421 / 655
第5章 個別ルート 伊藤亜紀編
第421話 亜紀が三國家へ来る その2
しおりを挟む
「今日も、綺麗な秋晴れだね!」
「兄ちゃん!♪」
虹心は笑顔で、俺に話し掛ける。
秋真っ只中の季節で有るが、日中はまだ汗ばむ季節で有る。
虹心の姿は、何時も通りのパーカー姿で有るが、今日は薄手の長袖パーカーを着ている。
俺は穏やかな表情で、虹心に話し始める。
「本当……綺麗な青空だな!」
「家で遊ぶより、外で遊んだ方が良い天気だな!!」
「兄ちゃん!」
「伊藤さんと、お家で遊ぶの楽しみだね!♪」
「私も、伊藤さんとのお話し楽しみ!!♪」
俺の言葉の後。
虹心は嬉しそうな表情で俺に言うが、これでは虹心目的で亜紀が来る事に成ってしまう。
……実際はそうで有るが。
俺は虹心と雑談をしながら、亜紀を迎えに駅に向かった。
……
亜紀との待ち合わせは、駅の改札を出たところで決めてある。
この駅は、他の路線も乗り入れている駅で有るが、改札は一カ所しか無い。
俺と虹心は通行人の邪魔に成らないように、付近の壁に立って待っている。
時刻は14時の待ち合わせで有るが、電車の時刻は決まっているため、14時前後に到着する電車で亜紀は来るだろう。
だが、亜紀の性格上。14時前到着の電車で、亜紀は来ると俺は思うが……
亜紀は時間にルーズな人間では無いからだ。
俺はそれを見越して、14時より早く駅へ迎えに来ている。
……
とある電車が駅に到着したらしく、改札から人が出て来るが……この電車は亜紀が乗っている電車では無いので、俺と虹心には関係ない。
(……今日の予定はリビングで、虹心を含めた亜紀との時間を過ごすわけだが、会話だけで終わる感じだな)
(母親と兄はシフト日勤で有るから夕方には帰って来るし、いきなり三國家の晩ご飯に亜紀を誘うのも、亜紀が嫌がるだろう…///)
俺が心の中で、そんな事を考えていると、虹心が弾んだ声で俺に声を掛けてくる。
「兄ちゃん!」
「伊藤さんが来たよ!♪」
俺は虹心の声で、考えるのを止めて改札の方へ目を向けると、ちょうど亜紀が改札を抜けるところで有った。
(やっぱり亜紀は、14時前到着の電車で来たな…!)
(んっ……亜紀の後ろに居るのは、桃香ちゃんだよな?)
今日は亜紀が遊びに来るので有って、亜紀の妹で有る、桃香ちゃんまでは聞いていない。
俺は不思議そうな表情で亜紀たちの方を見ていると、亜紀は俺と虹心に気付き、こちらに近付きながら穏やかな表情で話し始める。
「……こんにちは」
「武蔵君と虹心ちゃん!」
「こんにちは!」
「三國さん!♪」
亜紀の言葉の後。桃香ちゃんは笑顔と陽気な口調で、俺と虹心に向けて言う。
俺は和やかな表情で、亜紀たちに向けて話し始める。
「こんにちは。亜紀と桃香ちゃん!」
「えっと……桃香ちゃんも一緒なんだ…?」
だが、後半の文章は尋ねる表情で亜紀に聞く。
すると、亜紀は申し訳なそうな表情に変わって、俺に話し始める。
「……ごめんね。武蔵君(汗)」
「桃香も、武蔵君の家に遊びに行きたいと言い出して…」
「私の両親…。今日は私用で朝から居ないのよ」
「桃香一人で留守番して居るぐらいなら、急に付いて行きたいと駄々をこねて……」
「事後報告に成ってしまったけど、今回は桃香も一緒で///」
「~~~♪」
と、亜紀は俺に言っているが、桃香ちゃんは笑顔で亜紀の側に居る?
桃香ちゃんも俺に、会いたかったで良いのだろうか??
俺が亜紀に返事をする前に、虹心が亜紀たちに向けて、和やかな表情で挨拶を始めた。
「兄ちゃん!♪」
虹心は笑顔で、俺に話し掛ける。
秋真っ只中の季節で有るが、日中はまだ汗ばむ季節で有る。
虹心の姿は、何時も通りのパーカー姿で有るが、今日は薄手の長袖パーカーを着ている。
俺は穏やかな表情で、虹心に話し始める。
「本当……綺麗な青空だな!」
「家で遊ぶより、外で遊んだ方が良い天気だな!!」
「兄ちゃん!」
「伊藤さんと、お家で遊ぶの楽しみだね!♪」
「私も、伊藤さんとのお話し楽しみ!!♪」
俺の言葉の後。
虹心は嬉しそうな表情で俺に言うが、これでは虹心目的で亜紀が来る事に成ってしまう。
……実際はそうで有るが。
俺は虹心と雑談をしながら、亜紀を迎えに駅に向かった。
……
亜紀との待ち合わせは、駅の改札を出たところで決めてある。
この駅は、他の路線も乗り入れている駅で有るが、改札は一カ所しか無い。
俺と虹心は通行人の邪魔に成らないように、付近の壁に立って待っている。
時刻は14時の待ち合わせで有るが、電車の時刻は決まっているため、14時前後に到着する電車で亜紀は来るだろう。
だが、亜紀の性格上。14時前到着の電車で、亜紀は来ると俺は思うが……
亜紀は時間にルーズな人間では無いからだ。
俺はそれを見越して、14時より早く駅へ迎えに来ている。
……
とある電車が駅に到着したらしく、改札から人が出て来るが……この電車は亜紀が乗っている電車では無いので、俺と虹心には関係ない。
(……今日の予定はリビングで、虹心を含めた亜紀との時間を過ごすわけだが、会話だけで終わる感じだな)
(母親と兄はシフト日勤で有るから夕方には帰って来るし、いきなり三國家の晩ご飯に亜紀を誘うのも、亜紀が嫌がるだろう…///)
俺が心の中で、そんな事を考えていると、虹心が弾んだ声で俺に声を掛けてくる。
「兄ちゃん!」
「伊藤さんが来たよ!♪」
俺は虹心の声で、考えるのを止めて改札の方へ目を向けると、ちょうど亜紀が改札を抜けるところで有った。
(やっぱり亜紀は、14時前到着の電車で来たな…!)
(んっ……亜紀の後ろに居るのは、桃香ちゃんだよな?)
今日は亜紀が遊びに来るので有って、亜紀の妹で有る、桃香ちゃんまでは聞いていない。
俺は不思議そうな表情で亜紀たちの方を見ていると、亜紀は俺と虹心に気付き、こちらに近付きながら穏やかな表情で話し始める。
「……こんにちは」
「武蔵君と虹心ちゃん!」
「こんにちは!」
「三國さん!♪」
亜紀の言葉の後。桃香ちゃんは笑顔と陽気な口調で、俺と虹心に向けて言う。
俺は和やかな表情で、亜紀たちに向けて話し始める。
「こんにちは。亜紀と桃香ちゃん!」
「えっと……桃香ちゃんも一緒なんだ…?」
だが、後半の文章は尋ねる表情で亜紀に聞く。
すると、亜紀は申し訳なそうな表情に変わって、俺に話し始める。
「……ごめんね。武蔵君(汗)」
「桃香も、武蔵君の家に遊びに行きたいと言い出して…」
「私の両親…。今日は私用で朝から居ないのよ」
「桃香一人で留守番して居るぐらいなら、急に付いて行きたいと駄々をこねて……」
「事後報告に成ってしまったけど、今回は桃香も一緒で///」
「~~~♪」
と、亜紀は俺に言っているが、桃香ちゃんは笑顔で亜紀の側に居る?
桃香ちゃんも俺に、会いたかったで良いのだろうか??
俺が亜紀に返事をする前に、虹心が亜紀たちに向けて、和やかな表情で挨拶を始めた。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説

僕(じゃない人)が幸せにします。
暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】
・第1章
彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。
そんな彼を想う二人。
席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。
所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。
そして彼は幸せにする方法を考えつく――――
「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」
本当にそんなこと上手くいくのか!?
それで本当に幸せなのか!?
そもそも幸せにするってなんだ!?
・第2章
草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。
その目的は――――
「付き合ってほしいの!!」
「付き合ってほしいんです!!」
なぜこうなったのか!?
二人の本当の想いは!?
それを叶えるにはどうすれば良いのか!?
・第3章
文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。
君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……
深町と付き合おうとする別府!
ぼーっとする深町冴羅!
心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!?
・第4章
二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。
期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する――
「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」
二人は何を思い何をするのか!?
修学旅行がそこにもたらすものとは!?
彼ら彼女らの行く先は!?
・第5章
冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。
そんな中、深町凛紗が行動を起こす――
君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!
映像部への入部!
全ては幸せのために!
――これは誰かが誰かを幸せにする物語。
ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。
作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?
みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。
普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。
「そうだ、弱味を聞き出そう」
弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。
「あたしの好きな人は、マーくん……」
幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。
よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。


極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる