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第5章 個別ルート 伊藤亜紀編
第389話 一気に広がる噂! その1
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……
その日の夜。
俺は虹心に、亜紀から好意の言葉を貰ったことと、亜紀と付き合い始めたことを報告した。
『おぉ!』
『超急展開だね!!♪』
『兄ちゃんにもやっと、彼女が出来た日が来たか~~♪』
『伊藤さんなら、私も安心だよ!!♪』
と……虹心は素直に祝福してくれた?
虹心は俺のことが好きだから、愚痴の一つや二つでも零すかと思っていたが、良い意味で裏切られた。
俺は亜紀と恋人関係には成ったが、俺と虹心の関係は変わらないだろう?
と思っていたが、虹心は『今後。私からのキスとかは自粛するから♪』と、笑顔で俺に言った!
虹心の言い分では、俺に彼女が出来たから、私からの過剰サービスはおしまいらしい。
でも、それ以外のことは、今まで通りだと虹心は言っていた。
俺も亜紀を彼女にしたのに、虹心を同時に求めるのはよろしくない!///
もし、俺が虹心と“いちゃついている”場面を亜紀に見られたら、亜紀は絶対に俺を振るだろう!///
虹心とのスキンシップが無くなるのは残念だが、これも俺の将来のためだ!?
☆
翌日の学園放課後……
「……」
放課後の時間に成ったが、俺は自席から立たずに座っている。
俺のこの後の予定は、特にない。
普通に家へ帰るだけで有る。
本音を言えば、亜紀と放課後デートをしたいが、今は自粛期間中で有る。
しばらくの間は我慢だ!///
今日は珍しく…。松田と二村は放課後に成ると、直ぐに教室から出て行った。
松田の取り巻き達も、一緒に教室から出て行った。
普段ならこの教室で、放課後談笑を毎回始めるのだが、今日はグループで遊びにでも行ったか?
『―――』
『―――』
岡谷君や高岡も教室には居なくて、数人の女子たちが、とある席で談笑をしている。
だけど、その女子達から、時々視線を感じる時が有る?
俺が亜紀と付き合っている噂話をもしかしたら、しているかも知れないが、そうだとしたら俺に聞きに来るだろう?
「……」
亜紀とは恋人関係に発展したので、今まで有った連絡制限は無くなり、何時でも自由に亜紀と連絡を取れるように成ったが、学園中の間は連絡を控えるように、亜紀から言われている。
亜紀の方も、二村の動きを俺以上に警戒している。
二村は絶対に亜紀へ文句と言うか、殴り込みを仕掛けるからだ。
(差しでの話し合いなら問題無いが、これで二村が松田達を引き連れて来たら、厄介では済まなくなるな///)
(二村も、其所まで愚かでは無いと信じたいが……)
事が大きく成れば、大きく成るほど、俺は亜紀との恋人関係を続けるのが難しく成っていく。
それに、俺と恋人関係に成った亜紀だが、俺は亜紀の口から、亜紀本来の片思い人を諦めたとは聞いていない。
今回。亜紀が急激に俺に接近したのは、陽葵先輩の恐れてからの行動だと予測する。
市立美術館で陽葵先輩とデートをした時。亜紀の乱入が無ければ、俺は陽葵先輩とかなり関係を進展させられていたはずだ!?
でも、亜紀の乱入に依ってそれが阻止され、更に陽葵先輩を出し抜くかのように、亜紀は俺に一気に関係を迫った。
考えたくは無いが亜紀は何処まで、俺のことが好きなのかは分からない……
亜紀の前に、例の片思い男性が急に現れたら、亜紀は俺を振って片思い男性に向かう恐れだって有る!!
(俺と亜紀はまだ学園生だから、直ぐに大人の関係には持って行けないし、亜紀も性が旺盛のようには見えないから、卒園までは健全の関係が続くだろう!?)
「……」
俺は自席で考え事をしていると、帰ったと思っていた高岡が、俺の席に近付いて来て、尋ねる表情で話し掛けてくる?
「やっぱり、まだいたか!」
「……三國。少し良いか?」
帰ったはずの高岡が、態々戻って来るのだから、何か大事な用なんだろう。
それか、高岡の耳にも、俺と亜紀との情報が伝わったか!
その日の夜。
俺は虹心に、亜紀から好意の言葉を貰ったことと、亜紀と付き合い始めたことを報告した。
『おぉ!』
『超急展開だね!!♪』
『兄ちゃんにもやっと、彼女が出来た日が来たか~~♪』
『伊藤さんなら、私も安心だよ!!♪』
と……虹心は素直に祝福してくれた?
虹心は俺のことが好きだから、愚痴の一つや二つでも零すかと思っていたが、良い意味で裏切られた。
俺は亜紀と恋人関係には成ったが、俺と虹心の関係は変わらないだろう?
と思っていたが、虹心は『今後。私からのキスとかは自粛するから♪』と、笑顔で俺に言った!
虹心の言い分では、俺に彼女が出来たから、私からの過剰サービスはおしまいらしい。
でも、それ以外のことは、今まで通りだと虹心は言っていた。
俺も亜紀を彼女にしたのに、虹心を同時に求めるのはよろしくない!///
もし、俺が虹心と“いちゃついている”場面を亜紀に見られたら、亜紀は絶対に俺を振るだろう!///
虹心とのスキンシップが無くなるのは残念だが、これも俺の将来のためだ!?
☆
翌日の学園放課後……
「……」
放課後の時間に成ったが、俺は自席から立たずに座っている。
俺のこの後の予定は、特にない。
普通に家へ帰るだけで有る。
本音を言えば、亜紀と放課後デートをしたいが、今は自粛期間中で有る。
しばらくの間は我慢だ!///
今日は珍しく…。松田と二村は放課後に成ると、直ぐに教室から出て行った。
松田の取り巻き達も、一緒に教室から出て行った。
普段ならこの教室で、放課後談笑を毎回始めるのだが、今日はグループで遊びにでも行ったか?
『―――』
『―――』
岡谷君や高岡も教室には居なくて、数人の女子たちが、とある席で談笑をしている。
だけど、その女子達から、時々視線を感じる時が有る?
俺が亜紀と付き合っている噂話をもしかしたら、しているかも知れないが、そうだとしたら俺に聞きに来るだろう?
「……」
亜紀とは恋人関係に発展したので、今まで有った連絡制限は無くなり、何時でも自由に亜紀と連絡を取れるように成ったが、学園中の間は連絡を控えるように、亜紀から言われている。
亜紀の方も、二村の動きを俺以上に警戒している。
二村は絶対に亜紀へ文句と言うか、殴り込みを仕掛けるからだ。
(差しでの話し合いなら問題無いが、これで二村が松田達を引き連れて来たら、厄介では済まなくなるな///)
(二村も、其所まで愚かでは無いと信じたいが……)
事が大きく成れば、大きく成るほど、俺は亜紀との恋人関係を続けるのが難しく成っていく。
それに、俺と恋人関係に成った亜紀だが、俺は亜紀の口から、亜紀本来の片思い人を諦めたとは聞いていない。
今回。亜紀が急激に俺に接近したのは、陽葵先輩の恐れてからの行動だと予測する。
市立美術館で陽葵先輩とデートをした時。亜紀の乱入が無ければ、俺は陽葵先輩とかなり関係を進展させられていたはずだ!?
でも、亜紀の乱入に依ってそれが阻止され、更に陽葵先輩を出し抜くかのように、亜紀は俺に一気に関係を迫った。
考えたくは無いが亜紀は何処まで、俺のことが好きなのかは分からない……
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(俺と亜紀はまだ学園生だから、直ぐに大人の関係には持って行けないし、亜紀も性が旺盛のようには見えないから、卒園までは健全の関係が続くだろう!?)
「……」
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「やっぱり、まだいたか!」
「……三國。少し良いか?」
帰ったはずの高岡が、態々戻って来るのだから、何か大事な用なんだろう。
それか、高岡の耳にも、俺と亜紀との情報が伝わったか!
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