に話す。
その後。真優美さんはその表情で、俺に話し掛ける。
「三國君!」
「三國君の提案で、少しは陽葵と関係を深められるかも知れないけど、その分覚悟も必要だよ!」
「三國君に、其処までの覚悟が本当に有る?」
「真優美さん!」
「さっきも言ったように、もう、俺には陽葵先輩しか頼る人が居ないのです!!」
「俺と陽葵先輩の関係がバレた時は、亜紀さん以上の攻撃を俺は受けることになりますが、俺は亜紀さんの時のように耐えて見ます!!」
「あくまで、別れを切り出したのは俺では無く、亜紀さんからですから……」
俺は、力強い表情で真優美さんに話す。
真優美さんは理解した表情で、俺に向けて呟く。
「……んーむ」
「三國君は本気のようだね…!」
「亜紀ちゃんは進学のために、三國君を切ったが……陽葵の場合は内申も済んでいるし、願書も出願済みで有る…!」
「だから、陽葵の場合は亜紀ちゃんと比べれば、進学の問題より陽葵自信の問題となる!」
「陽葵!」
「あなたはどうする……三國君の気持ちを……」
真優美さんは呟き終えた後。真面目な表情に変わって、陽葵先輩に問いかける。
陽葵先輩は、俺の気持ちをどう答えてくれるのだろうか?
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