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第5章 個別ルート 伊藤亜紀編
第398話 学年紛争勃発!? その2
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「……」
「……」
二村と松田は、そのまま俺の方に声を掛けてくると身構えるが、俺の方に近付くことは無くそれぞれの席に戻る?
(流石に、午後の授業が有る間は言って来ないか)
(だが、これで、開戦は避けられないな!)
今の時間は休憩時間なので、スマートフォンを触ることが出来る。
松田と二村程度なら、俺一人でも対処出来るかも知れないが、連合軍で来られると冗談抜きで、武蔵は“大和特攻”に成ってしまう!///
俺は岡谷君にキャリメールを使って、支援要請をしてみる。
俺一人で戦うより岡谷君がいれば、松田達も暴力を使うことが出来なく成る。
岡谷君は現在自席に居るが、この短い休憩時間で外に出て話すのは厳しいし、教室内で話すのは松田達に聞かれるので、出来ればそうしたくは無い。
俺は早速。岡谷君へ送るメッセージを打ち込み始める。
「岡谷君!」
「岡谷君の耳にも多分、入っていると思うけど、俺は特進の伊藤さんと付き合い始めたんだ」
「けど、それを二村が妬んで、二村が松田を使って、俺へ攻撃を仕掛けてきそうなんだ(>_<)」
「また、前回のように助けてくれないかな(^∧^)」
俺は簡潔にメッセージを打ち込み、直ぐに岡谷君宛に送信をする。
「!」
「……」
俺が岡谷君に送った直後。
岡谷君のスマートフォンにメールが届いたらしく、岡谷君は少し驚いた後、不思議そうな表情をして、スマートフォンの画面を見始める。
「……」
だが、俺からのメッセージを読んでいる岡谷君は、俺の方へ顔を振り向けようとはせず、澄ました表情でスマートフォンを見つめている?
「……」
岡谷君は慣れた手つきでスマートフォンを触っている。
俺宛への返信を打ち込んでいるのだろう。
しばらくすると、俺のスマートフォンが着信バイブする。
『ブブッ!』
(行動が早いな。岡谷君!)
俺は岡谷君からのメッセージを期待しながら、メールの返信を読み始めると……
『……らしいな』
『二村を捨てて、伊藤を取ったのは賢明だ!』
『三國の為にも成るよ』
『だが、それとこれは別だ』
『好きな女なら、体を張れよ』
『お前も……男だろ』
「……」
「……」
俺は無言で、岡谷君の方へ顔を向けるが、岡谷君は素知らぬ顔をしている!
岡谷君は俺からの支援要請を、断わったと言うより拒否した。
(二村と松田だけなら良いが、連合軍で来られたら俺はお終いだな…)
(ボコにされるだけならマシだけど、陰湿な嫌がらせをされ始めだしたら、俺の精神が持たないだろう)
俺は亜紀ほど、心は強くない。
はっきり言って、ガラスのハートで有る!?
(だが、亜紀に言った手前。多数の敵が襲来しても、俺は戦わなければ成らない!)
(でも、俺の場合は勇敢の死より、犬死にで終わりそうだが…///)
……
☆
嵐の前の静けさと言うべきか、夕方のHRまでは、何時も通りの時間が流れて行った。
「で、有りますから、―――」
現在は夕方のHRで有って、俺の担任が生徒達に向けて連絡事項を言っている。
後……1~2分後に、放課後が始まり出す。
それは同時に、戦いの”火蓋が切られる”意味も含まれていた。
俺が今朝。上履きに悪戯されたことも担任は話しているが、俺の名前を敢えて出していないため、クラスメイトは『どうでも、いい話』表情で聞いていた。
「はい。では、これで終わります!」
担任の言葉で夕方のHRは終わりを告げ、放課後が始まった。
高岡や岡谷君が席を立つように、松田も席を直ぐに立ち上がり、俺の方へ表情を険しくさせながら近付いて来た!
遂に、俺と松田軍の戦いが、始まろうとしていた……
「……」
二村と松田は、そのまま俺の方に声を掛けてくると身構えるが、俺の方に近付くことは無くそれぞれの席に戻る?
(流石に、午後の授業が有る間は言って来ないか)
(だが、これで、開戦は避けられないな!)
今の時間は休憩時間なので、スマートフォンを触ることが出来る。
松田と二村程度なら、俺一人でも対処出来るかも知れないが、連合軍で来られると冗談抜きで、武蔵は“大和特攻”に成ってしまう!///
俺は岡谷君にキャリメールを使って、支援要請をしてみる。
俺一人で戦うより岡谷君がいれば、松田達も暴力を使うことが出来なく成る。
岡谷君は現在自席に居るが、この短い休憩時間で外に出て話すのは厳しいし、教室内で話すのは松田達に聞かれるので、出来ればそうしたくは無い。
俺は早速。岡谷君へ送るメッセージを打ち込み始める。
「岡谷君!」
「岡谷君の耳にも多分、入っていると思うけど、俺は特進の伊藤さんと付き合い始めたんだ」
「けど、それを二村が妬んで、二村が松田を使って、俺へ攻撃を仕掛けてきそうなんだ(>_<)」
「また、前回のように助けてくれないかな(^∧^)」
俺は簡潔にメッセージを打ち込み、直ぐに岡谷君宛に送信をする。
「!」
「……」
俺が岡谷君に送った直後。
岡谷君のスマートフォンにメールが届いたらしく、岡谷君は少し驚いた後、不思議そうな表情をして、スマートフォンの画面を見始める。
「……」
だが、俺からのメッセージを読んでいる岡谷君は、俺の方へ顔を振り向けようとはせず、澄ました表情でスマートフォンを見つめている?
「……」
岡谷君は慣れた手つきでスマートフォンを触っている。
俺宛への返信を打ち込んでいるのだろう。
しばらくすると、俺のスマートフォンが着信バイブする。
『ブブッ!』
(行動が早いな。岡谷君!)
俺は岡谷君からのメッセージを期待しながら、メールの返信を読み始めると……
『……らしいな』
『二村を捨てて、伊藤を取ったのは賢明だ!』
『三國の為にも成るよ』
『だが、それとこれは別だ』
『好きな女なら、体を張れよ』
『お前も……男だろ』
「……」
「……」
俺は無言で、岡谷君の方へ顔を向けるが、岡谷君は素知らぬ顔をしている!
岡谷君は俺からの支援要請を、断わったと言うより拒否した。
(二村と松田だけなら良いが、連合軍で来られたら俺はお終いだな…)
(ボコにされるだけならマシだけど、陰湿な嫌がらせをされ始めだしたら、俺の精神が持たないだろう)
俺は亜紀ほど、心は強くない。
はっきり言って、ガラスのハートで有る!?
(だが、亜紀に言った手前。多数の敵が襲来しても、俺は戦わなければ成らない!)
(でも、俺の場合は勇敢の死より、犬死にで終わりそうだが…///)
……
☆
嵐の前の静けさと言うべきか、夕方のHRまでは、何時も通りの時間が流れて行った。
「で、有りますから、―――」
現在は夕方のHRで有って、俺の担任が生徒達に向けて連絡事項を言っている。
後……1~2分後に、放課後が始まり出す。
それは同時に、戦いの”火蓋が切られる”意味も含まれていた。
俺が今朝。上履きに悪戯されたことも担任は話しているが、俺の名前を敢えて出していないため、クラスメイトは『どうでも、いい話』表情で聞いていた。
「はい。では、これで終わります!」
担任の言葉で夕方のHRは終わりを告げ、放課後が始まった。
高岡や岡谷君が席を立つように、松田も席を直ぐに立ち上がり、俺の方へ表情を険しくさせながら近付いて来た!
遂に、俺と松田軍の戦いが、始まろうとしていた……
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