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第4章 高等部先輩と後輩
第379話 虹心と勉強会? その2
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勉強会……普通の勉強では無く、反省会に近い物で有る。
虹心の言葉からして、俺の今後の恋愛対策を練るのだろう。
だが、虹心の言葉から“勉強会”の言葉が出て来るとは……
「けど、これは勉強会では無く、作戦会議と言う方が良いかもね!」
「兄ちゃんが……誰を目標に決めるかの…!」
虹心は何処かの参謀かと、言いたく成るぐらいの表情で言う。
その言葉の後。虹心は真剣な表情で俺に言い始める!
「兄ちゃん!」
「其処に、クッションが用意して有るから其処に座って!!」
「私は、机の椅子に座るから!!」
「……」
虹心は、兄にお願いの表情では無く命令口調で言う!
虹心の、この態度も慣れた者で有る!?
俺は虹心に言われた通りに、虹心が用意したクッションに座る。
クッションが用意されているという事は、俺と陽葵先輩の内容を虹心は聞く気満々で有ったのだが、趣旨が変わってしまう!///
虹心も学習机に備わっている椅子に座り、俺の方へ椅子を回転させる。
『キィ…』
俺の方へ椅子を向けた虹心は、少し真面目な表情で俺に聞き始める。
「じゃあ、早速聞くけど……」
「兄ちゃんはさ……今でも、伊藤さんは好きなの?」
「まぁ……好きと言えば、好きだけど…///」
俺は言葉を濁しながら虹心に言う。
虹心は理解を示した表情で、俺に言葉を続ける。
「分かった……じゃあ、兄ちゃんの第一目標は伊藤さんなんだね!」
「第一目標って……虹心。伊藤さんは空母や攻撃目標では無いぞ!///」
俺は眉をしかめながら虹心に言うが、虹心は穏やかな表情で俺に言い始める。
「そうかも知れないけど、兄ちゃんには複数の人が居るからね!」
「小鞠ちゃんに始まり、伊藤さん!」
「新倉先輩や譲羽先輩……そして、最後は私♪」
最後の言葉は笑顔で言う虹心!?
虹心を、俺の恋人候補に入れてどうする!?
虹心は澄ました表情に変わって、俺に言葉を続ける。
「でもさ、兄ちゃん!」
「伊藤さんと確実に、関係が深められるわけでは無いでしょ!」
「松田さんやその仲間が、兄ちゃんと伊藤さんの邪魔して来ることだって有り得るのだから!」
(流石、虹心だな…。俺が言わずとも、俺の状況を完全に把握している!)
「だからさ、兄ちゃん!」
「伊藤さんが駄目だった場合も、考えるべきだと私は思うんだよ!!」
虹心はやや真剣な表情と、強めの口調で俺に言う。
伊藤さん以外の相手か……
俺は、悩んだ表情で虹心に話し始める。
「伊藤さんが駄目だった場合に備えると……やっぱり、陽葵先輩かな?」
「葉月学園一の美少女だし、俺は陽葵先輩とは面識が出来ているし、今日のデートで大分仲良く出来たから!」
俺は最後の文章を嬉しそうな表情で虹心に言うが、虹心は呆れた表情に変わって俺に言い始める!
「兄ちゃん…。伊藤さんでも大変なのに、此処で譲羽先輩を選ぶ~~?」
「敵としては、伊藤さんより遙かに多いでしょ!」
「私はてっきり……新倉先輩が、第二目標に来ると思っていたのに!///」
「うん……今日香ちゃんも魅力だが、俺が今日香ちゃんを目標にしてしまうと、新倉洋菓子店の跡継ぎ問題も、考えなければ成らない…!」
「それに虹心だって、今日香ちゃんは苦手の部類に入るだろ…?」
俺は真面目な表情で虹心に言うと、虹心は困った表情で俺に言い始める。
「えっと…。確かに新倉先輩は苦手の部類に入るけど……譲羽先輩よりかは、確率が遙かに上がると私は感じるのだけど…」
「確率か…!」
「確率で言えば、今日香ちゃんが一番だな!!」
「今日香ちゃんは俺のことを好意目線で見ているし、俺も今日香ちゃんは良いと感じる!」
「だが、俺は今の段階でパティシエの道に進む気は、更々無いのだよな!」
俺は穏やかな表情で虹心に言う。
虹心は、困った微笑み表情で俺に話し始める。
「兄ちゃんが、パティシエの道に進む気が無ければ、新倉先輩の優先度は下げるしか無いね!///」
「そうすると、無謀と分かり切っていても、第二目標は譲羽先輩か…!」
俺は短期間の間に、複数の女性と出会って関係を深めた。
人に優先順位やランク付けをしては駄目だが、人間と言う生き物は愚かで有った……
虹心の言葉からして、俺の今後の恋愛対策を練るのだろう。
だが、虹心の言葉から“勉強会”の言葉が出て来るとは……
「けど、これは勉強会では無く、作戦会議と言う方が良いかもね!」
「兄ちゃんが……誰を目標に決めるかの…!」
虹心は何処かの参謀かと、言いたく成るぐらいの表情で言う。
その言葉の後。虹心は真剣な表情で俺に言い始める!
