俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第5章 個別ルート 伊藤亜紀編

第387話 放課後の打ち合わせ その3

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 ……

 ハンバーガーショップの店内

 夕方のハンバーガーショップ店内は、大人よりも学生達で賑わっている。
 定番のカップル同士や親友同士。

 みんながみんな、ハンバーガーショップで青春を楽しんでいる。
 俺も遂に、その一人に為れたわけで有るが!?

 小腹の空いている時間で有るが、此処で”がっつり”食べると晩ご飯に影響が出るので、俺はバリューセットを頼むだけで留める。ポテト・ドリンクのサイズ変更もしない。
 亜紀さんはセットメニューは頼まず、ホットコーヒーとチキンナゲット(5ピース入り)を頼んでいた。

 ……

『がや、がや、―――』

 賑わう店内の中。
 亜紀さんはホットコーヒーに一口を付けてから、和やかな表情で俺に話し始める。

「こく……」

「武蔵君…。武蔵君には唐突か、待ち望んでいたかは分からないけど……」
「私ね……武蔵君と、深い付き合いをして行きたい///」

「……//////」

(亜紀さんが、俺を受け入れた…///)

 俺は亜紀さんからの言葉を待っていたため、目の前に有るセットメニューには手を付けずにいた。
 俺は頬を染めながら、尋ねる表情で亜紀さんに聞き始める。

「亜紀さん…//////」
「それは……俺と恋人関係に、成ってくれると言う意味ですか?//////」

「……それ以外に何があるの?///」
「武蔵君…?///」

 亜紀さんは少し頬を染めて、困った表情で俺に言う!
 冗談抜きで、急展開過ぎるだろう!?///

 同人ゲーム並みの展開だぞ!?
 だが、俺は頬を染めながら、嬉しそうな表情で亜紀さんに言い始める!

「亜紀さん!//////」
「俺も、亜紀さんと関係を深めていきたいです!!//////」

「うん///」
「武蔵君なら、そう言うと思っていた!///」

「じゃあ、今から。私と武蔵君は深い関係だね❤」
「それと、さん付けも此処までね!♪」
「今からは、呼び捨てでお願い!!♪」

「……///」

 亜紀さんは嬉しそうな表情で俺に言う。
 待ち望んだ遅すぎる春が、やっと俺にも来た瞬間で有った!!

(深い関係に変わったから、今から亜紀さんを呼ぶ時は呼び捨てか!///)

 だが、亜紀は直ぐに表情を曇らせながら、俺に言い始める!?

「……此処からが本題なんだけど…。武蔵君?」
「彩織や松田君たちは、私たちにどの様な嫌がらせをしてくると思う?」

「後、この店に来るまでの間。何人かの同級生に見られてしまっている!///」
「数日中の間に私たちの関係は、一気に広がりそうだね///」

 後半の文章は少し頬を染めて、恥ずかしそうな表情で言う亜紀。
 俺は悩んだ表情で、亜紀に言い始める。

「亜紀には、直接的な被害は無いと思う…」
「言うまでも無く、亜紀に嫌がらせをしても、亜紀が文句を言えばそれまでだし、亜紀に文句は言うのはお門違いに成るだろう…!」
「亜紀は亜紀の意思で、俺との関係を望んでいるのだから!!」

「松田達からの攻撃を受けるのは亜紀では無く、俺が中心に成るだろう」
「間接的に『伊藤さんと別れろ!』と松田達は言うのか、クラスメイトが松田の言葉で結託して俺を無視するか、机に落書きや俺の物を、何処かに隠すとかが考えられる……」

「……武蔵君の中では、女子がする嫌がらせが中心で有って、暴力的なことは受けないと予想するわけ?」

 亜紀は澄ました表情で俺に言うが、川本キッドや中田が出て来ない限り、暴力を使った嫌がらせは無いと俺は感じる。
 俺のクラスをまとめている松田だが、川本や中田の後ろ盾が無ければ、恐るるに足らずである。

「松田は面倒くさい奴だが、喧嘩が強いわけでは無いし、タイマンに持ち込めば俺でも勝つことが出来る!」

 俺は亜紀の前で、少しかっこ付けて言う。
 だけど、亜紀は澄ました表情のままで有って、表情を緩めることは無かった!?
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