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第5章 個別ルート 伊藤亜紀編
第413話 虹心へ戦果報告 その3
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……
俺は虹心に、今日の放課後出来事を話している。
虹心は時々、相槌を打ちながら聞いてくれた。
「まぁ、兄ちゃんは、髪の毛を少し切られただけで済んだわけだ!」
「本当に、伊藤さんに感謝だね!♪」
「めでたし、めでたし!!♪」
俺は虹心に話し終えると、虹心は笑顔で俺に言う。
俺は穏やかな表情で、虹心に話し始める。
「これで、俺と伊藤さんを邪魔する奴は消えたわけだが、しばらくの間は『針のむしろ』だろうな…」
「言葉の割には、余裕の有る顔だね」
「兄ちゃん!」
虹心は『針のむしろ』を理解しているので、和やかな表情で俺に言う。
俺を敵対視する目線は確かに怖いが、物理的な攻撃をされなければ、其処まで恐れることは無い。
「でもな、虹心…」
「虹心の方も、一応用心はしとけよ」
「松田達が絶対に、虹心たちの方へ来ない保証は無いからな!」
俺は眉をしかめながら、虹心に話す。
虹心は穏やかな表情で、俺に話し始める。
「うん。分かった!」
「私も、情報収集レベルを上げて、奇襲されないように心掛けるよ!」
「でも、私は兄ちゃんと違い、一人で行動することは少ないから、余程大丈夫だと感じるけど」
「虹心は、スクールカーストの上位に入るからな…」
「虹心も伊藤さんや陽葵先輩のように、かなり男子からは好かれているらしいしな!」
俺は、納得した表情で虹心に話す。
虹心は笑顔で、俺に話し始める。
「そうだけど~~。一番好きなのは兄ちゃんだからね~~❤」
「兄ちゃんの彼女が伊藤さんだから、私は素直に引くけど、これが二村さんだったら私は反対しているかも~~?♪」
「過ぎた話しだが……虹心は、二村だったら反対しているのか?」
俺は虹心の言葉の後。怪訝な表情で虹心に質問をする。
虹心は穏やかな表情で、俺の質問に答え始める。
「兄ちゃん。これは、私の推測だけど……二村さんは確かに兄ちゃんのことは好きだったと思うけど、伊藤さんほど真剣に、兄ちゃんを好きでは無かったと思う」
「現に、伊藤さんと二村さんが喧嘩をした時。二村さんは兄ちゃんと伊藤さん、両方の縁を一方的に切ってしまった」
「この時。二村さんが兄ちゃんのことを本当に好きなら、やきもちでも、其処までのことはしない!」
「二村さんが兄ちゃんに好意を持ったのは、真の恋愛では無く、兄ちゃんを上辺だけで見ていたんだろうね」
「兄ちゃんの本性を知らない人から見れば、寡黙なイケメンに成るからね♪」
「そして、二村さんは兄ちゃんの本性を見て幻滅して、松田さん達に乗り換えた」
「私は、こう分析する!」
「……」
(……頭脳明晰な妹だ!)
