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第4章 高等部先輩と後輩
第328話 真優美さんに送って貰う その2
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(陽葵先輩は『不思議ちゃんか……』)
俺はそう感じるが伊藤さん同様。陽葵先輩も謎多き人だ……
(陽葵先輩は明確な趣味を持っていないと聞いているし、何が目的で生きているのだろうか?)
(伊藤さんのように、上位大学を目指しているのかな??)
陽葵先輩は学園一の美少女で有るが、その分ベールに包まれている部分も多い。
俺はもう少し、真優美さんに陽葵先輩の事を聞いてみようと思った。
「真優美さん!」
「陽葵先輩は普段、どんな生活をしてるのですか?」
「普段!?」
「そんなの……別に普通だよ。三國君……」
俺は尋ねる表情で真優美さんに聞いたが、真優美さんは口調を“こわばらせて”言う!
俺の、質問仕方が不味かったようだ。
俺は気を取り直して再度。尋ねる表情で真優美さんに聞く。
「真優美さん。少し、曖昧すぎました……///」
「陽葵先輩は、何か夢とか目標を持っていますか?」
「陽葵の夢や目標…?」
「う~ん……小学生の頃は、アナウンサーに成りたいとか言っていたけど、今は知らないわね~~」
真優美さんは少し困った口調で俺に言う。
俺には仲が良い姉妹に見える、真優美さんと陽葵先輩で有るが、プライベートの奥底までの関係では無いようだ。
(だが、俺も考えてみれば……虹心は別だが、兄(航平)の事は知っているよう知らない…)
(兄は“そこそこ”の大学を出たのに、何故か近隣の工場を選んだ!!)
三國家の場合は家族の尊重より、個人の尊重を優先する為、兄が就職活動をした時。俺の両親は兄に指図を出す事は無かった。
兄の意志で、近隣の工場を選んで就職した訳だが、兄はその分野に強く興味を持っていた感じはしなかった。
(俺と虹心が、少し異常なんだよな!)
(兄妹なのに、性行為二~三歩手前の行為をして、俺のことを全て知り尽くしているかと言う位、虹心は俺の事を知っている!!///)
(けど……俺は虹心の事を、全て知っているようで知らないな!?)
(虹心の大親友は小鞠ちゃんで有って、学園(中等部)カーストは上位に入るまでしか知らない…)
家での虹心は全て知っているが、学園での虹心は半分ぐらいしか知らない。
虹心は演劇部の幽霊部員で有るが、幽霊部員の癖に演劇部の居心地は良いと言う!!
(虹心は俺より空気が読める妹だから、きっと上手にやれているのだろう…)
俺はそんな事を思っていると、真優美さんが落ち着いた口調で声を掛けてくる。
「三國君!」
「そろそろ、三國君の家に着きそうだけど……何処で停まろうか?」
「あっ、では……この前と、同じ場所でお願いします!!」
「この前と同じ場所!?」
「あぁ……彼処ね!!」
俺は澄ました表情で真優美さん言うが、俺の伝え方が悪かった為。真優美さんは一瞬困った口調で言うが、直ぐに理解してくれた。
少し道が広く成った場所で、真優美さんが運転する車はハザードランプを点灯させて停車する。
「送って貰って、ありがとうございます!」
「真優美さん!!」
俺は車外に出て、真優美さんに和やかな表情でお礼を言う。
真優美さんも和やかな表情で、俺に言い始める。
「ううん。こちらこそ、呼び出してごめんね!///」
「気に成った事が有れば、どんどん私のRailに連絡してね!!」
「陽葵と相談して、大まかな日時が決まったら、三國君に連絡するからそれまで待っていてね!!」
「じゃあ、お休み。三國君!!」
「あっ、はい。分かりました。真優美さん!」
「真優美さんこそ、気を付けて帰ってください!!」
「ありがとう~~。じゃあねぇ~~♪」
「三國君!!」
俺は和やかな表情で真優美さんに言うと、真優美さんは子どもの様な笑顔と口調で別れの挨拶の後。車を発進させて俺から離れて行った……
俺はそう感じるが伊藤さん同様。陽葵先輩も謎多き人だ……
(陽葵先輩は明確な趣味を持っていないと聞いているし、何が目的で生きているのだろうか?)
(伊藤さんのように、上位大学を目指しているのかな??)
陽葵先輩は学園一の美少女で有るが、その分ベールに包まれている部分も多い。
俺はもう少し、真優美さんに陽葵先輩の事を聞いてみようと思った。
「真優美さん!」
「陽葵先輩は普段、どんな生活をしてるのですか?」
「普段!?」
「そんなの……別に普通だよ。三國君……」
俺は尋ねる表情で真優美さんに聞いたが、真優美さんは口調を“こわばらせて”言う!
俺の、質問仕方が不味かったようだ。
俺は気を取り直して再度。尋ねる表情で真優美さんに聞く。
「真優美さん。少し、曖昧すぎました……///」
「陽葵先輩は、何か夢とか目標を持っていますか?」
「陽葵の夢や目標…?」
「う~ん……小学生の頃は、アナウンサーに成りたいとか言っていたけど、今は知らないわね~~」
真優美さんは少し困った口調で俺に言う。
俺には仲が良い姉妹に見える、真優美さんと陽葵先輩で有るが、プライベートの奥底までの関係では無いようだ。
(だが、俺も考えてみれば……虹心は別だが、兄(航平)の事は知っているよう知らない…)
(兄は“そこそこ”の大学を出たのに、何故か近隣の工場を選んだ!!)
三國家の場合は家族の尊重より、個人の尊重を優先する為、兄が就職活動をした時。俺の両親は兄に指図を出す事は無かった。
兄の意志で、近隣の工場を選んで就職した訳だが、兄はその分野に強く興味を持っていた感じはしなかった。
(俺と虹心が、少し異常なんだよな!)
(兄妹なのに、性行為二~三歩手前の行為をして、俺のことを全て知り尽くしているかと言う位、虹心は俺の事を知っている!!///)
(けど……俺は虹心の事を、全て知っているようで知らないな!?)
(虹心の大親友は小鞠ちゃんで有って、学園(中等部)カーストは上位に入るまでしか知らない…)
家での虹心は全て知っているが、学園での虹心は半分ぐらいしか知らない。
虹心は演劇部の幽霊部員で有るが、幽霊部員の癖に演劇部の居心地は良いと言う!!
(虹心は俺より空気が読める妹だから、きっと上手にやれているのだろう…)
俺はそんな事を思っていると、真優美さんが落ち着いた口調で声を掛けてくる。
「三國君!」
「そろそろ、三國君の家に着きそうだけど……何処で停まろうか?」
「あっ、では……この前と、同じ場所でお願いします!!」
「この前と同じ場所!?」
「あぁ……彼処ね!!」
俺は澄ました表情で真優美さん言うが、俺の伝え方が悪かった為。真優美さんは一瞬困った口調で言うが、直ぐに理解してくれた。
少し道が広く成った場所で、真優美さんが運転する車はハザードランプを点灯させて停車する。
「送って貰って、ありがとうございます!」
「真優美さん!!」
俺は車外に出て、真優美さんに和やかな表情でお礼を言う。
真優美さんも和やかな表情で、俺に言い始める。
「ううん。こちらこそ、呼び出してごめんね!///」
「気に成った事が有れば、どんどん私のRailに連絡してね!!」
「陽葵と相談して、大まかな日時が決まったら、三國君に連絡するからそれまで待っていてね!!」
「じゃあ、お休み。三國君!!」
「あっ、はい。分かりました。真優美さん!」
「真優美さんこそ、気を付けて帰ってください!!」
「ありがとう~~。じゃあねぇ~~♪」
「三國君!!」
俺は和やかな表情で真優美さんに言うと、真優美さんは子どもの様な笑顔と口調で別れの挨拶の後。車を発進させて俺から離れて行った……
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