422 / 655
第5章 個別ルート 伊藤亜紀編
第422話 亜紀が三國家へ来る その3
しおりを挟む
「こんにちは!♪」
「伊藤さんに……桃香ちゃんだよね?♪」
「桃香ちゃんのことは、兄ちゃんや小鞠ちゃんから聞いているよ!」
「こんにちは。虹心ちゃん!」
「桃香も、急に連れて来てごめんね///」
虹心は和やかな表情で、亜紀たちに挨拶をしている。
亜紀は虹心に向けて、和やかな表情で挨拶をした後。困った微笑み表情で話している。
亜紀の言葉の後。桃香ちゃんが笑顔で虹心に挨拶を始めだした。
「初めましてとこんにちは!」
「虹心ちゃん!!」
「私も虹心ちゃんの事は、お姉ちゃんや小鞠ちゃんから聞いている♪」
桃香ちゃんは、虹心と初対面に成るはずだと思うが、元気な笑顔で虹心に挨拶をしている。
この子も亜紀と同じように、物怖じしない子なんだろうか?
「私も改めて、初めましてとこんにちは!」
「同じ学年だから、仲良くしようね♪」
「桃香ちゃん!♪」
「うん♪」
「よろしく。虹心ちゃん♪」
虹心は度胸が有る性格なので(?)、普段通りの笑顔で桃香ちゃんに話し掛け、桃香ちゃんもそれを素直に受け入れる。
俺と亜紀はそれを見ているが、亜紀は困った微笑み表情で俺に話し掛けてくる。
「……妹たちが勝手に仲を深めているけど、本当急にでごめんね///」
「全然、気にしていないよ。亜紀!」
「今日の目的は俺とのデートでは無く、虹心が目的なんだから」
俺は爽やかな表情で亜紀に言いながら、同時に心の中で思う。
(これで完全に、俺と亜紀との時間は無さそうだな…)
(今日辺り……亜紀とのキスも期待していたが、桃香ちゃんまで来てしまったら、そんな隙は無いだろう///)
俺は亜紀と正式に付き合い始めてから、一ヶ月を過ぎたわけで有るが、異性を求める行為はまだ全然していない。
亜紀は虹心と性格が良く似ているが、スキンシップに関しては、亜紀は凄くドライだ。
虹心の場合は笑顔で俺の手を繋いできたり、キスを強要(?)して来るのだが、亜紀の場合はそれが全くない!
本来は逆が相応しいのに、亜紀とは本当に恋人関係と、言いにくい部分も有る。
そして、恋人関係に成ってから亜紀と遊ぶのは今日が初めて有るし、学園内で“いちゃつく”行為も亜紀の立場上出来ないから、俺と亜紀は凄く健全の仲で有る。
本来は、昼食デートと成る時間も亜紀が『武蔵君は購買だし、私も教室移動を余りしたくないから、今まで通りで良いよね…?///』と、はにかんだ表情で言われしまうと、俺も強くは言えなかった。
(まぁ、その辺は仕方ないにして……亜紀を俺の家に案内するか!)
「!」
(……今日の亜紀は…、凄く洒落込んできたな!///)
俺は桃香ちゃんの事ばかりに気を取られていて、此処で亜紀の私服姿をきちんと見るのだが、以前のプリンモールで見た時の服装や、この前の市立美術館で見た時の服装と比べれば、今日の亜紀はかなり女性らしい姿で有った。
(亜紀も……こんな格好出来るんだな!///)
(悪くないぞ。亜紀!!///)
俺は心の中で『グッジョブ!』する。
亜紀の私服姿は、桃香ちゃんと同じワンピースで有るが、亜紀のは大人の女性を感じる色合い姿で有る。
亜紀の澄まし顔と、ワンピースが良く似合っているのも変だが、市立美術館で見た時の亜紀と比べれば、こっちの方が遙かに良い!
「……///」
だが亜紀は、俺が亜紀のことを見とれているのに、澄ました表情で俺に話し始める。
「では、武蔵君!」
「早速。案内してもらおうかな?」
「あっ、でも、その前に……これ手土産!」
「『撫子』で買ったクッキー」
「真優美さんも、私たちの関係を喜んでいたよ!///」
最後の文章は微笑みながら亜紀は言い、亜紀が持っていたレジ袋を俺の方へ手渡してくる。
俺は亜紀からレジ袋を受け取りながら、和やかな表情で亜紀に話し始める。
「これは、ありがとう。亜紀!」
「真優美さんのところのクッキーか!!」
「……真優美さんに話したの。亜紀?」
「俺が、亜紀と付き合いだしたことを……」
後半の文章は尋ねる表情で、俺は亜紀に聞く。
亜紀は穏やかな表情で、俺に話し始めた。
「伊藤さんに……桃香ちゃんだよね?♪」
「桃香ちゃんのことは、兄ちゃんや小鞠ちゃんから聞いているよ!」
「こんにちは。虹心ちゃん!」
「桃香も、急に連れて来てごめんね///」
虹心は和やかな表情で、亜紀たちに挨拶をしている。
亜紀は虹心に向けて、和やかな表情で挨拶をした後。困った微笑み表情で話している。
亜紀の言葉の後。桃香ちゃんが笑顔で虹心に挨拶を始めだした。
「初めましてとこんにちは!」
「虹心ちゃん!!」
「私も虹心ちゃんの事は、お姉ちゃんや小鞠ちゃんから聞いている♪」
桃香ちゃんは、虹心と初対面に成るはずだと思うが、元気な笑顔で虹心に挨拶をしている。
この子も亜紀と同じように、物怖じしない子なんだろうか?