(俺には言わなかったが、きっと亜紀も、其処まで分析していただろうな…)
(二村が真剣に、俺が好きでは無かった事を……)
虹心が俺に言った言葉は、多分間違っていないだろう。
二村が本当に俺の事を好きなら、一時的に距離を開けても、何処かで修復を試みるからだ。
だが、二村は修復を一切しようとはせずに、松田達の方へ溶け込んで行った。
「相手が伊藤さんだから、私は少し悔しいけど、素直に引くよ!///」
虹心は少し頬を染めて、困った笑顔で言う。
俺は優しい表情で、虹心に話し掛ける。
「……虹心」
「俺と亜紀との交際を認めてくれて、ありがとう///」
「うん…!」
「私も、これで一安心だ!!」
虹心は嬉しそうな表情で、俺に言ってくれる。
後はこのまま、何も問題が起きなければ、俺は亜紀と学園内でも堂々と付き合えるだろう……
……
虹心との会話も終わり、俺は自室に戻った。
明日の学園生活は無事に始まり、無事に終わるのだろうか……
俺は虹心に、今日の放課後出来事を話している。
虹心は時々、相槌を打ちながら聞いてくれた。
「まぁ、兄ちゃんは、髪の毛を少し切られただけで済んだわけだ!」
「本当に、伊藤さんに感謝だね!♪」
「めでたし、めでたし!!♪」
俺は虹心に話し終えると、虹心は笑顔で俺に言う。
俺は穏やかな表情で、虹心に話し始める。
「これで、俺と伊藤さんを邪魔する奴は消えたわけだが、しばらくの間は『針のむしろ』だろうな…」
「言葉の割には、余裕の有る顔だね」
「兄ちゃん!」
虹心は『針のむしろ』を理解しているので、和やかな表情で俺に言う。
俺を敵対視する目線は確かに怖いが、物理的な攻撃をされなければ、其処まで恐れることは無い。
「でもな、虹心…」
「虹心の方も、一応用心はしとけよ」
「松田達が絶対に、虹心たちの方へ来ない保証は無いからな!」
俺は眉をしかめながら、虹心に話す。
虹心は穏やかな表情で、俺に話し始める。
「うん。分かった!」
「私も、情報収集レベルを上げて、奇襲されないように心掛けるよ!」
「でも、私は兄ちゃんと違い、一人で行動することは少ないから、余程大丈夫だと感じるけど」
「虹心は、スクールカーストの上位に入るからな…」
「虹心も伊藤さんや陽葵先輩のように、かなり男子からは好かれているらしいしな!」
俺は、納得した表情で虹心に話す。
虹心は笑顔で、俺に話し始める。
「そうだけど~~。一番好きなのは兄ちゃんだからね~~❤」
「兄ちゃんの彼女が伊藤さんだから、私は素直に引くけど、これが二村さんだったら私は反対しているかも~~?♪」
「過ぎた話しだが……虹心は、二村だったら反対しているのか?」
俺は虹心の言葉の後。怪訝な表情で虹心に質問をする。
虹心は穏やかな表情で、俺の質問に答え始める。
「兄ちゃん。これは、私の推測だけど……二村さんは確かに兄ちゃんのことは好きだったと思うけど、伊藤さんほど真剣に、兄ちゃんを好きでは無かったと思う」
「現に、伊藤さんと二村さんが喧嘩をした時。二村さんは兄ちゃんと伊藤さん、両方の縁を一方的に切ってしまった」
「この時。二村さんが兄ちゃんのことを本当に好きなら、やきもちでも、其処までのことはしない!」
「二村さんが兄ちゃんに好意を持ったのは、真の恋愛では無く、兄ちゃんを上辺だけで見ていたんだろうね」
「兄ちゃんの本性を知らない人から見れば、寡黙なイケメンに成るからね♪」
「そして、二村さんは兄ちゃんの本性を見て幻滅して、松田さん達に乗り換えた」
「私は、こう分析する!」
「……」
(……頭脳明晰な妹だ!)
(俺には言わなかったが、きっと亜紀も、其処まで分析していただろうな…)
(二村が真剣に、俺が好きでは無かった事を……)
虹心が俺に言った言葉は、多分間違っていないだろう。
二村が本当に俺の事を好きなら、一時的に距離を開けても、何処かで修復を試みるからだ。
だが、二村は修復を一切しようとはせずに、松田達の方へ溶け込んで行った。
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「……虹心」
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「うん…!」
「私も、これで一安心だ!!」
虹心は嬉しそうな表情で、俺に言ってくれる。
後はこのまま、何も問題が起きなければ、俺は亜紀と学園内でも堂々と付き合えるだろう……
……
虹心との会話も終わり、俺は自室に戻った。
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