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第5章 個別ルート 伊藤亜紀編
第481話 ファミレス クチナシ
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(今日の出会いで篤志が行き成り俺に、攻撃を仕掛ける可能性は少ないと思うから、篤志の誘いに乗って見るか!)
「……本当に、黒崎さんの奢りでしたら良いですよ!」
「俺も黒崎さんのことは、知りたいとは感じていましたし!」
俺は穏やかな表情で、篤志からの誘いに乗る。
だが、この時の俺は、篤志の本当の恐ろしさを知らなかった……
「武蔵さんなら、そう言って貰えると思っていました!」
「では、早速向かいましょう!♪」
篤志は笑顔で俺に言い終えると、俺の右腕を引っ張るように持ち、俺を学園からファミレスに誘導させる。
今更前言撤回をしても、篤志は俺を逃がさない構えで有った。
(亜紀の言う通り。篤志は強引の性格だな!)
(これでは亜紀も迷う訳だ!///)
俺は心の中で感じながら篤志と、学園から一番近いファミレスで有る『クチナシ』に向かった。
……
ファミレス クチナシ店内
『がや、がや、―――』
『あはは~~♪』
ファムレスの店内は、葉月学園の制服姿ばかりで有り賑わっているが、それでも待ち時間は無しで、俺達は案内されて席に座ることが出来る。
「さぁ、さぁ、武蔵さん!」
「何でも、頼んでくださいよ!♪」
「全部。俺が奢りますから!」
『バサッ』
篤志は俺に接待をするように、俺の前にメニュー表を広げ、俺を持て成そうとする!
此処まで来ると気持ち悪いのですが……
(篤志の奢りだから高い物と言っても、クチナシは全ての単価が安いから、基本はワンコイン前後なんだよな!///)
(どうせ奢りなら同じファミレスでも、駅近くには成るが“ゲスト”にしておけば良かったな///)
今更、店の変更は出来ないので、俺は少しでも篤志の小遣いを減らすために、高そうなメニューを選び始める。
クチナシよりゲストの方が高い料理も多いし、そもそもゲストの方が本来のファミレスで有る。
「では……遠慮なしに!」
俺は澄ました表情で篤志に言った後。テーブルに備わっているインターホンを鳴らす。
『ピンポーン♪』
俺がインターホンを鳴らすと、1分もしない内にお店の制服を着た女性スタッフが、俺と篤志が座っているテーブルにやって来る。
「はい!」
「大変お待たせしました!!」
「ご注文はお決まりでしょうか?♪」
女性スタッフは、愛想の良い元気な声で言ってくれる。
見た感じ。女子大学生かな?
俺は返事をしてから陽気な口調で、高い分類に入るメニューを注文する。
「はい。お願いします!」
「えっと…チーズハンバーグとカルボナーラ…」
「プリンとティラミスのセットを、ドリンクバーでお願いします!」
「はい。チーズハンバーグ、カルボナーラ、―――」
「………………」
俺の注文後。女性スタッフは確認の復唱を始めるが、篤志は目を丸くして見ていた!
篤志の小遣いが幾らかは知らんが、かなりのダメージを与えてたはずだ!
俺がこんなに頼むとは、篤志も予想していないからな!!
「―――。かしこまりました!」
「……そちらの方のご注文は?」
女性スタッフは俺への注文確認後。篤志の方に顔を向けて営業スマイルで注文を尋ねる。
篤志は、俺の予想外の注文攻撃に動揺を受けたらしく、困った作り笑顔で女性スタッフに注文を言い始める。
「えっと……俺は、ドリンクバーだけで///」
「かしこまりました。ドリンクバーですね!」
「ドリンクバーは中央の方にございますので、各個人でお願いします!」
「料理の方はしばらくお待ちください!」
(篤志はドリンクバーだけか…!)
(あの感じだと、小遣い中破ぐらいのダメージか!)
(安易に奢る何て言うからだよ。篤志君……)
俺は心の中で、ほくそ笑んでいた。
「……本当に、黒崎さんの奢りでしたら良いですよ!」
「俺も黒崎さんのことは、知りたいとは感じていましたし!」
俺は穏やかな表情で、篤志からの誘いに乗る。
だが、この時の俺は、篤志の本当の恐ろしさを知らなかった……
「武蔵さんなら、そう言って貰えると思っていました!」
「では、早速向かいましょう!♪」
篤志は笑顔で俺に言い終えると、俺の右腕を引っ張るように持ち、俺を学園からファミレスに誘導させる。
今更前言撤回をしても、篤志は俺を逃がさない構えで有った。
(亜紀の言う通り。篤志は強引の性格だな!)
(これでは亜紀も迷う訳だ!///)
俺は心の中で感じながら篤志と、学園から一番近いファミレスで有る『クチナシ』に向かった。
……
ファミレス クチナシ店内
『がや、がや、―――』
『あはは~~♪』
ファムレスの店内は、葉月学園の制服姿ばかりで有り賑わっているが、それでも待ち時間は無しで、俺達は案内されて席に座ることが出来る。
「さぁ、さぁ、武蔵さん!」
「何でも、頼んでくださいよ!♪」
「全部。俺が奢りますから!」
『バサッ』
篤志は俺に接待をするように、俺の前にメニュー表を広げ、俺を持て成そうとする!
此処まで来ると気持ち悪いのですが……
(篤志の奢りだから高い物と言っても、クチナシは全ての単価が安いから、基本はワンコイン前後なんだよな!///)
(どうせ奢りなら同じファミレスでも、駅近くには成るが“ゲスト”にしておけば良かったな///)
今更、店の変更は出来ないので、俺は少しでも篤志の小遣いを減らすために、高そうなメニューを選び始める。
クチナシよりゲストの方が高い料理も多いし、そもそもゲストの方が本来のファミレスで有る。
「では……遠慮なしに!」
俺は澄ました表情で篤志に言った後。テーブルに備わっているインターホンを鳴らす。
『ピンポーン♪』
俺がインターホンを鳴らすと、1分もしない内にお店の制服を着た女性スタッフが、俺と篤志が座っているテーブルにやって来る。
「はい!」
「大変お待たせしました!!」
「ご注文はお決まりでしょうか?♪」
女性スタッフは、愛想の良い元気な声で言ってくれる。
見た感じ。女子大学生かな?
俺は返事をしてから陽気な口調で、高い分類に入るメニューを注文する。
「はい。お願いします!」
「えっと…チーズハンバーグとカルボナーラ…」
「プリンとティラミスのセットを、ドリンクバーでお願いします!」
「はい。チーズハンバーグ、カルボナーラ、―――」
「………………」
俺の注文後。女性スタッフは確認の復唱を始めるが、篤志は目を丸くして見ていた!
篤志の小遣いが幾らかは知らんが、かなりのダメージを与えてたはずだ!
俺がこんなに頼むとは、篤志も予想していないからな!!
「―――。かしこまりました!」
「……そちらの方のご注文は?」
女性スタッフは俺への注文確認後。篤志の方に顔を向けて営業スマイルで注文を尋ねる。
篤志は、俺の予想外の注文攻撃に動揺を受けたらしく、困った作り笑顔で女性スタッフに注文を言い始める。
「えっと……俺は、ドリンクバーだけで///」
「かしこまりました。ドリンクバーですね!」
「ドリンクバーは中央の方にございますので、各個人でお願いします!」
「料理の方はしばらくお待ちください!」
(篤志はドリンクバーだけか…!)
(あの感じだと、小遣い中破ぐらいのダメージか!)
(安易に奢る何て言うからだよ。篤志君……)
俺は心の中で、ほくそ笑んでいた。
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