「私も改めて、初めましてとこんにちは!」
「同じ学年だから、仲良くしようね♪」
「桃香ちゃん!♪」
「うん♪」
「よろしく。虹心ちゃん♪」
虹心は度胸が有る性格なので(?)、普段通りの笑顔で桃香ちゃんに話し掛け、桃香ちゃんもそれを素直に受け入れる。
俺と亜紀はそれを見ているが、亜紀は困った微笑み表情で俺に話し掛けてくる。
「……妹たちが勝手に仲を深めているけど、本当急にでごめんね///」
「全然、気にしていないよ。亜紀!」
「今日の目的は俺とのデートでは無く、虹心が目的なんだから」
俺は爽やかな表情で亜紀に言いながら、同時に心の中で思う。
(これで完全に、俺と亜紀との時間は無さそうだな…)
(今日辺り……亜紀とのキスも期待していたが、桃香ちゃんまで来てしまったら、そんな隙は無いだろう///)
俺は亜紀と正式に付き合い始めてから、一ヶ月を過ぎたわけで有るが、異性を求める行為はまだ全然していない。
亜紀は虹心と性格が良く似ているが、スキンシップに関しては、亜紀は凄くドライだ。
虹心の場合は笑顔で俺の手を繋いできたり、キスを強要(?)して来るのだが、亜紀の場合はそれが全くない!
本来は逆が相応しいのに、亜紀とは本当に恋人関係と、言いにくい部分も有る。
そして、恋人関係に成ってから亜紀と遊ぶのは今日が初めて有るし、学園内で“いちゃつく”行為も亜紀の立場上出来ないから、俺と亜紀は凄く健全の仲で有る。
本来は、昼食デートと成る時間も亜紀が『武蔵君は購買だし、私も教室移動を余りしたくないから、今まで通りで良いよね…?///』と、はにかんだ表情で言われしまうと、俺も強くは言えなかった。
(まぁ、その辺は仕方ないにして……亜紀を俺の家に案内するか!)
「!」
(……今日の亜紀は…、凄く洒落込んできたな!///)
俺は桃香ちゃんの事ばかりに気を取られていて、此処で亜紀の私服姿をきちんと見るのだが、以前のプリンモールで見た時の服装や、この前の市立美術館で見た時の服装と比べれば、今日の亜紀はかなり女性らしい姿で有った。
(亜紀も……こんな格好出来るんだな!///)
(悪くないぞ。亜紀!!///)
俺は心の中で『グッジョブ!』する。
亜紀の私服姿は、桃香ちゃんと同じワンピースで有るが、亜紀のは大人の女性を感じる色合い姿で有る。
亜紀の澄まし顔と、ワンピースが良く似合っているのも変だが、市立美術館で見た時の亜紀と比べれば、こっちの方が遙かに良い!
「……///」
だが亜紀は、俺が亜紀のことを見とれているのに、澄ました表情で俺に話し始める。
「では、武蔵君!」
「早速。案内してもらおうかな?」
「あっ、でも、その前に……これ手土産!」
「『撫子』で買ったクッキー」
「真優美さんも、私たちの関係を喜んでいたよ!///」
最後の文章は微笑みながら亜紀は言い、亜紀が持っていたレジ袋を俺の方へ手渡してくる。
俺は亜紀からレジ袋を受け取りながら、和やかな表情で亜紀に話し始める。
「これは、ありがとう。亜紀!」
「真優美さんのところのクッキーか!!」
「……真優美さんに話したの。亜紀?」
「俺が、亜紀と付き合いだしたことを……」
後半の文章は尋ねる表情で、俺は亜紀に聞く。
亜紀は穏やかな表情で、俺に話し始めた。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説

僕(じゃない人)が幸せにします。
暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】
・第1章
彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。
そんな彼を想う二人。
席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。
所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。
そして彼は幸せにする方法を考えつく――――
「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」
本当にそんなこと上手くいくのか!?
それで本当に幸せなのか!?
そもそも幸せにするってなんだ!?
・第2章
草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。
その目的は――――
「付き合ってほしいの!!」
「付き合ってほしいんです!!」
なぜこうなったのか!?
二人の本当の想いは!?
それを叶えるにはどうすれば良いのか!?
・第3章
文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。
君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……
深町と付き合おうとする別府!
ぼーっとする深町冴羅!
心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!?
・第4章
二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。
期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する――
「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」
二人は何を思い何をするのか!?
修学旅行がそこにもたらすものとは!?
彼ら彼女らの行く先は!?
・第5章
冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。
そんな中、深町凛紗が行動を起こす――
君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!
映像部への入部!
全ては幸せのために!
――これは誰かが誰かを幸せにする物語。
ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。
作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?
みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。
普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。
「そうだ、弱味を聞き出そう」
弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。
「あたしの好きな人は、マーくん……」
幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。
よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。


極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる