俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第5章 個別ルート 伊藤亜紀編

第397話 学年紛争勃発!? その1

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 おまけに、小言も亜紀からRail上で言われてしまう!!///(汗)
 これだけの長文を亜紀は打ち込んでいたから、返信に時間が掛かったのか!!

(亜紀は虹心以上に、冗談が通じない人だな!///)
(亜紀がそれだけ真面目なのか、俺にギャグセンスが無いだけか!?///)

(だが、亜紀の奴……後半の文章は、ちゃっかりと撃破や駆逐の言葉を使っているし、最後は敬礼の顔文字まで使った!///)

 理解して貰える文章を書けと、亜紀は俺に言った割には、亜紀の文章後半は軍隊言葉を使って来て、最後は敬礼の顔文字まで使った。
 俺の場合は理解出来る子だから、問題無しなんだろうか??

(亜紀も、艦○れとかをやるのかな?)
(と言うか、亜紀はゲーム自体をするのか??)

(それとも、亜紀は優等生だから、その辺りの歴史も勉強しているのかな?)
(歴史も全体を覚えておかないと、進学に不利へ成るからな…)

(これ以上の返信は、しない方が良いかな?)
(メッセージ上では完結しているし)

 亜紀からの返信は、文章上では完結している。
 亜紀が、敬礼の顔文字まで使って有るのに、これで会話を続けたら変に成る。

 本当はもう少し、亜紀からの詳細を俺は聞きたかったが、俺もまだ完全に昼食を食べ終えていないし、この教室内で亜紀との連絡を取り続けるのも、宜しくは無いだろう。
 この内容を誰かに覗き見られたら、噂話から確定へみずからがさせてしまう!///

(その辺りは、また今晩に聞くとして……俺も、二村からの来襲に備えないと行けないな)

 心ではそう感じるが、俺に出来ることは身構えるだけで有る。
 理論武装や本当の武装(?)も必要かも知れないが、俺は二村を含む松田達と戦争をするのが目的では無い。
 あくまで、平和的解決が目的で有り、武力や脅迫に発展させては駄目で有る。

(奇跡的に暴力や脅迫で、二村や松田を抑えても泥沼化に発展するだけだ)
(松田が川本キッド達に泣きついたら、必ず川本達が出て来るし、そう成ってしまったら俺は絶対負けるし、亜紀との関係も終わるだろう……)

 俺が今出来る事は最悪、二村に土下座をしてでも、俺と亜紀の関係を二村に認めて貰うことで有る。
 それをしないと、二村は永遠と俺と亜紀を憎み、松田達を使って嫌がらせをしてくると、俺は読んでいるからだ。

 松田も鬱陶うっとうしいが、俺と亜紀の関係に成ったら松田は関係なくなる。
 俺と松田の憎き関係は、二村だけで有って亜紀は関係ない。

(とにかく……今日の放課後は、大変に成りそうだな)

 俺は顔を天井に見上げながら思った。
 大和特攻ならぬ、武蔵特攻に成らないことも思いながら……

 ……

 午後の授業が始まる直前。
 二村が教室に入って来たが、普段以上に険しい顔つきで教室に入ってきた!!

 亜紀に挑んで突撃をした二村で有るが、亜紀に返り討ちにされてしまったから、面白くないのだろう。
 二村は自席にカバンを置くが、自席には座らず、そのまま松田の席の方に向かい、松田に真面目な表情で話し掛けている。

「……たける。少し付き合って!」

「えっ、急にどうしたの。彩織!?」
「……まぁ、良いけど」

 松田は驚きの声を上げるが、二村の言葉で席を立ち、そのまま二人で教室を出て行ってしまう。
 松田の下の名前は、武で有る。

(やはり……二村は松田を頼ったか!)
(彼氏・彼女の関係だから、当然だわな)

『キーン、コーン、カーン、―――♪』

 二村と松田が、教室を出て行った数分後。
 午後の授業開始を告げるチャイムが鳴るが、二人が戻ってくる感はない。

 二村は本当に俺を潰す作戦を、松田と何処かで練っているのだろうか。
 俺も……岡谷君に支援要請をしてみるか?

 ……

 二村と松田が再び教室に戻って来たのは、午後の授業が1限過ぎた後で有った。
 だが、その時の二人は、仲が良い二人では無く、何かを企んでいる顔つきで有った!?

 やはり、俺を潰す作戦を二人で練っていたようだ。
 俺と二村・松田の避けては避けられぬ、戦いが始まろうとしていた!?
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