「兄ちゃん!」
「其処に、クッションが用意して有るから其処に座って!!」
「私は、机の椅子に座るから!!」
「……」
虹心は、兄にお願いの表情では無く命令口調で言う!
虹心の、この態度も慣れた者で有る!?
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クッションが用意されているという事は、俺と陽葵先輩の内容を虹心は聞く気満々で有ったのだが、趣旨が変わってしまう!///
虹心も学習机に備わっている椅子に座り、俺の方へ椅子を回転させる。
『キィ…』
俺の方へ椅子を向けた虹心は、少し真面目な表情で俺に聞き始める。
「じゃあ、早速聞くけど……」
「兄ちゃんはさ……今でも、伊藤さんは好きなの?」
「まぁ……好きと言えば、好きだけど…///」
俺は言葉を濁しながら虹心に言う。
虹心は理解を示した表情で、俺に言葉を続ける。
「分かった……じゃあ、兄ちゃんの第一目標は伊藤さんなんだね!」
「第一目標って……虹心。伊藤さんは空母や攻撃目標では無いぞ!///」
俺は眉をしかめながら虹心に言うが、虹心は穏やかな表情で俺に言い始める。
「そうかも知れないけど、兄ちゃんには複数の人が居るからね!」
「小鞠ちゃんに始まり、伊藤さん!」
「新倉先輩や譲羽先輩……そして、最後は私♪」
最後の言葉は笑顔で言う虹心!?
虹心を、俺の恋人候補に入れてどうする!?
虹心は澄ました表情に変わって、俺に言葉を続ける。
「でもさ、兄ちゃん!」
「伊藤さんと確実に、関係が深められるわけでは無いでしょ!」
「松田さんやその仲間が、兄ちゃんと伊藤さんの邪魔して来ることだって有り得るのだから!」
(流石、虹心だな…。俺が言わずとも、俺の状況を完全に把握している!)
「だからさ、兄ちゃん!」
「伊藤さんが駄目だった場合も、考えるべきだと私は思うんだよ!!」
虹心はやや真剣な表情と、強めの口調で俺に言う。
伊藤さん以外の相手か……
俺は、悩んだ表情で虹心に話し始める。
「伊藤さんが駄目だった場合に備えると……やっぱり、陽葵先輩かな?」
「葉月学園一の美少女だし、俺は陽葵先輩とは面識が出来ているし、今日のデートで大分仲良く出来たから!」
俺は最後の文章を嬉しそうな表情で虹心に言うが、虹心は呆れた表情に変わって俺に言い始める!
「兄ちゃん…。伊藤さんでも大変なのに、此処で譲羽先輩を選ぶ~~?」
「敵としては、伊藤さんより遙かに多いでしょ!」
「私はてっきり……新倉先輩が、第二目標に来ると思っていたのに!///」
「うん……今日香ちゃんも魅力だが、俺が今日香ちゃんを目標にしてしまうと、新倉洋菓子店の跡継ぎ問題も、考えなければ成らない…!」
「それに虹心だって、今日香ちゃんは苦手の部類に入るだろ…?」
俺は真面目な表情で虹心に言うと、虹心は困った表情で俺に言い始める。
「えっと…。確かに新倉先輩は苦手の部類に入るけど……譲羽先輩よりかは、確率が遙かに上がると私は感じるのだけど…」
「確率か…!」
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「だが、俺は今の段階でパティシエの道に進む気は、更々無いのだよな!」
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「兄ちゃんが、パティシエの道に進む気が無ければ、新倉先輩の優先度は下げるしか無いね!///」
「そうすると、無謀と分かり切っていても、第二目標は譲羽先輩か…!」
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